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家族

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記事一覧

子の巣立ちを後押しする親、邪魔する親

子の巣立ちを後押しする親、邪魔する親

健康的な心を持つ親は、反抗期を迎えた我が子に手を焼きながらも、その反抗を子供の成長の証しと捉えます。

娘から「お父さんの汚れ物と私のは分けて洗濯して!」と言われたらショックですし、

息子から「うるせーな」と言われたらカチンとも来ます。

お父さんのお嫁さんになりたい、と言っていた娘が、たった数年で自分を、キモい、と言い、

キャッチボールをして、お父さんスゴい!と憧れの眼差しを隠さなかった息子

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君は恥ずかしい存在なんかじゃない

君は恥ずかしい存在なんかじゃない

もう15年程前になります。

私は当時、東京に住んでおり、事業に失敗して経済的にも精神的にも、どん底の状態にありました。

結果としては、この時のいわゆる、底打ち体験、があったから、自分と向き合うことが出来、

長く背負って歩いた、生きづらさ、を背中から降ろすことが出来た、と今は思っていますが、

当時は、苦しさの最中に在りました。

そんな時、同じく苦しみの最中でもがいている一人の男性と出会いま

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こころのデトックス 〜 家族のはなし 〜

こころのデトックス 〜 家族のはなし 〜

私自身が心の整理をするために……子供の頃と向き合い昇華させることが必要
そう考えて思い返していくことにしました。

ずっと目を背けていた思い返したくもない過去と向き合う勇気が出たのはフラワーエッセンスのお陰かもしれません。

私の心の悲鳴で、楽しい話は出てきません。
そういうの苦手って方はここで閉じることをオススメします。

祖母、父、母、2つ下の弟と7つ下の妹の6人家族でした。

曖昧ながら記憶

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母と私が紡いだ「魂の成長」という名の物語

母と私が紡いだ「魂の成長」という名の物語

母が逝った
桜咲く春の訪れを待たずして

母が余命宣告を受けてからの日々は
自分史上、最も過酷を極めた

冷静と感情の間で常に揺れ動き
出来ることは何でもやった

私には兄弟がいるが
私とは真逆な人間とだけ言っておこう

つまり、私は孤独な闘いを強いられた

次から次に訪れる大きな決断
しかし、自分が最後の砦
知恵を振り絞って、やり切るしかない

身内だろうと、公的機関だろうと
母の気持ちに寄り添

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詩作34 妻が小雨の日は傘をささないのと言った

詩作34 妻が小雨の日は傘をささないのと言った

妻が小雨の日は傘はささないのと言った。
濡れても良いのかと聞くと、それでも良いと言った。
私たちは二人で、相合傘を、しなかった。
でも、二人は仲良く、霧雨を楽しむ。
夫婦とは、何だろうと、その時思った。
それは、私も、決して傘をささなかったからだ。
私は、雨に濡れることを嫌ったし、折り畳み傘を常に持ち歩いていた。
しかし、傘はささなかった、その日に於いては。
二人は、同化し、もう1つの瞳を手にして

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子どもとお金『あたたかな家庭の子は、貯金ができる』

子どもとお金『あたたかな家庭の子は、貯金ができる』

ファイナンシャルプランナーのペペシです。

子どものお金教育を大人目線で考えると、どうしてもテクニック的なことを優先してしまう傾向にあるようです。

「お小遣いのあげ方は、どうしたらいいの?」
「どんなお小遣い帳を使ったらいいの?」
「無駄使いさせないためには、何を教えたらいいの?」

もちろん、子どものお金教育において、とても大切な要素ばかりです。
ただ、もっと大切なことが、子どもの金銭感覚を育

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生きづらさを創り出す親子関係に欠けたもの

生きづらさを創り出す親子関係に欠けたもの

機能不全家庭に於ける親子関係は、
心理的には逆転しています。

確かに物理的には、
親が子を養育しています。

ご飯を与えるのも、服を買い与えるのも親ですし、住まう家も親が建てたか買ったか、賃料を親が支払っているか、です。

機能不全家庭だからといって、物理的には、健やかな家庭と何ら変わるところはありません。

だから、他所から見ると、機能不全家庭は、健やかな家庭と見分けがつきません。

むしろ、

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自罰の子、他罰の親

自罰の子、他罰の親

自分で自分を罰する人も、

他人を罰する人も、

原因は、心の中にべったりと張り付いている、「自分は無価値だ」という思い込みです。

その無価値感の重さに耐えかねて、その場にうずくまってしまえば、自分で自分を嫌い、自分を責め、自分を罰する人になります。

自分を罰する人は、心が晴れることがありません。
ただそこに存在するだけで、自分は無価値だ、という感覚に支配されているのですから、心が晴れる筈があ

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私は毒親でしょうか?

私は毒親でしょうか?

「私は毒親でしょうか?」
そう尋ねるお母さんは少なくありません。

私は「毒親」と言う言葉は理由があって極力使わないのですが、

問い掛ける、苦しむお母さんは、大半が冒頭に記した様に「毒親でしょうか?」と尋ねられるので、今回はそのまま使いました。

何故、その言葉を使わないのか、は、別記事でお話ししようと思っています。

結論から言いますと、本当の意味での毒親であれば、自分は子供にとって良くない母

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東野圭吾「手紙」読書感想文

東野圭吾「手紙」読書感想文

ほとんどの受刑者が読む本ではないのか?

差入れ本の中では、この『手紙』がダントツに多かった。
1週間に1冊か2冊は、差入れされてるのを見かけていた。

2年目からは図書係も兼ねていたから、この本を目にする度に『また “ 手紙 ” が入っている』とずっと思っていた。

受刑者は、差入れされた本は必ず読む。
好きじゃないから読まない、なんてことはない。

本とは、これほどうれしく感じるものなのか。

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サラリと読んで運氣に乗る。note限定【月初めの独り言plus+】NOV.2020

サラリと読んで運氣に乗る。note限定【月初めの独り言plus+】NOV.2020

いつも私のささやかなチャリティー活動に
「読む応援」をいただき
本当にありがとうございます。

本題の前に、皆様からの応援が一つひとつ積み重なり
先月、こちらのお知らせを頂戴することができました。
皆様のご協力、ご支援に感謝いたします!

こちらの記事で皆様にお約束している
12月のクリスマス献金まであと少し!

今月の記事後半は、
特に「家族」をキーワードに
「ぐるぐる期」通過中の方向きかも。

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心理的虐待をする親はフレネミーの究極形態

心理的虐待をする親はフレネミーの究極形態

近年、巷でちょくちょく耳にする様になったフレネミー(frenemy)とは、「friend」(友)と「enemy」(敵)を組み合わせた混成語で、「友を装う敵」といった意味です。
親しいフリをして陥れる人、を指します。

多くの、生きづらさ、を手放したい、と思っている人と、お話しさせて頂いた中で、私の肌感覚にはなりますが、

親から手を挙げられたことは一度も無く、受けた虐待は心理的虐待のみ、の人ほど、

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介護をしている全ての人へ

介護をしている全ての人へ

はじめまして 

 サラリーマンとして働きながら、両親の介護を経験しました。 
 親不孝ばかりしてきましたが、身近な人々に支えられながら病気と闘い続けた母と私の経験を綴っていきたいと思います。
 母にがんが見つかったとき、病はかなり進行していました。ステージⅣの宣告を受けた時に胸に去来した感情は、悲しい、寂しいではなく、なぜ気づけなかったのかという後悔でした。
 帰省した時や、電話で話をした時、出

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成長する息子⑴~母の学び~

成長する息子⑴~母の学び~

我が息子 現在小5は、久しぶりに遊びに行くと言って、前日からワクワクでした。
10:00の約束だったが、ゲームをしていてスッカリ忘れ、10:30になってしまった……さすがです。

慌ただしく用意を済ませ、帰りの連絡は古いスマホを持たせメールする様に伝えた。今思えば、電話番号のメモを持たせても良かったと思う。

今どきは、失礼のないように親御さんが気を使いあって暗黙のルールがふんわりあります。それに

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