櫻田弘文 (ブランディング・プロデューサー)
記事一覧
映画『男と女』を観て感じたこと・・人の記憶は当てにならないね
無名の29歳の監督を世に知らしめた作品部屋を整理していると、映画のDVDが出てきた。『男と女』、『真夜中のカーボーイ』、『第三の男』、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の4本だ。もっとたくさんあったはずだが、ネットで観る機会が増えたので処分した。
それでもDVDプレーヤーは廃棄をまぬがれ、テレビ台のなかでほこりをかぶっていた。古い機器だし、配線も外れていた。つながらないかもと思いながら、接続す
問題は解決しても、課題は解決はしない
Dropboxの同期がうまくいかず、イライラ先ほどまでDropboxの同期がうまくいかずイラついていました。原因は単純な設定変更(理由は不明)だったので、問題は解決しました。しかし、問題は解決はできたが、課題は解決できたのか?そんなことを感じました。
問題解決は、あるべき姿とのギャップを見つけ出して解決することです。課題解決は、問題の解決のためにとるべき行動を決めることです。同じ問題が何度も発生
中小企業のブランディングは、人を起点にする
スタバの女性パートナーの一言がうれしかった出張のために東京駅にいた。少し早めに着いたのは、スターバックスコーヒー(以下スタバ)に立ち寄るためだ。カフェラテが好みなので、その日も注文しようとしたときに、女性パートナー(従業員)がこう語りかけてきた。
「素敵なメガネですね」・・一瞬、何のことのかわからなかった。僕のメガネのことだとわかると、照れ臭かったせいもあり、「どうも」という気のない返事を返した
間に合ってよかった、終了前日に鑑賞した「須田国太郎の芸術」の素晴らしさ
先週の土曜日に足を伸ばしたのは、緑豊かな砧公園の一角にある世田谷美術館。開催中の「生誕130年 没後60年を越えて 須田国太郎の芸術・・三つのまなざし」を観に行ったのです。台風で延期していたので終了前日でした。
世田谷美術館に行くのはなぜか夏の暑い日です。昨年のシャガール展のときは、7月末に用賀駅から20分ほどかけて汗だくで歩いて行きました。今回は事前に時間を調べてバスに乗りました。これは正解だ
自分を元気づける一番良い方法は、美味しいものを食べることだ
Facebookでも投稿しましたが、8月28日は僕の誕生日でした。これだけ年齢を重ねると、お祝いやプレゼントはどうでもいいのですが、仕事のパートナーの金田が美味しい食事をごちそうしてくれるという話になりました。
美味しいものに弱いので、すぐに誘いに乗りました。出かけたのは仕事場近くのビストロ「サンセリテ」。本当は先週の予定だったのですが、台風で延期したのです。ランチは何度か食べましたが、夜の訪問
「スケアクロウ」で思い出したこと、映画は心に何かを染み込ませる
クエストリーが主催している「ブランディングクラブ」の来週5日(木)の「オンラインサロン」のテーマは、「映画を語ろう〜映画にはたくさんの学びが詰まっている」。主催者の個人的な好みに沿ったテーマ設定です。
実際に映画からたくさんのことを学びました。でもね、「どんなことを学んだの?」と問われると、いろいろとしか言い答えようがない。それでも何かあったときに、「あの映画ではこうだったなあ」といった感じで浮
中小企業でもできるイノベーション人材を育てるための10%の革新法
イノベーションの本来の意味は、「新しいこと=革新」です
「イノベーション が大事」「イノベーションを起こそう」など、「イノベーション」という言葉はかなり日常的に使われます。日本では「技術革新」と訳されがちですが、それだけでは少々窮屈な意味になってしまいます。
「イノベーション(innovation)」は、「イノベート(innovate)」という動詞の名詞形です。「イノベート」の語源はラテン語の
期待せずに観たアーティゾン美術館の「空間と作品」がとても良かった
言われてみれば、確かにそうです。何のことかというと、アーティゾン美術館で開催中の「空間と作品〜作品が見てきた景色をさぐる」の企画趣旨のことです。それは次のような内容です。
こう言っちゃあなんですが、10日(土)に都内で用事があり、午前中が空いていたので、ついでにアーティゾン美術館に立ち寄りました。つまり、それほど期待していませんでした。ところがこの展覧会が実に良かったのです。
展覧会には、石橋
迷わない経営!・・・コンセプトの力で精神的な余裕を手に入れよう
ブランディングを考えるのならば、やっぱりコンセプトは不可欠
コンセプトという言葉は使われる対象や分野によってさまざまに解釈されます。クエストリーが中小企業のブランディングで使う場合は、「誰を」、「何を通じて」、「どのように幸せにするのか」を文言化したものを指します。
それでも「コンセプトってキャッチフレーズですよね」、「ホームページに必要だから作ります」、なかには「コンセプトなしでも経営できる
明治43 年に建てられた歴史的な石蔵で釜揚げうどんを食べる・・・「根津 釡竹」
久しぶりに「谷根千ぶらぶら」です。連日の暑さに食欲が・・衰えませんね。まあ、いつも飲みながら食べているのですが。
仕事場から歩いて10分ほどの根津の昔ながらの路地の四つ角に、重厚な煉瓦造りの石蔵があります。覗いてみると、店奥には日本庭園も見えます。
控えめな看板がなければ、お店とは気づかないのですが、実はうどん屋さんです。仕事場を移転してすぐに食べに行きました(食いしん坊だからね)。
この地
小さな会社のブランディングは経営そのものです
和歌山県御坊市で開催したブランディングクラブの「7月度ブランディング&ツアー」は24日(水)・25日(木)の日程を無事に終え、14時に現地解散となりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
僕はもう一泊して、25日(木)の夜にセッションで大変お世話になった塩路家具の社員さんにセミナーを開催することになっていました。「ブランディングって伝えるのが難しいです」という塩路社長の一言か
手間暇をかけていることは、実は合理的なのかもしれない
伝統の技法を受け継ぐ「そめみち染物旗店」和歌山県御坊市で開催された「ブランディング&ツアー」の二日目の報告です。前夜遅くまで盛り上がった交流会の余韻(お酒も少々)が残るなか、午前中に御坊市の企業2社を訪問。1社目は「そめみち染物旗店」さんです。
昔ながらの技法で、旗、幕、のれん、祭礼用品などを制作しています。代表の染道祥博さんに実際の作業工程をご説明していただきましたが、奥深い風合いと色合いを出