裏町中華『新大蓮』のチーフ(原版)1
この原稿を最初に書き上げたのは、おそらく2009年頃のこと。自分にとってあまりに大きな存在であり人生の大元となった店なので、それ以来何度も何度も書き直しては葛藤を繰り返してきました。
事実は小説より奇なり、な人生盛り沢山の僕としては、最初は堰を切ったように一人で書きなぐり、でも、こんな自己満文体なんて誰も読めないんじゃないかと整理を繰り返し、時に地名や固有の名称を全て入れ替えてみたり、小説家を気取って格好つけた文体にしてみたり。職業病と言えば格好よく聞こえますが、実は自信が