月の満ちかけと星のおはなし。　2024.4.24. 蠍座満月(ピンクムーン)

毎年この時期はここぞとばかりに忙しく、気づけば4月も後半です。
そして、明日4月24日は蠍座の満月ときた。

今回の満月。
どうも、ゆさぶりの力が大きくなりそう。（私は眠くて眠くてたまりません。笑）
奥底に隠した感情や情熱。そして、深く潜りすぎて迷子になったり葛藤が生まれやすくてソワソワ落ち着かないなんて方も多いのではないでしょうか。

今回は蝶として羽ばたくためのフェーズへ突入。
「見たことない世界へ、エイッと踏み出すのは怖いよ〜。でもこのままじゃいけないのも知っているしどうしよう〜」の葛藤が起きやすく、感情ジェットコースターが激しめかもしれません。

飛び立つ時はより軽やかに、そしてのびのびと。
裏を返せば、秘めた強い思いや気持ちと出合い直すチャンスでもあります。
記事の中でも紹介してますが、ともに＜ピンボケの心＞を大切に参りましょう。

◆月はさそりで太陽おうし　〜欲望と現実的思考のぶつかり稽古〜

今回の満月。
月にさそり座・太陽におうし座という星の配置的です。
真反対に位置する星座でございまして、性質的にも真逆の性格を持っています。

どういうことかと申しますと…
「わたしの強い欲望と現実的思考」がぶつかり稽古状態になりやすい時期ということです。

例えば…
「わたしはこうなりたい！こうしたいんだ！」っていう奥底の欲望に気づいちゃう機会が多く訪れているここ最近。
なのに、変に現実的に捉えて、今じゃない、時間やお金や余裕がないから変化できないんだと物理的にできない理由をならべはじめる。
それを続けていると気づけば、欲望と現実の間にとんでもない分厚い壁がつくられて、進撃の巨人に出てくる巨大な壁がつくられる仕組みです。

◆破壊と再生の星。冥王星の存在　〜変化の前のうらめしや〜

さらに、なんともいけずなことに、「破壊と再生の星」と呼ばれる冥王星の配置がなかなかに厳しめで、その葛藤に拍車をかけてきやすい時期でもあります。

前回の新月でさなぎの話（前回の記事はこちら）をしましたが、ドロドロから蝶になるためのフェーズへ突入。

この冥王星の働きかけのおかげで、うらめしや〜ってな感じで恐れがでてきやすくなるんですね。

わたし、こうしたいねん！っていう奥底にしまってた欲望を知っちゃったもんだから、やるもやらぬも、変化するもしないもわたし次第っていうところろまではきている。
でもでも、一度モンシロ蝶で生まれてしまったら、アゲハ蝶にはなれないときた。
あと戻りできないという背水の陣みたいな「後戻りできない」変化だから、尚のこと怖いのかもしれません。

◆さて、どう羽ばたくか　〜ピンボケの技を繰り出してみる〜

見えすぎ注意報

徹底的に向き合わねばという気持ちに加速がかかりやすい時期だからこそ、ドツボにハマりやすいのでお気をつけあそばせ。（さそりの力が爆発すると、奥底に潜りすぎて出口を見失ってしまいやすいためですね。）

では、その混沌の中でどう羽ばたいていくのか。
しんどそうと思ったあなたへ。ご安心あれ！

＜少しピントをぼかしてみましょう＞というのが、本日の本題です。

これはこの満月以外にも言えることかもしれませんが、マサイ族並みの視力で、自分の奥底ばかりが見えすぎちゃうロックオン状態が発動された時。

ロックオンの状態で見ている世界は、割と見つめている範囲が狭いんですね。
奥底の底しかみえてない状態。さらに出口を探そうとするもんだから、どうにもこうにも身動き取れなくなってくる。
そこに拍車をかけるように、抜け出せない自分へのもどかしさや葛藤が生まれて苦しくなる。

わぁ〜〜〜。どうしたらいいんだとなっちゃたら、ちょっとピントをずらしてみる。
見えすぎて辛いなら、度の強いメガネやコンタクトレンズは、はずすしてあげることであえて奥底を見えなくする。

ピンボケくらいでまわりを見つめるくらいがちょうどいい時もあって、一気に視野がグググと広がることもあるでしょう。
そうすると、盲点になっていた意外なところに、抜け道を見つけられるかもしれません。

◆木星や火星など応援団の存在　〜ピンボケの技を繰り出してみる〜

もう少し解像度を上げてお話ししていきます。
では、ピンボケを発動させてどう視野を広げていくか。
身の回りに落とし込んで見つめてまいりましょう。

わたしの奥底が＜内側の見えすぎている世界＞のピントだとしたら、その対になる世界は、「わたしの家族・友人・社会」といった対外的な世界。

ピンボケを発動させてピントを合わせてみた広い世界が「家族・友人・社会」ということです。

この広い視野にいる人たちの望みや願いが叶うためには？っていう視点が今回のドツボから抜け出すキーに。

シリアスになりすぎず、もっと軽やかにみんながワクワクすることってなんだろう？と妄想を膨らませてみてください。
幸運の星とも呼ばれる木星や、やる気メラメラの星である火星たちが、理想と現実の潤滑油となり、背中を押してくれるはず。

みんなのワクワクと思ってやっていたことですが、いつの間にか私の奥底の望みも叶っていたりするから不思議なものです。

もし、満月前後で回ってきた役割があったなら、まずは深呼吸。
ひろ〜い視点で見つめて見た時に、これは私の意思をこえて全体のワクワクのためになることだなと思うのであれば、それは今のお役目なのかもしれません。
無理は禁物だけど、受け入れてやってみる。

海は広いな大きいな。
きっとめぐりめぐって、すべてあなたの元へかえってくるはずです。

今回はだぶ長くなりましたが、どうぞ軽やかに羽ばたける日が来ますように。

真ん中　高橋　拝。

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