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2019年2月の記事一覧

子どもの英語習得における地獄

子どもの英語習得における地獄

本記事は、米国オレゴン州ポートランドを中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(加筆含む)です。通常、1記事150円~200円ですが、今回に限り、全文無料で公開しようと試みましたが、note有料マガジン内にて1記事のみ無料とすることはできませんでした。よって今回は、無料範囲を限りなく末尾まで広げるという方法によって、無料公開を実現させることとしました(

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マーブル・チョコレート

マーブル・チョコレート

銀色の包み紙を解き、露になった茶色い粒。
唇でそっと咥えて口移す。

互いの熱で溶けて流れ込む2つの液体を何回かに分けて飲み込む。

火のついた煙草の先端がずいぶんと首を垂れているのを横目に見るも
絡まり合う舌は動きを止めない。

次第に鈍り始める思考に反して、皮膚は敏感さを増していく。

リズムの狂った血流が、高鳴る鼓動と共に全身を駆け巡る。

嗚呼。

お前とこのまま

ぐちゃぐちゃに

溶け

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いろいろ試してるところ

いろいろ試してるところ

最近食欲がなくて元気が出ない。

原因がわからないのだけれど、最近生活習慣を変えたせいかもしれない。

私の今年の目標は、2つ。

①着付け講師の資格取得に向けての勉強

②仕事関係の資格を2つ取る

です。①はね、もう楽しくて楽しくて。

仕事終わった後でも着物着て教科書読んで。偉い。

ただ②が全然できてなかった。

試験2カ月前なのにやる気がなさすぎて何もやってない。

これはいけませんねっ

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多くの人に

多くの人に

おはようございます。きょうも書いていきます。

アーティストをアーティストたらしめるものは何か。そんなことをきのう、考えていた。それで、気になっていた個展を観にいく。たまに行く画廊だが、普段より人がいて盛況だった。

絵を見ていると、会話が耳に入ってきた。「美空ひばりだっておかあさんがマネジメントして…」その若いアーティストの関係者とみられる人たちが、今後について話しあっている。

ああ、アーティ

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始めなきゃ始まらない2019年#57.

始めなきゃ始まらない2019年#57.

こんばんは、アラフォーバリスタのsallyです。

最近、携帯を大手キャリアから格安SIMに変え、加えてあえて通信制限をかけているので読み込みが遅いこともあり必然的に通勤時間に携帯をいじることが減りました。

ゲームをするわけでもなく、自宅にはwifiがあるので特に困ったことはありません。いつも車内でダラダラといじっていましたが今はその時間が【読書】に変わりました。

今読んでいるのはこちらの本。

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なぜコードや理論を学ぶ必要があるのか

なぜコードや理論を学ぶ必要があるのか

どうも、作曲家のカスガです。

唐突ですが、音楽を趣味や将来の目標にする方の中には、こういうことを言う人が一定数います。

「難しいコードなんか使わなくても作曲できる!」
「理論の勉強なんか不要!感性が大事!」
「理論を覚えると感性が失われる!」

これは半分正解ですが、半分間違いです。

「難しいコードなんか使わなくても作曲できる!」

難しいコードを使わなくても作曲できますが、色々なコードを使

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抽象美術はなぜ生まれたのか?②

抽象美術はなぜ生まれたのか?②

前回のポストで、抽象絵画は「比較して鑑賞するものだ」と述べました。
何と比較するのかというと、「過去の美術表現との比較」です。
つまり、抽象絵画を楽しもうと思ったら、美術表現がこれまでたどってきた過去の変遷を知る必要があったわけです。
(この時点ですでにハードル高ぇ・・・とは自分でも思いますが)

ということで今回は、先日私が美術館の学芸員の方から聞いた話をもとに、私の理解と一部想像も踏まえつつ「

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信念が現在や将来の可能性を広げたり破壊したりする。 (AWAKEN THE GIANT WITHIN 第一部第四章)

信念が現在や将来の可能性を広げたり破壊したりする。 (AWAKEN THE GIANT WITHIN 第一部第四章)

アンソニー・ロビンズは、「信念が現在や将来の可能性を広げたり破壊したりする。」と述べています。

人生は、どのようなイベントが起きたかにより決まるものではありません。起きたイベントの解釈の仕方により決まるのです。

私たちは、何かイベントが起きた時2つの疑問を持ちます。
 1、このイベントは苦しみなのか喜びなのか
 2、苦しみを避け、喜びを得るために何をしなければならないのか
そして、これらの疑問

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65.私はなんにも「知らない」、2019年2月24日(日)

65.私はなんにも「知らない」、2019年2月24日(日)

「私はなんでも知っている」

と言う人に出会ったことがある。こんな改まった言い方ではなくて、

「俺はねえ、何でも知ってる。知らないことの方が少ないんじゃないかな」

という言い方だった。その言葉に、私はなんだか違和感のような不快感のような気持ちになった。もやっとした。

ざっくばらんに言うと、「いやいやいやいや」と心の中でツッコんだ。タモリさん風に言うと、「んなこたあない」てな具合で。

私は興

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おわりのデート3

おわりのデート3

おはようございます。きのうのつづきです。

時間は流れる。僕らはなにか積み重ねてきただろうか。家では子どもたちが待っている。十年ぶりに二人で歩く湾岸の夜は月が照っていた。紺色と黒を溶かしたような空の下にコンサートの会場が見える。無機質なコンクリートの建物は、ぼうっと光を帯びていた。

列は外まで続いていた。僕がチケットをスマホで出そうとすると、彼女が「ねえ、写真撮ろう」と言った。こんなときに写真か

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家の近くで火事が起きた

家の近くで火事が起きた

おそらく消防車のサイレンの音は、しばらく鳴っていたのだろう。でも夢中になってスマホで調べ物をしていたから気が付かなかった。そういうときってないだろうか。物理的に耳が音をキャッチしているはずなのに、意識には上がっていないとき。

徐々にサイレンの音を脳が意識し始める。ああ、どこかで火事があったんだなあ。目はスマホの文字を追ったままだ。

でもしばらく経っても一向に音は鳴り止まない。どんどんけたたまし

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男だから、40歳だから。

男だから、40歳だから。

会社で自分は必要なのか?、存在価値はあるのか?
そう、悩まれているクライアント。

職場の人間関係について、『不満』や『弱音』を吐けない……

いや、吐いてはいけない。カッコ悪い……

そういう固定観念は中々拭えないし、個々の細かい背景があるから、友人知人では共感されにくい。

まして職場で、『孤立』しているなら、なおさら。

取引先との関係は良好、仕事そのものも好きなのに、職場の人間関係で頭を悩

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