マガジンのカバー画像

三原一太の朗読集

24
はらぺこペンギン!所属の俳優/ナレーターの三原一太が2020年4月に朗読配信した作品集です。
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

00:00 | 00:00

中島敦から山月記。梶井基次郎の檸檬と並んで朗読でよく選ばれる題材ではないでしょうか。音で聞くと意味が分からない単語(漢字)がたくさん出てきますが、意味が分からずとも漢文調の独特のリズムを楽しんでいただければと思います。
12分ほど。

00:00 | 00:00

梶井基次郎の檸檬、後編です。
檸檬、って漢字、すごい字面ですよね。考えた人よく探したなぁって思います。
ストレスに対しての処方箋、のようにも読めますよね。
こんなにも長くこの作品が愛されていることに、人間つらさって不変なんだなと思わされたり。
9分ほどです。

00:00 | 00:00

太宰や坂口安吾と一緒に無頼派、と呼ばれている織田作之助。織田作って愛称、ちょっとかっこいいと思います。
彼の読書について、結構共感できるものがあったので朗読してみました。特にラストの1行ですね。
9分ほどです。よろしければ。
この朗読も5/6でいったん区切りにしようと思っているので、ここからは好きなものを好きなように読んでいきますよー。

00:00 | 00:00

急遽始めた太宰特集5日目は、あさましきもの。このひとのものの切り取り方には本当にハッとさせられる。耳が痛いし、思わず周りを見渡してしまいます。
7分ないくらいの小品です。
感想、サポートございましたらお待ちしております。

00:00 | 00:00

太宰の幼年期からの自意識を書いた小説、でしょうかね。この作品、朗読などが結構他の媒体でも散見します。人からどう見られるか、を突き詰めたらこういう人が出来上がったんだなという読後感。
17分ほどになります。ちょっと長いですが、よろしければ。

00:00 | 00:00

太宰特集3作品め。太宰の、ある日の出来事といったところでしょうか。これが日常なんだろうなと思えるのもすごいですよね。
善をなす場合にはいつも詫びながらしなければならない。こういう葛藤がずっとあったんだろうなぁ。

桜桃

三原一太

00:00 | 00:00

2020年4月20日、太宰の娘の津島園子さんが亡くなられた。
奇しくもその日、太宰の川端への抗議文を朗読配信していた僕にとって、目に留まるニュースであった。
追悼、というほどではないけど予定を変更して太宰治が書いた家族の姿を朗読しました。
15分ほどありますので、お時間あるときにどうぞ。

00:00 | 00:00

太宰治による、川端康成への、あの、すごい文句です(笑)。
公表公開されている文句です。
太宰の芥川への憧れ、そこから生まれた芥川賞受賞への執念とかも調べていただけたらより楽しめると思われます。太宰の写真は芥川の真似をして撮影しているものです。
6分くらいです。

00:00 | 00:00

2020年4月17日。
この音声を配信した日です。
僕の個人史のなかでは特に記念すべき日ではありません。
しかし、今、読むべき、読まれるべき作品だと思って朗読しました。
去年読んでも来年読んでも違う形になっただろうな、という実感があります。

なんだかついていないOLの、ある一日の、ある瞬間。
世界は意図せず秒で変わる。

https://storybazzar.thebase.in/
こちらで売

もっとみる
00:00 | 00:00

こんなに文章と音読した時で印象が変わる作品だとは思いませんでした。
僕の読み方のせいですけど(笑)
記憶を分ける男の話を対面のパートナーにしている男の話。
こう書くとややこしい(笑)ですが、聞いていただければ何もややこしいことはありません!
2回聞いていただければより面白いと思います。
https://storybazzar.thebase.in/
こちらで売っている短編小説の中から1編選びました

もっとみる

三原一太

00:00 | 00:00

日常に潜んでいるまさかの非日常に気付いてしまったら…。
これはそんな短編小説です。
思いやり、ということについて、かもしれません。
https://storybazzar.thebase.in/
こちらで売っている短編小説の中から1編選びました。
著者は仲井陽 @minamiGIGA HP→https://kesyuroom203.com/
7分ほどになります。

アンティークはお好きですか?骨董、古道具、中古品。
誰かの手を経てそこにある道具たち。
ある男の回顧する少し不思議なアンティークのお話。
少しヨーロッパの雰囲気も感じられる短編小説です。
https://storybazzar.thebase.in/
こちらで売っている短編小説の中から1編選びました。
著者は丘本さちを(この小説は岡本諭名義です) @sachiwo2 他の作品など→https://

もっとみる

カフカの変身を読んだことがある方にお勧めです。
読んだことがない人でも、「他人の変化」について気になったことがあるなら是非。
https://storybazzar.thebase.in/
こちらで売っている短編小説の中から1編選びました。
著者は仲井陽 @minamiGIGA HP→https://kesyuroom203.com/
8分ほどになります。
※未編集のものを揚げていたので再掲します

夏目漱石による、友人正岡子規の思い出です。
このほかにもいろいろな文章の中で子規を思い出して書いていることがあり、そのどれも旧友に対する苦笑交じりの愛と衒いのない尊敬が仄見えて読んでいて楽しいです。
前半のみ、5分ほどとなっております。