Yuki_degimishin

エクアドル刺繍研究・作成販売 デジタル刺繍による手仕事を再現 民族衣装をリメイク。  …

Yuki_degimishin

エクアドル刺繍研究・作成販売 デジタル刺繍による手仕事を再現 民族衣装をリメイク。  先住民族の伝統技術を現代的なスタイルに作り変えたファッション。 エクアドルでデザインされた下絵をもとに、刺繍ミシンで手持ちの服に再現。 ラテンアメリカの刺繍によるファッション、テキスタイル。

記事一覧

私の刺繍ブラウス

20年前にエクアドルに留学して、 その後日本に帰国してから、 ずっと開けていなかった荷物の中に、 私のために作ってもらったブラウスがあることを思い出した。 恐る恐…

Yuki_degimishin
7か月前
6

馬に乗ってアンデスの山越え~バニョスへ行く。

   エクアドルにも温泉があるの! その名も、バニョス(Baños)という地名。 でも、日本の温泉をイメージしていっちゃダメ・・とはよくいうものです。 水着を着て入る…

Yuki_degimishin
8か月前
3

列車の屋根に乗って山越え~リオバンバ

エクアドル滞在時に、姉のように慕っていた、現地の旅行会社に勤めていたあゆみさん。 あゆみさんのオフィスにはよく遊びに行ったし だべりに行ったし 家でパーティーを…

Yuki_degimishin
8か月前
2

同郷の人に会いに、テナへ

同じオリエンテの地域に「テナ」という町があり、 そこに住むたかしくんに会いに行った。 彼は、エクアドルで知り合ったのだが、地元が同じひとだった。 親友のお母さんの…

Yuki_degimishin
8か月前

アマゾンの人って何着てる?クヤベノへ行く。

アマゾンとかジャングルって聞いて、何をイメージしますか? そこに住む人ってどんなだろう? 何食べているんだろう?? やっぱり裸なのかな・・ ジャングルの中で採れ…

Yuki_degimishin
8か月前
1

パナマハットの街と、蒙古斑の繋がりから考えるエクアドルと日本

「パナマハット」って、一度は耳にしたことありませんか??  麦わら帽子みたいな・・・でも麦わら帽子(ストローハット)ではない! ストローハットは、天然のどの草で…

Yuki_degimishin
8か月前

オタバロの人たちとすごした時間

インティライミ終わって 一度首都のキトに戻っても 遊びに来てくれたひとたち。 コロッケとか肉じゃがとか 親子丼とか、お好み焼きとか 現地の食材で、日本食もたくさん作…

Yuki_degimishin
8か月前

飲んで!踊って!(食べて!寝て)また飲んで踊り狂う~インティライミ

ルシアちゃんに誘ってもらって参加した、 インティライミという祭り。 「太陽の祭り」という意味で インカ帝国の宗教的儀式を今にも伝えている。 簡単にいうと・・インテ…

Yuki_degimishin
8か月前
1

オタバロの人の服~美意識と誇りとアイデンティティ

どこの街でたくさんの人にすれ違っても、 目を引き、 どこのひとなのかすぐにわかる。 オタバロの衣装は、衣装というより、 学校や職場に行く時も寝るときも使う日常着…

Yuki_degimishin
8か月前
3

No フォルクローレ No life~ラテンアメリカ諸国の民族音楽

プラサから流れる音楽=フォルクローレ。 日本ではラテンアメリカ諸国の民族音楽を指す。 このオタバロを含むアンデス地域のフォルクローレの特徴として、 管楽器と弦…

Yuki_degimishin
8か月前
4

オタバロの一日の一コマ

プラサ・デ・ポンチョ(ポンチョ広場)・・ オタバロの中心地にあるこの広場を中心に、 オタバロの街は広がる。 鳥の囀りで目覚めて、日本の初冬のような少し肌寒い中、 …

Yuki_degimishin
8か月前
1

オタバロのまち・キチュア語

ちょっと懐かしさを感じる音楽・・ フォルクローレというジャンルで親しまれる音楽を聴きながらバスに揺られ2時間。 インバブラ山の麓にあるオタバロに着いた。 バスター…

Yuki_degimishin
8か月前
4

エクアドルでの出会い②

もう一つ、大きな影響を与えてくれた偶然の出会いがあった。 ルシアちゃん、通称ルーシーという同年代の女性との出会い。 ルーシーは、Sierra(シエラ)の地域にあるオタバ…

Yuki_degimishin
8か月前

エクアドルでの出会い①

さてエクアドル行ってみたら・・ 空港で英語が全く通じなくて! 留学前に一応勉強していたスペイン語を、 何とか使わないと会話にならない‼︎ けれど、日本での会話練…

Yuki_degimishin
8か月前

誇らしげに生きる

エクアドルでの滞在で、 「みんな違っていいんだ!それにそれぞれに存在意義があるんだな!」って、自信持てた。 自分は自分の個性があって 1人とて同じ人は居ない 唯一…

Yuki_degimishin
8か月前
2

それぞれの存在意義

料理のバラエティさは、 隣国ペルーやコロンビアに比べると少ない(そうです)のですが、 それでもエクアドルが誇る食材があることを知ってください~! バナナですよ!…

Yuki_degimishin
8か月前
私の刺繍ブラウス

私の刺繍ブラウス

20年前にエクアドルに留学して、
その後日本に帰国してから、
ずっと開けていなかった荷物の中に、
私のために作ってもらったブラウスがあることを思い出した。

恐る恐る開けてみた。
箱の中から、
当時の匂いともとれる独特の匂いとともに、

赤とピンクのグラデーションの
バラの花の刺繍が
連続して施されたデザイン。
胸元から背中、腕回りにまでぎっしりと刺繍がされている。
そして、首元と袖には、控えめな

もっとみる
馬に乗ってアンデスの山越え~バニョスへ行く。

馬に乗ってアンデスの山越え~バニョスへ行く。

  

エクアドルにも温泉があるの!
その名も、バニョス(Baños)という地名。

でも、日本の温泉をイメージしていっちゃダメ・・とはよくいうものです。

水着を着て入る
男湯/女湯の区別なし
泥のようなお湯の色
…でも、ぬるっとしたお湯ですべすべ肌の感触になる。
なんか泥水の温水プールみたいなイメージです。

エクアドルの温泉って、どんなやろ?!って興味本位で行った旅。
着いたら曇りの日の夕方

もっとみる
列車の屋根に乗って山越え~リオバンバ

列車の屋根に乗って山越え~リオバンバ

エクアドル滞在時に、姉のように慕っていた、現地の旅行会社に勤めていたあゆみさん。
あゆみさんのオフィスにはよく遊びに行ったし
だべりに行ったし
家でパーティーをすると、いつも来てくれたし。 でも、一緒にどこか行くことってなかった。

唯一行ったのが、列車の屋根に乗れる旅。
そのためにリオバンバを訪れた。
日本でいう貨物列車の屋根に乗って、 アンデスの山々を行く。
この列車の屋根に乗っ

もっとみる
同郷の人に会いに、テナへ

同郷の人に会いに、テナへ

同じオリエンテの地域に「テナ」という町があり、
そこに住むたかしくんに会いに行った。
彼は、エクアドルで知り合ったのだが、地元が同じひとだった。
親友のお母さんの教え子だった!笑 

わざわざこんな地球の反対側にまで来て会わなくても!
そんなもんなんですよね、
同じところに住んでいるからって、
そのすべての人に出会えるわけではない。
むしろ、私は私、たかしくんはたかしくんで
それぞれ動いてきたから

もっとみる
アマゾンの人って何着てる?クヤベノへ行く。

アマゾンの人って何着てる?クヤベノへ行く。

アマゾンとかジャングルって聞いて、何をイメージしますか?
そこに住む人ってどんなだろう?
何食べているんだろう??
やっぱり裸なのかな・・
ジャングルの中で採れるものしか食べてないのかな・・
とか思いませんか??

「Yuki アマゾンの方に行くけど、行かない?あと1人行けたらなあ!」って、
語学学校で一緒だったスロバキアからのコに言われて、
地名も聞かず、
地図で場所も調べず、
一つ

もっとみる
パナマハットの街と、蒙古斑の繋がりから考えるエクアドルと日本

パナマハットの街と、蒙古斑の繋がりから考えるエクアドルと日本

「パナマハット」って、一度は耳にしたことありませんか?? 
麦わら帽子みたいな・・・でも麦わら帽子(ストローハット)ではない!

ストローハットは、天然のどの草で作ってもストローハットという。
でも、パナマハットだけは、
パナマ草(あるいはトキヤ草)という
エクアドル西部に密生する草を使って作ったものだけをいう。

ファッション業界的には、ストローハットとパナマハットは別扱いだそう。
エクアドルの

もっとみる
オタバロの人たちとすごした時間

オタバロの人たちとすごした時間

インティライミ終わって
一度首都のキトに戻っても
遊びに来てくれたひとたち。

コロッケとか肉じゃがとか
親子丼とか、お好み焼きとか
現地の食材で、日本食もたくさん作って食べてもらいました。

韓国食材屋さんで豆腐を仕入れて
タッパーにいれてバスに5時間
テナというオリエンテの街にいる友人のもとへいき、
テナの中華料理屋さんで、麻婆豆腐を作ってもらう、というのもあったかなぁ。

オタバロに行くと

もっとみる
飲んで!踊って!(食べて!寝て)また飲んで踊り狂う~インティライミ

飲んで!踊って!(食べて!寝て)また飲んで踊り狂う~インティライミ

ルシアちゃんに誘ってもらって参加した、 インティライミという祭り。 「太陽の祭り」という意味で インカ帝国の宗教的儀式を今にも伝えている。

簡単にいうと・・インティという太陽神に感謝して、国の安泰を願うもので、
6月の23日頃から月末まで 毎日毎晩、飲んで!飲んで!飲んで!(食べて寝て)踊って!踊って!踊って!を繰りかえす。きっと私のフィルターではかなりの歪みがある祭の内容だけれど、
それ

もっとみる
オタバロの人の服~美意識と誇りとアイデンティティ

オタバロの人の服~美意識と誇りとアイデンティティ

どこの街でたくさんの人にすれ違っても、
目を引き、 どこのひとなのかすぐにわかる。

オタバロの衣装は、衣装というより、
学校や職場に行く時も寝るときも使う日常着。
美意識と誇りに満ち溢れ、彼らのアイデンティティが詰まったものだと感じた。     
                                                       男性も女性も、長く黒いつやつやの

もっとみる
No フォルクローレ No life~ラテンアメリカ諸国の民族音楽

No フォルクローレ No life~ラテンアメリカ諸国の民族音楽

プラサから流れる音楽=フォルクローレ。
日本ではラテンアメリカ諸国の民族音楽を指す。

このオタバロを含むアンデス地域のフォルクローレの特徴として、
管楽器と弦楽器が融合して織りなす音楽であること。

そう、スペイン人がやってくる前の この地域の音楽は
管楽器(サンポーニャ、ケーナ)と太鼓(ボンボ)のみで、
弦楽器(ギターやバイオリン)は、 スペイン人がもちこんだもの。

スペイン人が

もっとみる
オタバロの一日の一コマ

オタバロの一日の一コマ

プラサ・デ・ポンチョ(ポンチョ広場)・・
オタバロの中心地にあるこの広場を中心に、 オタバロの街は広がる。

鳥の囀りで目覚めて、日本の初冬のような少し肌寒い中、
シャワーを浴びるとすがすがしい!
シャワー中は、そのプラサから どこか懐かしいフォルクローレが流れてくる。

さあ、1日の始まりだ!って気持ちがシャンっとなる!

滞在先の家の朝食を頂いたり
朝からやってる食堂に、 デスアユー

もっとみる
オタバロのまち・キチュア語

オタバロのまち・キチュア語

ちょっと懐かしさを感じる音楽・・
フォルクローレというジャンルで親しまれる音楽を聴きながらバスに揺られ2時間。

インバブラ山の麓にあるオタバロに着いた。
バスターミナルの真ん前にある面白いビルは忘れない。

バスを降りると・・
スペイン語よりもなんかコロコロっとした
可愛らしい言語が聴こえてくる。

これがオタバロの人たちが使う「キチュア語」。
インカ帝国の末裔オタバロ族。

でもね、南米大陸の

もっとみる
エクアドルでの出会い②

エクアドルでの出会い②

もう一つ、大きな影響を与えてくれた偶然の出会いがあった。
ルシアちゃん、通称ルーシーという同年代の女性との出会い。

ルーシーは、Sierra(シエラ)の地域にあるオタバロ出身の女性で、日本語が話せた。
目がくりくりと大きくキラキラと輝いて、丁寧な日本語で対応してくれたのが印象的だった。

首都キトから北へバスで2時間ほど走るとオタバロはある。
6月にインティライミというお祭りがあるからと誘わ

もっとみる
エクアドルでの出会い①

エクアドルでの出会い①

さてエクアドル行ってみたら・・
空港で英語が全く通じなくて!

留学前に一応勉強していたスペイン語を、
何とか使わないと会話にならない‼︎
けれど、日本での会話練習で身に付けた程度では、全然通じない‼︎
言語を学んでるとあるあるの話ですね。 

通じないから、珈琲1杯の注文もできなくて、
カフェ店員には何言っても首を横に振られ、
くっそー! 悔しかったー‼︎

語学学校で改めて、スペイン

もっとみる
誇らしげに生きる

誇らしげに生きる

エクアドルでの滞在で、
「みんな違っていいんだ!それにそれぞれに存在意義があるんだな!」って、自信持てた。

自分は自分の個性があって 1人とて同じ人は居ない
唯一無二の存在でいい。

幼少期はみんなとの輪に入れなかったんだな、わたし。
でもそのときに思ったことを やっていたんだと思う。
自分オリジナルな生き方、過ごし方。

エクアドルの概要にちょっと戻っちゃうのですが、
エクアドル

もっとみる
それぞれの存在意義

それぞれの存在意義

料理のバラエティさは、 隣国ペルーやコロンビアに比べると少ない(そうです)のですが、
それでもエクアドルが誇る食材があることを知ってください~!
バナナですよ!!

今やフィリピンや台湾だけでなく、色んな国のバナナが 日本に輸入され
スーパーでも一般的にみられるようになった。
エクアドル産もしかり。
現地ではバナナだけで何百種類もあって、見た目も味も様々。
甘くて美味しいものから、料

もっとみる