季節のうつろいとごはん。 はじまりの書
拝啓 皆々様
日本の四季というのはなんとも風情なものでございます。
春は新緑にまじりて山菜に舌鼓をうつ。
夏になれば、カンカン照りのお天道様に負けじとスイカを割って食べてみたり、素麺すすって涼を求める。
豊穣の秋は、芋栗かぼちゃに、やれきのこだ、秋刀魚だとついつい食べ過ぎてしまったり。
冬は冬とておこたにて、あったまりながらみかんを食べたり、ぷ〜と膨らむもちを食べ、おせちを食べては寝正月。
おいしいものを振り返ってみると、四季折々の旬の食材に心踊らされ、食しているものが多