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魔性のドライカレー昭和味
おいしい記憶というものは残酷ですね。
昭和時代、特に50~60年代に食べたドライカレーの味が忘れられなくて困っています。どんな味か一言で言うとピラフあるいはチャーハンのカレー味。ポイントはルーやレトルトに必須のあのまろやかなコク?うまみ?とカレースパイスが見事に合体したザ・ジャパンな味です。
50~60年代、僕は高校生から20代という時代なのですが、当時の趣味は喫茶店巡りでした。それも個
『カジャナ』店主ヘメン・デイヴ一家に見る西インド・グジャラート料理 #5
5.グジャラート・アフマダーバード探訪
今まで4回にわたって書いてきた当テーマ第5話めはインド北西部グジャラート州探訪の記録です。『KHAZANA(カジャナ)』店主ヘメン・デイヴさんの長兄アールビンさん・クスムさんのお宅にステイさせていただきました。
アールヴィンさんたちのお宅はアフマダーバードという大都市郊外にあります。アフマダーバードは1960年から1970年まで同州の州都だったそうな
『カジャナ』店主ヘメン・デイヴ一家に見る西インド・グジャラート料理
1.ヘメン・デイヴ一家
『カジャナ(Khazana)』は大阪市淀川区西中島にあるインド料理店です。店主のヘメン・デイヴ(Hemen Dave)さんはアフリカで生まれ、6歳で家族のルーツであるインド西部グジャラート州の最大都市アフマダーバード(アームダ―バード、アーメダバッドなどとも発音する)へ。
後に大学でホテルマネジメントを学び、22歳(1984年)で来日。外国人ばかりが集まるバーで働き
大阪スパイスカルチャー
大阪にスパイスカルチャーを創り上げてきた
すべての先人に尊敬と感謝の意を込めて。
なにかとスパイスという言葉でもって関西(特に大阪)が注目されることが増えた昨今。ここらでぜひ、大阪の本当の歴史について知っていただきたいと思いました。
僕は大阪の生まれ育ちです。幼少期から、おいしいものとおいしいものを作る人々が大好きで、4,5歳の頃は暇さえあれば友人他人に関わらず隣近所の台所や食卓を巡ってしまう
日本のコリアンダーの玄関口 #6
(原題「Spice Journal vol.15 夢のコリアンダー 与那国島クシティ伝説」)
台湾とそれほどに近いから
考察 海のシルクロードを伝って
クシティを追う旅を終え、僕なりに考えてみる。
今回、島民十名以上からお聞きした中で百パーセント出てきた言葉が「クシティは台湾からやってきたに違いない」ということだ。
台湾と与那国島の関係について少し掘り下げてみよう。
与那国の歴史