記事一覧
奥能登のこと(二)=能登半島地震被災者支援(緊急)=
『今日は初お風呂!
1時間待ちだったけど、気持ちよかった~』
村上ゆりさんより、連絡が入りました。
1軒だけ再開された銭湯と自衛隊のお風呂に久しぶりに入ることができて リフレッシュされた様です。
活気がありすぎて楽しかったです!!と、集落の人だけでなくそれぞれ珠洲で暮らすみんなに会えたと、とても嬉しい時間だったことが短いやり取りの中で伝わってきました。
過疎地はちょっと距離あるお隣さん
奥能登のこと(一)=能登半島地震被災者支援(緊急)=
奥能登について、ゆっくり書きたいと思っておりました。
1話で輪島塗について触れました。
元日のことがあり、すぐに取り組むことができませんでした。
何かできることはあるかと思案しておりました。
奥能登でお世話になっている一家が2次避難しておりましたが、
このたび珠洲生活の再建を目指すことになりましたので微力ではありますがサポートしたいと思い、緊急的に支援記事を挟むことにいたしました。
様々な呼び掛
高島扇骨近江扇子のこと
手織り真田紐や政所茶の地元の方に伝統工芸品の話をしていたとき、ふと
「まぁ、扇子とかもそうなんよね。高島の扇子が日本の扇子の殆どをカバーしてるってね」
え?なんですかそれは。
早速、2009年製のナビを琵琶湖の対岸にある高島市にセットしました。
日本土産といえば『扇子』は代表的な工芸品のひとつ。
でも、日本製の扇子はとても少ないです。
過去筆者がギフト用に扇子を探していたときは本当に苦労したのを
幻の銘茶のこと(七)政所のくらし
「お米もここ美味しいんよ」
近江米は有名ですが、山側で育つ竜王のお米は山からの水で育つので更に美味しいそうです。
「あっためたろか?」
「いえ、冷たいままで!」迷わず言いました。
美味しいお米は冷えた時にその味が出ます。
喜代美さんが朝炊いておひつに入れておいたというごはんを出してくださいました。
至福・・・
何気なくされている政所の生活が、なんだか地に足がついていてホッとして
そしてお洒落に
幻の銘茶のこと(六)秘境政所の謎
政所の謎
永源寺の先では、日本最古級と言われている 母体 の 土偶が発見されています。
1万年ほど平和な暮らしが続いたと言われる、縄文時代草創期のものだそうです。
山の奥深い小さな集落に『政所』と名付けられた地名。
気を付けてみないと見落としてしまいそうな小さな神社に刻まれた紋。
そこにはたくさんのお能面と衣装がありました。
このあたりは惟喬親王開祖『木地師』発祥の地です。
かつて、一般に使用を
幻の銘茶のこと(五)最高級銘茶
宇治は茶所、茶は政所
政所の茶樹は『実生・在来種』という日本古来のもので、日本茶の栽培としては約2%だそうです。
室町時代からの茶樹を今でも引きついで育てられていて、当時の味と言ってもいいのではないでしょうか。
茶葉に厚みがあり、害虫に強いため農薬を必要としません。
茶樹の植え替えが無いので、しっかりと根を張り栄養を吸い上げるのでミネラルも豊富にあります。茶樹それぞれに個性があるためお世話は大変
幻の銘茶のこと(四)きの花政所紅茶
きの花政所紅茶
「これがな、自信作やねん。どやろ」と
満面の笑みで出してくださったのは、
お紅茶でした。
え、紅茶好きです。
でも、苦手です。
どうしても当たりはずれといいますか、私感なのですが
渋くて刺激的な味わいのものが多く、本当に美味しいと印象に残っている
紅茶は奈良のホテルで頂いたものでしょうか。
何度も購入していますが、
ギャンブル感強めのジャンルなのですよね。
いただくときはホ
幻の銘茶のこと(三)春夏平番茶
稀少なきの花の春平番茶と夏平番茶
「これはどぅ?きれいやろ。私、これも好きやねん」と川上さん。
湧き水で程よく冷えたお番茶を出してくださいました。
美しい山吹色のお茶でした。
とても香が高く、そして優しくて
ごくごく頂けて、喉の渇きを潤してくれます。
川上さんの『平番茶』はそのとおり、平の茶葉です。
他所にはない非常にめずらしいお番茶です。
軽く崩して
熱湯で気軽に淹れられること、
カフェ
幻の銘茶のこと(一)出逢い
お茶の発祥地と聞いて向かった滋賀県。(諸説あるそうです)
延々続く整然と植えられた茶畑を横に見ながら期待に胸が膨らみます。
各お茶農家から茶葉を直接仕入れて商品をつくっている専門店へ足を運びました。
お茶を頂きながら国外への発送も考えたい旨をつたえると
「それは難しいですな」
聞けば、現在国内で栽培されているお茶は農薬の使用があり、
基準値を超える日本のお茶は、基本EUなどへの輸出は規制がある