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#エッセイ
どうしようもない夜にやりたいこと100個ひねり出して、会社を辞めた話
たまには新年らしく目標でも立ててみようと、やりたいこと100個を書きつけたノートを3年ぶりに引っ張り出してきた。
深夜の勢いで作成したはいいが、リストアップしただけで満足してしまい、1回見返したきりずっと放置してきた。なにを書いたのかもうあまり覚えていない。若い頃の熱の残滓に触れれば、停滞する日常を変えるモチベーションを得られるかもしれない。わずかな期待を胸に表紙を開く。
新年の浮かれ気分が吹
ファンづくりから仲間づくりへ、noteが少し楽になった
2021年5月5日から11月27日までの約半年間、私のnoteには大きなブランクがある。アクセスするのもままならない時期もあれば、書いては捨て書いては捨て、公開できない下書きだけを増やしていた時期もある。
2021年4月、面接での熱烈なアピールが身を結び、念願の出版社に転職した。大好きな文章に仕事として触れられる喜びと自分の言葉が社会を動かす使命感で、毎日はやりがいに満ちていた。
相手の話を瞬
一生のお願いを温存する語彙力再考
(語彙力):対象物から受ける感情が強く豊かすぎるあまり言葉にならない状態を、語尾につけることによって表現する語。ヤバい、エモいなどを主に肯定的に強調する。また、伝えるだけの語彙を持ち合わせていないことを束の間嘆いてみせ、自己承認欲求を隠す狙いを持つ。(都村つむぐの独断と偏見より)
twitterで見かけるたびに、便利だなあと思う。短さが賞賛される現代において、たった4文字で感動を表現できる。私も
本屋だからこそ生まれる運命的出会いを育てていきたい
自分が働く書店で本を予約した。社割で安く買えるし、貴重な売り上げにもなる。
なんてったって、大ファンのしずる村上さんが自伝(村上純『裸々』KADOKAWA)を発売するというのだ。単独ライブのために東京まで追っかけ、”タフネス”という我に返ると異様なファンネームを嬉々として自称するくらい応援している。確実に手に入れたかった。ドキドキしながら取り寄せの手続きを済ませ、日数を指折りカウントして待ち望ん
ピース以外でお願いします!
「新郎新婦にアルバムをプレゼントしたいので、受付の前に撮影させてもらっていいですか」
9月の空は夕方でもじゅうぶん明るいのに、イタリアンレストランのガラスの扉からは幸せそうな黄色い灯りが煌々ともれている。色とりどりのドレスの女子3人にチェキを構えると、さっとボレロを肩に掛け直し、横一列に。顔まわりのおくれ毛を小指でふわりとすくって輪郭に沿わせ、慣れたふうに口角を整える。
私はファインダーからゆ