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No フォルクローレ No life~ラテンアメリカ諸国の民族音楽

プラサから流れる音楽=フォルクローレ。
日本ではラテンアメリカ諸国の民族音楽を指す。

このオタバロを含むアンデス地域のフォルクローレの特徴として、
管楽器と弦楽器が融合して織りなす音楽であること。

そう、スペイン人がやってくる前の この地域の音楽は
管楽器(サンポーニャ、ケーナ)と太鼓(ボンボ)のみで、
弦楽器(ギターやバイオリン)は、 スペイン人がもちこんだもの。

スペイン人が入ってくる前のインカの時代は、
宗教儀式だけでなく日常の生活・・
労働のための歌や恋歌、 舞踊のためにも使われていた。

スペイン人がやってきて影響を受けるものの
それ以前の音楽が崩されることはなく、
むしろ楽器の「融合」をして、 長年にわたって歌い継がれている。

スペイン人は、宗教布教のためにも 音楽や歌を使ったと言われていて、
先住民の文化を奪い取っていくのではなく、
生活に根付いたものをうまく利用して
自分たちの影響を浸透させていったのだ。
生活に馴染んでいる歌に合わせて、精神的な布教ができるものね・・

一方、先住民がスペインの策略をものともせず、
独自の方法によって先住民文化を豊かなものにしてきていたといえる…

と私の学士の卒論は、先住民の観点で思うことで締めくくってあった。
渡航前はスペインの征服・支配という観点で見てきた歴史や文化を
現地で感じたのは、征服・支配された、というよりも
独自の豊かな文化に誇りを持っている人たちの姿だった。

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