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食べたいものをつくる人/高橋より(子)
2021年4月28日 22:49
「よごし」か「ちらし」で心がトキメク魔法の料理の一席。このどちらかをつけておけば、とたんにお洒落になる。ごまよごし、ごまちらし。ごましかでてこなかった。ちなみにトキメク魔法の片付けパロディーな今日のサブタイは、完全なるブームである。※文末の余談コーナーにてお喋りするぞっ。話をもとにもどしますと、今回のお料理は、タイトルの割に簡単なのよというお話。さらには化学の実験みたいに大根
2020年6月30日 01:16
啖呵売の一席。去年の年末、ひたすらに寅さんの啖呵売りを覚えた日々が懐かしい。さぁ、もうこうなったらやけだ!やけのやんパチ、日焼けのなすび。色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないときたぁっ。ねぇッ。四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れる御茶ノ水・・・特技はと聞かれたら、どや顔で披露したいです。さて、なすびといいますと。ねぇ。美味い季節がもうすぐそこに。
2020年6月29日 20:09
はいっ、バタ~の一席。写真を撮るときにぜひともこのフレーズをつかっていただきたい。御前様や寅さんが、絶妙なタイミングで発するこのフレーズに、くくくっと笑いが止まりません。(なんとも愛らしく憎らしいんだ!)バターをつかうとき、さらには写真を撮るときにふと思い出してしまいます。さて本日は、そんなバターのポテンシャルを存分に感じる一品。いつものポタージュに、ちとひと手間を加えました焦
2020年6月28日 23:02
幼子には歌謡曲な一席。ゴリラ(妹)に、子ゴリラが産まれて我が家が湧きました、皐月のこと。なぜか1週間ほど、ゴリラのお家にて家事手伝いをすることになりまして、住み込み家政婦をしております。ちび助はむちむち、すべすべで愛おしく、泣き出す寸前で抱き上げまして子守唄をば。「一人酒場で飲む酒は、別れ涙の味がする」なんて感じで、きちんとしゃくりまで使いつつ、赤子に渾身の歌謡曲を唄いあげます
2020年6月28日 22:59
家で呑むならお寝間着ゆかたの一席。数カ月ぶりに、焼き菓子界のソルジャーと密会。ノットさん密。ここぞとばかりに、パジャマを新調しようと目論む。うさちゃんがドーンとプリントされたものか、はたまた綿100%か、プリキュアか、などとネットサーフィンをすすめていたところ雷に打たれる。「お寝間着ゆかた」すぐさまポチッと、袖を通して震えた。さらには、寅さんにもでてきていて小鹿になった。
2020年6月26日 19:19
「じゃが肉」と命名してもよろしいか?の一席。肉じゃがなんぞと聞くと、何肉をつかっているのかしら?とものすごく気になる。ついで、糸こんはいれるのか。ねぎなのか、玉ねぎなのかなどというあたりが、気になりはじめる。挙句、醤油は薄口なのか濃いくちなのかというささいなところまで、気になって気になってしょうがなくなる。いわゆる「家庭の味」とやらが、色濃く出ている気がするので興味が湧くのでありま
2020年6月24日 14:51
ふふん♪なんて鼻歌交じりに、焼き上げますわの一席。ここ最近は、これでもかと天気予報が外れてうれしい。今日も見事な晴天だ。気持ちのいい天気の日には、鼻歌交じりにパンケーキなんて可愛いことをしたくなる。ドイツ生まれのこのパンケーキ、お芋とたまご、油やバターなんかがあればちゃちゃっとできるので、伊藤家の食卓で得た奥義みたいで嬉しくなる。塩でキリリと引き締めましたら、ベーコンとメープル
2020年6月24日 14:31
「時無し大根」と「深川風」という響の一席。大根の旬は冬でありますが、まさかの春に育つ大根だから「時無し大根」という名前がついたのだそうな。なんとも美しい響きである。一方の「深川風」。あさりや葱を、お米と一緒に炊いたものであるが、下町の義理人情がギュッと詰まっているような、そんな響きに心つかまれる。食べたら深川江戸資料館に行きたくなるような、そんな一品。(江戸資料館行きたいなぁ
2020年6月18日 17:37
何事も「手間と暇」が感動を生むのさの一席。つい先日、落語家になる夢をみました。いっちょ前に真打昇進した、わたくし。寄席の席では圓楽師匠が、面白おかしく私を褒めちぎってくださっている(感慨深い)。次が出番だというのに、いまだ着物に袖を通しておらず、なんの演目をやるかすら決まっていない状況。正直、話せる演目なんてちっとも思いつかない。時そばなら、アレンジすればいけるのではと閃く
2020年6月15日 17:47
隠し味の難しさの一席。なんとなしにつくってみたら、クリティカルヒットで美味かった。今日の朝も、口の中がこの味でいっぱいだ。さて本日のキーワード「隠し味」について。各家庭のカレーライス事情が気になってしょうがない。家によって隠し味が変わるから。醤油にケチャップ。ソースや梅干し、チョコにバナナとさまざまだ。各々の味が主張しないギリギリの味付けをするから味に深みが出るのであっ
2020年6月12日 19:11
二度おいしいとは、このことなりの一席。あれは3年前。「こんな角煮をつくってみよ」との命を受け、試作を重ねてできました一品。角煮はもちろん、一緒に煮込みますあの子を食べたら「え?うまっ」と声が漏れたあの日。二度おいしいとはこのことだ。さらには、八角を投入するだけで、香りもお味もあなた色に染まってしまう。そんな私は、依存と言う名の恋煩いをしているのでしょうか?そんな一品をご紹介
2020年6月11日 09:20
甘唐辛子についてのあれこれの一席。甘唐辛子についての調べものをしておりましたところ、「辛み系の品種から突然変異で生まれた個体を選抜育種されたもの」との記述を発見。むむぅ。おもしろい。この種を大切に繋いでいろいろな固定種が生まれたのだそう。今年は豆板醤を仕込もうと、唐辛子について調べていたのでもっと深掘りしてみることにいたします。さて、焼くと青臭さも飛んで甘みがグッと増します甘唐
2020年6月11日 09:13
クミンいれれば、たちまちよそ行きの一席。種を繋いで繋いで育てられた、在来種の人参が届いた。美しい。香りも味もよく「わたしは人参よ!」と言わんばかりの、生命力と個性の強さを感じて、ひざまずきたくなるくらいだ。さて、お料理をしていて完成も目前!という時。「しまった!今日の食卓は茶色ばかりじゃないの!」みたいな緊急事態が発生。しかもお客さまもいるときた。ひとまず、コンフュ
2020年6月9日 19:36
思い出の姫竹の一席。幼い時分に、父親とその仲間に連れられ、籠を背負って獣道をズンズン進む、早朝4時くらいのこと。ザクザクっと、細い「姫竹(根曲がり竹)」をとっては籠へ、とっては籠へ。たまにコシアブラとか、しどきとかを見つけては腰のビニール袋へいれる。山から降りると、田舎特有のでっかい玄関に新聞紙をひきつめ、どさっと姫竹を籠から出す。すると見事な姫竹の山ができた。さて、ここか