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連載小説、次を読ませるには? <小説の書き方>
今週からnote創作大賞に『紫に還る』というファンタジー小説を応募しています。
毎日、連載という形で公開しているのですが、その合間に他の方の作品も読ませていただいています。そこで気づいたことを書いてみます。
前提になりますが
一回に公開する文章の量
基本的にはシーンごとに節という区切りをつけていますので、それが公開の単位になります。私の場合、一つのシーンは3000~5000字になります。これ
【小説】俺の自作同人誌が全社員に晒された件【月刊アート・プロジェクト】
毎月、皆さんに決めて頂いたお題でYeKuが何かしらの創作をするという企画をやっております!
6月のアンケート結果と共に今月の創作をお届けします。
アンケート結果今回のアンケート結果は、以下のようになっております!
※太字が決定
テーマ
無限の探求
失われた楽園
運命の交差点✨
静寂の中の声
夢の中の現実
モチーフ
「羽」 - 軽やかさや自由、天使や妖精などの象徴として。
「鎖」 - 束
【短編小説】ネコとキーコの青い空(第三話)
キンモクセイの香りの下で
次の日も雨だった。白い水しぶきがガレージの屋根から滝のように落ちていく。コンクリートをたたく雨音が、ネコの心をいっそう憂鬱にさせていた。
(キーコは今頃どうなっているのだろう。まったく哀れなものだ。まあ、なんにしても別におれには関係ない。どうでもいいことだからな)
ネコは横になり、大きな体を固く丸めると、小さく息を吐いて目をつむった。
それから雨は数日続き、
【短編小説】ネコとキーコの青い空(最終回)
ずっとそばにいてあげるから
その夜、ふたりはまた同じ家のコンテナで一晩過ごすことにした。夜明け前、ネコはぐっすり眠っているキーコを残して、そっと出かけていった。
空気が湿っている。雨になるのかもしれない。ネコはこの辺りの猫たちが集まる公園へ急いだ。もう家に戻るだけなので、今さら集会に顔を出すこともないのだが、ここで一番のボスである昔馴染みの猫に、久しぶりに会っておこうと思ったのだ。堂々とした風
【連載小説】ライトブルー・バード<15>sideサトシ④
↓前回までのお話です↓
↓そして登場人物の紹介はコチラ↓
↓更に超簡単相関図はコチラ↓
放課後の昇降口は帰宅する生徒と部活に向かう生徒が入り交じり、 学校独特のカオスを作り出していた。
井原サトシはその中を仏頂面で立っている。
山田カエデが一軍グループを抜けてから3日が過ぎた。「何かあったら俺に言え」とあれほど釘を刺したのに、その後の彼女はサトシに何も報告をしてこ