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攻め攻めでゆく

「じゃが肉」と命名してもよろしいか?の一席。

肉じゃがなんぞと聞くと、何肉をつかっているのかしら?とものすごく気になる。

ついで、糸こんはいれるのか。ねぎなのか、玉ねぎなのかなどというあたりが、気になりはじめる。

挙句、醤油は薄口なのか濃いくちなのかというささいなところまで、気になって気になってしょうがなくなる。

いわゆる「家庭の味」とやらが、色濃く出ている気がするので興味が湧くのでありましょうか。

さて、今回ご紹介いたしますのは、ちと上品な感じ。

少し攻め攻めで、お芋をそのままドカンと入れちゃう。

さらには葱と牛肉だけという実にシンプルな組み合わせ。

もはや肉じゃがというよりは、じゃが肉といったほうがいいくらいのインパクト。

攻めっ、攻めで参りましょう。

さて本日は「じゃがいも」「ねぎ」「牛肉」「だし」「醤油」「砂糖」「みりん」をご用意くださいまし。


材料

じゃがいも(小か中) お好きな量(今回は中を1個)
合わせだし 芋が半分浸るくらい
お葱 15cmくらい
牛肉 1つまみ
醤油 スプーン2~お好きな濃さ
砂糖 スプーン1
みりん スプーン1

作り方

1、だしをひきましょう

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以前ご紹介いたしました「基本のお出汁」をひきましょう。


2、ここで渾身のひと手間

小さめのジャガイモならそのままお出汁とたきます。
が!ちょいと大きいお芋なら、先に茹でるか蒸すかで火を通しておきましょう。煮込むパートがあるので、すこし固めがよし!


3、さてお次はお葱

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玉ねぎをつかうとより甘く。お葱はほんのり大人な甘さに。
煮崩れないようじっくり、お葱にも熱を通してまいりましょう。


4、タンパク質は固まるよ

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お肉に火を入れすぎるとギュッとかたくなってしまう!たんぱく質が熱によって固くなってしまうのですね。覚えておくと役に立つ!
ので牛肉をしゃぶしゃぶするみたいに、さっと火を通して別皿に。
アクがでるので優しくすくい、しゃぶしゃぶしたときに出るうまみを感じつつ味付けのターンへうつりましょう。


5、ちょい濃いくらい

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お芋がふだんより大きく皮つきなので、味が染み込みにくい。ゆえに少しだけお味を濃い目にするのがこつ。
お上品にいくなら、甘さは控えめに。
母ちゃんがつくる感じでいきたければ、砂糖やみりんを少し多めにいれましょう。


6、照り加減はばっちぐー
おいしくなぁれと、じっくりコトコト。
お芋に煮汁をかけながら煮詰めてゆきます。お加減は、お芋に照りがでるくらい。こなったらバッチグー!


7、牛肉はサッと

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お芋の照り加減がバッチグーなら、牛肉をさっと入れあたためます。

以上。


今日のツボ
・じゃがいもは先に火を通す
・お葱の甘さはお上品
・タンパク質は熱で固まるよ
・牛肉のうまみを投入
・お味はちょい濃いくらい
・照り加減をバッチグーに!


牛肉をひさしぶりにいただきまして、あぁ美味しいなとなりました。

野菜だけではだせぬ、独特の牛感に舌鼓。

今晩は、日本酒片手にこのじゃが肉をつまみます。

フーフーしながら、あっちあちっと頂くのもまた乙な楽しみ方。

最近ゲットいたしましたお寝間着浴衣を着こみまして、自然のクーラーを存分に感じながらしっぽり呑む夜の肴。

最高だな。

お後がよろしいようで 

食べたいものをつくる人 高橋 拝。



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