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季節のうつろいとごはん。 はじまりの書

拝啓 皆々様

日本の四季というのはなんとも風情なものでございます。
春は新緑にまじりて山菜に舌鼓をうつ。
夏になれば、カンカン照りのお天道様に負けじとスイカを割って食べてみたり、素麺すすって涼を求める。
豊穣の秋は、芋栗かぼちゃに、やれきのこだ、秋刀魚だとついつい食べ過ぎてしまったり。
冬は冬とておこたにて、あったまりながらみかんを食べたり、ぷ〜と膨らむもちを食べ、おせちを食べては寝正月。

おいしいものを振り返ってみると、四季折々の旬の食材に心踊らされ、食しているものが多いもんのでございます。
感覚的にわたしたちの心や体は、旬の食材を求める性分なのでしょう。

さて、この旬のものや今日はこれが食べたいという”感覚” ですが、どうやらただ意味もなく湧き上がるものではないらしい。
食の学びを深める度に「むむ、なるほどぉ〜」と唸ってしまうわたくしです。

人それぞれ、体調を崩しやすい、なんとなく苦手だなと思う季節があると思いますが、それをなんとなくで通り過ぎるのではなく、食を通してちょっぴりその不調や苦手をゆるめるきっかけとなるような恋文となれば幸いです。

食養生というとなんだか、かたっくるしくてハードルが上がる気がするので、お気楽に「あ、なんかやれそう、やってみたいわ」ってなるくらいのテンションで、徒然なるままにお届けしようと思っています。

みなさまどうぞ、お見知りおきを。

食べたいものをつくる人
真ん中 高橋 より(子)拝。

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