フリーライダー

ビジネス。自己実現。特に、英語で出版されている本を紹介していきます。

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最近の記事

史上最強の哲学入門 飲茶

 哲学に興味はあるけれど、文章が難しすぎて理解できないかなと考える人が多いいと思います。しかし、飲茶さんの書いた「史上最強の哲学入門」はとても読みやすい文章で書かれていて分かりやすいです。この本では、哲学者を4つのカテゴリーに分けて、それぞれのカテゴリーでの著名な哲学者を紹介しています。ここでは、その4つのカテゴリーの中で特に興味深かった哲学者を取り上げていきます。  まず、この本では哲学者を「真理の「真理」」、「国家の「真理」」、「神様の「真理」」、「存在の「真理」」の4

    • アイデアのちから チップ・ハース

      私たちは、仕事において様々なアイデアを出すことが求められています。 しかし、自分なりにとても良いアイデアが思い浮かんだと思っても、採用されなかった経験をした人は多いのではないでしょうか。 この本では、自分のアイデアをいかにして相手に伝えるかについて書かれています。 私たちは皆、何らかの専門家であると思います。 実は、その専門性が自分のアイデアを伝える上で足を引っ張っているのです。 この本では、そのような現象を「知の呪縛」と呼んでいます。 この「知の呪縛」を打破するには、アイ

      • あなたに金持ちになってほしい(ドナルド・トランプ、ロバート・キヨサキ)

        アメリカ大統領であり不動産王であるドナルド・トランプと、「金持ち父さん貧乏父さん」で知られるロバート・キヨサキの二人の金持ちが金持ちになるための秘訣について語っています。 ドナルド・トランプは、テレビ番組を使って、ロバート・キヨサキは、本や講演などを通して今までファイナンシャル教育の重要性を唱えてきました。 二人の思いは、ファイナンシャル教育を通して、できるだけ多くの人が金持ちになることであるということです。 ぜひ、金持ちになりたい人は読んでみて下さい。 1, なぜドナルド

        • オススメの投資法 ウォール街のランダム・ウォーカー第12~14章

          「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、おすすめの投資方法を書いています。 アセット・ミックスアセット・ミックスとは、株式や債券や不動産などの資産をどのようなバランスで持つかというものです。中・長期で投資をするときの約90%は、アセット・ミックスで決まると言われています。 アセット・ミックスを考えるとき、主に3つのことに注意をする必要があります。 1、リスク リスクとは、市場の歴史を振り返れば常にリターンと表裏の関係にあります。リスクが高い商品は必ずリターンも大きいこと

        史上最強の哲学入門 飲茶

          投資の技術 ウォール街のランダム・ウォーカー第8~11章

          この章では、投資のテクノロジーについて述べています。 特に、分散投資、「β」という指標、行動ファイナンスと効率的市場理論についての重要性を示しています。 1,分散投資分散投資が賢明な投資であることを数学的に証明したものを現代ポートフォリオ理論といいます。 この理論では、分散する株の相関関係が低くなるほど分散投資によるリスクが減るというものです。特に、逆相関のある商品に分散投資することでリスクを大幅に減らすことが出来るというものです。 個別銘柄を買う時には、多くの種類の銘柄を

          投資の技術 ウォール街のランダム・ウォーカー第8~11章

          プロ投資家の通信簿 ウォール街のランダム・ウォーカー第5~7章

          個人投資家は、証券会社やヘッジファンドの投資家は、ものすごい成績を上げているのではないかと考えている人が多いいと思います。 では、実際にプロの投資家はどのくらいの成績を上げているのでしょうか? この章では、プロの投資家の投資成績を評価しています。 まず、テクニカル分析とファンダメンタル分析について説明し、実際にどのくらい優位性があるかを説明します。 1,テクニカル分析テクニカル分析は、株価の動き方を見ながら今後の株価を予想する分析方法です。チャートを見ながら投資をすることか

          プロ投資家の通信簿 ウォール街のランダム・ウォーカー第5~7章

          株式市場の狂気 ウォール街のランダム・ウォーカー第2~4章(バートン・マルキール)

          ウォール街のランダム・ウォーカーでは、異常な投機ブームを学ぶことで投機の危険性について述べています。 バブルに限って言えば、砂上の楼閣理論でうまく説明することが出来ます。 しかし、バブルの状態で大衆心理を先取りして儲けようとすることは非常に危険なことでもあります。 ここでは、元祖バブルであるチューリップ・バブルについて説明した後、バブルにおいて株価を急騰させる原因について述べます。 1,元祖バブル元祖バブルは、オランダのチューリップ・バブルだと考えられています。 チュー

          株式市場の狂気 ウォール街のランダム・ウォーカー第2~4章(バートン・マルキール)

          二大学派による仁義なき戦い ウォール街のランダム・ウォーカー第1章(バートン・マルキール)

          私たちは、一般の投資家はとてもプロの投資家にはかなわないと思っている人が多いいと思います。 しかし、「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、個人投資家は、専門家以上に優れた運用成果を上げることが出来ると述べられています。 そもそも、ランダム・ウォークとは、「過去の動きからは、将来の動きや方向性を予想することは不可能である」ということを意味する言葉です。 いくらプロの投資家がチャートを読み解いたところで短期的に株価を予想することはできません。 このランダム・ウォークの中では

          二大学派による仁義なき戦い ウォール街のランダム・ウォーカー第1章(バートン・マルキール)

          ウォール街のランダム・ウォーカー バートン・マルキール

          今回から、投資の本としては古典中の古典である「ウォール街のランダム・ウォーカー」について解説していこうと考えています。 「ウォール街のランダム・ウォーカー」は、約50年前に初版が発行された本で、株式トレーダーの間ではバイブルとなっている本です。 何回かに分けて要約していきますが、何回目から読んでも分かるように書いていくつもりなので、ぜひ読んでください。 第一部 株式と価値 1,株式投資の二大流派 2,市場の狂気 3,株価はこうして作られる 4,二十一世紀は巨大なバブルで始ま

          ウォール街のランダム・ウォーカー バートン・マルキール

          お金は友達? お金の学校(勝間和代)

          私たちは、お金と無縁な生活を送ることが出来ません。 お金と上手に付き合っていくことが大切です。 そこで、今日は、お金についての本を紹介します。 この本は、勝間和代さんがリーマンショック後に4人の識者と対談したものをまとめたもので、投資の怖さやリスクとの付き合い方について感じられる本です。 皆さんも読んでみて下さい。 1,金融リテラシーお金や投資について学ぶにあたり、リスクについて知らなければなりません。リスクというのは、漠然と「危険度」を指すものではありません。リスクという

          お金は友達? お金の学校(勝間和代)

          なぜオックスフォードは世界一の大学なのか コリン・ジョイス

          おはようございます。 フリーライダーです。 今回は、教育関係の本について紹介します。 私は、現在、家庭教師として学生を教える立場にいるので、教育関係の本も時々読んでいます。 そこで、今回は、コリン・ジョイスさんの「なぜオックスフォードは世界一の大学なのか」を紹介しようと考えています。 オックスフォードは、とても優秀な人材を輩出することで知られているので、その制度を学びたいと思いこの本を読んでみました。 学生への教育だけでなく、会社での部下に対する教育などにも応用できると思

          なぜオックスフォードは世界一の大学なのか コリン・ジョイス

          人との出会いが人生を決める 自助論9,10章

          自助論では、人との出会いがその人の人生を変えると述べています。 人間性を育てるときには、誰を模範とするかが大切です。 どのような本を読むよりも、一人の尊敬できる人との出会いが人生を大きく変えていきます。 特に、若い人は、お互いを引き付けあう力が強く朱に交わりやすいので、誰を友達とするかが重要です。 友達や師とするのは、人望や人格が優れた人にするべきであり、同時に自分も人望や人格を向上させていくことが必要です。 そのためには、外見と中身を一致させなければいけません。 そして

          人との出会いが人生を決める 自助論9,10章

          自立しよう 自助論6~8章

          私たちの多くの人は、自由に暮らしたいと思っています。 しかし、自由に暮らすためにはそれ相応の責任を取る必要があります。 「自分の人生に責任を取り、自由に暮らすこと。」こそ自立するということなのです。 真の自立を勝ち取るには、個々人が倹約と将来への備えに励むことが一番大切です。 十分なお金の蓄えがなければ決して自立することはできません。 お金を稼ぐうえで仕事を行いますが、自助論では、マルチタスクを推奨していません。 多くの仕事を処理する一番の近道は、一度に一つしか仕事をしな

          自立しよう 自助論6~8章

          意志と活力 自助論四、五章

          自助論では、意志と活力の重要性について書いています。 どんな分野であれ、成功に必要なのは秀でた才能ではなく決意です。 あくまで精一杯努力しようとする意志の力なのです。 人間の意志は、方向などお構いなしにしゃにむに突き進んでいこうとします。 私たちは、意志に正しい目標を与え、適切な方向に舵を取らせるようにすることが大事なのです。 イギリスの奴隷制度廃止を行ったファウエル・バクストン庶民院議員は、幼少のころ、学校ではちっとも勉強をせず、劣等生で怠け者だと思われていました。

          意志と活力 自助論四、五章

          コツコツと努力を続ければチャンスがやってくる 自助論二、三章

          あらゆる分野で名を成した人間は、あくなき勤勉と努力によって成功を勝ち得ています。 快活さを失わずに努力することは、成功と幸福への土台になります。 努力をするとき、自分に対してハードな課題を課しすぎてしまい、ついつい暗くなってしまうことがありますが、元気よく快活さを忘れずに行くことが大切です。 私たちは、固い決意があればたいていの目標を達成することが出来ます。 毎日1時間だけで良いので無駄に過ごしている時間を有益な目的のために使いましょう。 平凡な才能しかない人でも何か一つく

          コツコツと努力を続ければチャンスがやってくる 自助論二、三章

          自分の人生に責任を持つ 自助論 一章

          自助論の一章は、有名な言葉である「天は自ら助くる者を助く」から始まります。 私たちは、人助けをすることは良いことだと思っているかもしれません。 しかし、過度な人助けはその人のためにならず、自分で自分を助けようとする精神こそが大事なのだとスマイルズは述べます。 一番いいのは、何もしないでほっておくことなのかもしれません。 自助の精神において重要なことは、一生懸命に働いて節制に勤めて、人生の目的を真面目に追及していくことです。 私たち一人一人が自助の精神をもって生きていくこと

          自分の人生に責任を持つ 自助論 一章