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第十六話 最終回 愛と個。激動の二〇〇四年 二〇〇四年になった。岡本さんとは依然連絡が…
第十五話 消えた岡本さん (第十四話 新たなるホーム島之内) 『かしわぎ』が移転して以来…
第十四話 新たなるホーム島之内 (第十三話 岡本さんの蕎麦屋便り) 二〇〇〇年二月、岡…
第十三話 岡本さんの蕎麦屋便り (第十二話 七割八割) 年が明けて2000年。依然、僕は松…
第十二話 七割八割 (第十一話 ライターを辞めて松阪へ行きます) 一九九九年九月に入っ…
第十一話 ライターを辞めて松阪へ行きます (第十話 岡本さんと柏木さんの石臼研究会) …
第十話 岡本さんと柏木さんの石臼研究会 (第九話 京都蕎麦維新の会) 一九九七年、六月。我らがホーム、ミナミの『かしわぎ』に石臼がやってきた。といっても自家製粉を始めたわけではなく、とりあえず丸抜きに触れながらあれこれと研究してみようということになったのである。 直径は約三十センチ。モーターではなく、手で回すための柄がついている。まるでどこかの農家にしまい込んでいたかのような古い感じのものである。実はこれ、亀岡の『拓朗亭』が貸してくれたというのだ。 柏木さんはあ
第九話 京都蕎麦維新の会 (第八話 蕎麦屋と共に「三たて」総本山詣で) 一九九七年、四…
第八話 蕎麦屋と共に「三たて」総本山詣で (第七話 大阪から新幹線に乗って京都まで黒姫を…
第七話 大阪から新幹線に乗って京都まで黒姫を食べに行く (第六話 我らがホーム、ミナミの…
第六話 我らがホーム、ミナミの『かしわぎ』 ( 第五話 京都手打ち蕎麦ブームの立役者『味…
第五話 京都手打ち蕎麦ブームの立役者『味禪』 (第四話 銀閣寺そばに戸隠『實徳』) 数…
第四話 銀閣寺そばに戸隠流『實徳』 (第三話 いい蕎麦には睡魔が潜む) 今日はあらため…
第三話 いい蕎麦には睡魔が潜む (第二話 坂の上の『拓朗亭』) ざる蕎麦を三枚平らげ、蕎麦湯はトロトロ、値段が高いなどと我々が話していたら、いきなり振り返り、鋭い目つきでこちらに近づいてきた前川さん。テーブルのすぐ横までやってきてこう言い放った。 「どうでしたか、蕎麦のお味は」 「えっ、いや、その、ほんまにびっくりしました。強烈においしいです。香りもすごくあって、えへへ」 「この薄緑色と強い味と香りにカルチャーショックを受けました。さすが同業者の粕谷さんがおっしゃ