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「社長なんて偉くもなんともない」・・確かにその通りです

小さな会社ですが、2003年の会社設立から20年以上にわたり社長をやっています(長すぎる感があるなあ)。でもね、「社長だから偉い」とか「長くやっているからすごい」という感覚はまったくありません。

その証拠に、社員から頭の後ろを張り倒されたことが何度もあります(もちろん理由があるし、正確にいうと創業メンバーです)。そんなこんなで、僕は「代表社員」という気持ちでやっています。

代表社員とはいうものの、社員(その家族も含めて)、顧客、外注先、株主、そして社会に対して責任があります。どんな状況でも逃げるわけにはいきません。逃げたくなったことはしこたまありますが、やっぱり逃げられない。

社長ってそういうもんだと思います。ところがですね、「責任がある」を、権力を自由に行使できると勘違いする人がいます。取引先との打合せでもそんな感じを覚えたことがあります。正直いって相当頭にきました。

責任を果たす(多くは自社の利益の確保)には、社長という権力を使って思うようにできると錯覚しているのです。社長でなくても、長がつく人はこの罠にはまりやすい。偉そうに言っていますが、僕も何度も罠にはまりました。

やっとなれた座を守りたいという考えが、どこかで権力志向に変わるのかもしれませんね。そんなことが頭に残っているときに、ホンダ技研工業の創業者、本田宗一郎さんの次の言葉を知りました。

社長なんて偉くもなんともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号にすぎない

本田宗一郎さんの言葉

常に独自性を重視する姿勢を貫いた本田宗一郎さんだけに重みがあります。まあ、変化のスピードが早い時代においては、命令系統をはっきりさせることはそれほど重要でないかもしれません。

ところで、どうでもいいことなのですが、包丁、盲腸以外にないかなと考えたていたら、「駝鳥」「空調」が浮かんできました。だから見出し画像は駝鳥です。みなさんは何が浮かんできますか?

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