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雑文エッセイ日記コラムプロレス諸々

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その名の通りです。
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2021年11月の記事一覧

「賢者に転職した遊び人」は幸せか?

「賢者に転職した遊び人」は幸せか?

我が家ではスーパーファミコンがいまだに現役です。

最近は「ドラゴンクエスト3」を遊んでいます。すでにゾーマを倒し、裏ボスのしんりゅうも24ターンで撃破しました。

子どもの頃、私の両親はファミコンを買ってくれませんでした。欲しくて仕方なかったです。中でも「ドラクエ」シリーズは最も憧れた作品で、いつか思う存分プレイしたいと願っていました。あまりに好き過ぎて、友達の家で遊んで得た知識と本で読んだ情報

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「知識」を「知恵」に育てたい

「知識」を「知恵」に育てたい

職場の新書担当に「何か良さげな新刊ある?」と訊かれたので↓を勧めました。未読ですがAmazonで内容紹介を見て興味を惹かれていたのです。入荷したら買おうかな?

落語を生で見たことは一度もありません。業界の事情も詳しくは知りません。漫画「どうらく息子」をコミックスで集めていて、あとは立川談春「赤めだか」を読んだくらい。前座時代の苦労話が刺さりました。私も営業会社で働いていた時代に少なからず体験した

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いまの「一瞬」で覆る

いまの「一瞬」で覆る

会社として新日本の方が大きいのはたしかです。観客動員数や知名度も上でしょう。

ただ棚橋選手の「ノアが自分たちよりもいい試合をしているのなら、自分たちよりもたくさんお客さんが観に来ないとおかしい」という主張には頷けません。書店でも素晴らしい本がつまらない本よりも売れるとは限りませんから。

いい仕事をしても必ず高評価で報われるわけではない。新日本もかつてはそうでした。棚橋選手と後藤選手が2007年

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「セオリー」の功罪

「セオリー」の功罪

興味深い采配でした。

初戦に逆転サヨナラ打を喫したヤクルトの守護神マクガフ投手。普通なら「短期決戦だから調子の悪い選手は使えない」となるところ。でも高津監督は第3戦でも彼をクローザーとして9回のマウンドに上げたのです。

どんな仕事でも「こういうときはこうする」というセオリーが存在します。書店員だったら「新刊は積むか面陳」「売れ行きが良ければ即注文」など。セオリーがあると考えないで済むし、誰かに

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いつからでも「人は変われる」

いつからでも「人は変われる」

え、そんなことありましたっけ?

デスぺ選手の所属する鈴木軍がノアに侵攻していたのは2015年の1月から翌年の12月。清宮選手のデビューは2015年12月。つまり他団体から乗り込んできた刺客がキャリア1年目の新人に負けたことになります。でもあったかもしれない。あったとしても不思議ではない。。。

前にも書きましたが2016年、ノアの後楽園大会を観戦した際、セコンドで悪さをしたデスぺ選手を前の席の人

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「半信半疑」のススメ

「半信半疑」のススメ

2011年にメキシコでデビューし、2019年から新日本プロレスに参戦。異国の地で長年生き抜いた苦労人の言葉は重いです。

どこの会社でも先輩や上司のアドバイスには様々なものがありますよね。私の実体験ですが、それらの中には「なるほど!」と目を開かせるものが必ず含まれています。人生の転機になる金言も。

一方で部下を己の好みに変えたがる人もいます。せっかく自分なりのやり方を掴みかけていたのに「それは違

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「ひとり焼肉」と「否定しない」論

「ひとり焼肉」と「否定しない」論

↑は7年前に書かれた女性向けの記事。たまたまネットで見つけました。

嗜好や考え方は十人十色。ドン引きする男性もいるのかな? 私は違います。なぜなら「ひとり焼肉」も「ひとり居酒屋」も大学生のころから普通にやっているから。女性が同じことをしても問題ないです。みんな気にしないでどんどんやればいいのに。

「ぼっち」とか言ってバカにする人もいるけど、まあまあ一度試してみて下さいよ。大勢で騒ぐよりもじっく

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合い言葉は「By Myself」

合い言葉は「By Myself」

2か月ぶりの復帰戦。諸々の雑念を捨てたかのような真っ白いコスチューム。飛び技で奇襲を仕掛け、遊びやアピールを排除してひたすら攻める。

しかしまさかの3分55秒で敗戦。。。

一瞬の丸め込みでいなしたヒロム選手にまだ余裕ありと映りました。でも相撲でたとえるなら、これは土俵際の突き落とし。YOH選手がギリギリまで押し込んだのは事実です。

一方、メインで勝った元パートナーのSHO選手は「いまのこの世

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「プロレスラー」と「書店員」の止揚

「プロレスラー」と「書店員」の止揚

名言来ました。

「考え方間違ってる奴いっぱいいるんだ」「何が間違ってるのかわかんない奴」「言われたことやるのなんて当たり前。そこから自分で価値を付け足せ」

会社にやれと言われたことをちゃんとやっている。なのに評価されない。何も間違っていないのに。そういうメンタリティの人、皆さんの周りにいますか? 私の職場にはいます。

デスぺ選手は「少し前の俺がそうだった」と正直にコメントしています。私も以前

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「不条理な日常」を吹き飛ばせ

「不条理な日常」を吹き飛ばせ

思い出すのは1998年の全日本プロレス。日本武道館で「世界最強タッグ決定リーグ戦」の参加チームが発表されたときです。

いくつか小さなどよめきが起き、「スタン・ハンセン&ベイダー組」で会場が大爆発しました。同年のドーム大会ですでに実現していたとはいえ、まさかまさかのドリームタッグ。欧州サッカーでたとえるなら、イブラヒモビッチとクリスティアーノ・ロナウドのツートップみたいなものです。

こういうリー

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「本物のスター」が秘める哲学

「本物のスター」が秘める哲学

楽しみしかないです。

一見ふざけているように映るけど、それは彼一流のパフォーマンス。根はメチャメチャ真面目。何も考えずに生きている宇宙人と見られるのが好きでありつつ、準備を怠ったり周囲への配慮を忘れたりするタイプではない。かつて巨人の槙原投手から打った「敬遠球サヨナラヒット」だってちゃんとコーチと相談し、練習していたからできたのです。

この人は一貫して「人気の割に実力は」と見られがち。大間違い

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「脱却」からの「復活」

「脱却」からの「復活」

いい表情をしていると思いませんか? 

元・阪神タイガースで現在は四国アイランドリーグplus・愛媛マンダリンパイレーツでプレイする伊藤隼太選手のYou Tubeです。

開幕戦で右肩に怪我をしたという話は聞いていました。思いのほか重症だったようです。↓によると今季の通算成績は12打数2安打。入団時には「圧倒的な数字を残してNPBに復帰する」と宣言していただけにかなり悔しいはず。

怪我は不運でし

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「最後の対決」と「人生哲学」

「最後の対決」と「人生哲学」

ロッテにはぜひ第1ステージを勝ち抜いて欲しい。能見投手と鳥谷選手の元・タイガース対決、ぜひ見たいです。

前回の対戦は何度も見返しました。変に馴れ合うこともなく、ピンと張りつめた空気の中で静かに向き合う姿に痺れました。この時期のプロ野球は無観客だったのですが、おかげで「一対一の果し合い」みたいな緊迫感が生じ、ふたりだけの世界を堪能できました。

ふたりとも基本的には「背中で見せる」「黙々とやるべき

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