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きまぐれな詩(うた)

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詩のようなものをここにまとめます。30過ぎてもポエマー気質。
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#ことば

深夜2時、恋はミルフィーユ 背伸びして

私の好きな人は
私の嫌いな人でもあるんだと
なぜか腑に落ちてしまった
深夜2時

甘いカスタードクリームのにおいに誘われて

好きだけど、魔法が解けたら多分もう嫌い。

好きだけど、夢から醒めたら多分もう遅い。

何層にも重なったあなたの大好きなところが
少し不安になったぐらいで
崩れることはないと思っていたんだけど

好きだから、好きなままで、
尊敬しているあなたのままで 
どうかいてほしいと。

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ミルクシェイクを飲み干すまでは

できない自分を あまり責めることはない
それも個性の一つだから

そう満月の夜に思ってから

いや、本当はダメなことも
知っているけど

涙も出ないのは大したダメージではないからか
その逆なのか

すばらしい時間がなくても
納得した人間関係
それでいい

たったひとりにはすべてを話せて
他の誰にも言えない
それでいい?

どちらがいいのだろう
というより、
どちらが合うのだろう

虚しくなればいい

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悲しいときは 左の奥のほうが痛い 他(不定期・ほろにが恋愛編)

忘れたいのか、呼び起こしたいのか。
iPhoneメモ帳に走り書きしてそのままの言葉たちをまとめてみる。
まずは恋愛のモヤモヤ編。
フィクションノンフィクション、ごちゃまぜ。

2019/8/13 22:24

だからこそ好きにならないようにしないとな。

不倫でもなんでもないから別にいいのかもしれないが、
多分こういう人は恋愛では私を選ばないのである。

2019/8/14 20:30

知れば知

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音楽と雨と、恋とさよなら

びっくりしたなあ、
1年半前に出会った、あの雨のような音楽。

眠る前に久しぶりに聴いて、暗闇のベッドの中で
ひとりで涙をぽろぽろと流してしまったんだ

からだの半分を枕に委ねて
雨に愛された曲を流しながら、
雫みたいな涙が
右側にだけ落ちていくんだよ

「僕はまだ君を愛さないことができる」

「愛さないことにするよ」
「この歌にだけ残す」

そう、そんな歌詞だったよね
すべて、また箱を開けてみた

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だから私は、本を買うの

本って記憶に残るから。

勝手に記憶に残ってくれる。

もらった本は、その人ごと記憶として残る。

買った本は、私だけがその日のことをよく覚えている。

それが心地良い。

ひみつは本棚の中だけで充分だ。

映画と一緒なんだけど
本は、紙の重さが 余計に
思い出の存在感と
重なって

今日は仕方ないなあと、買ってみた。

言えないことは、本に残すしかない。

この本を手放すときが来たら
私は今日を

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孤独なかわいさ砂糖多め(15分ポエム)

ほめられたいわけじゃない
見返り求めるわけじゃない

ただあなたに届けたい
単なる「誠実」をさ

ようやく肯定できる気がしているんだよ

もし受け入れてくれる人がいなくても、
頑張ってバカみたいだと立ち止まっても

「大丈夫だ」
「私に嘘はついていないもの」

自信は誠実な行動からしか生まれない

今日はドーナツ食べていいよ

マッチングアプリでたくさんの人と出会ったとしてさ
打率は上がっても

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15分間だけの感情をフォークですくう

なんて心が狭いのだろう?

びっくりするぐらいにいじわるな気持ちを抱いていると
気がついた日は
ほんとうのところ
余裕あるからじゃない?

究極のあまのじゃくは
結構損をしてるから

思いの強さに自分自身が戸惑うときが
きっと何より苦手

でも、何より希望

はじめまして、の日が
いちばん優しいのかな

慣れるのは嬉しいけれど、
それは、「雑」や「あきらめ」とは違っていてほしい

なんて、お互いさ

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魔法使いの町

ため息の丘で汚れた花を摘む
七色の紅茶を作るには
これがいちばん効くのだという

魔法では出せない色があるらしい

「寂しい」を百度で溶かし出来たチョコ
少年の心を動かすには
これがいちばん効くのだという

あの子が泣いていたのも"それ"なのだと
店の老人は言った

星屑を集めて 会いたい子の名前
あの人の願いをかなえるには
この呪文しかないのだという

呪文は呪いではないから
とらわれない

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閃光ミライ/あと3ヶ月

もうすぐ今年も終わるって
考えてみりゃ あっという間

きみは素敵だ 分かっちゃいるが
猫のあしあと 探さないと

タクシー乗って 行き先告げない

夜は涙を隠してくれる

どこかにやさしさ 残ってりゃあ
失敗しても 笑ってくれるよ

「未来は自由だ」分かっちゃいるが
過去のしあわせ 照らすLight

タクシー乗って うちにおいでよ

うまい話は なくていいから

どこかに好きが 残ってり

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月夜のキャンディー、涙のビスケット

素直になれなくて泣いてる
大人になっても そんな夜を過ごしているなんて
だれも知らないだろう

素直になりたくて生きてる
あの子の前なら ほんのすこし好きになれるかもね
欠落した感情も

満月にもらった
勇気の出るキャンディー
昔の漫画で見つけた おまじない
食べた

涙でふやけた
嘘がつけないビスケット
失っても身体はそこにある
大好きだ
ずっと

素直になれたから泣いてる
あの子の前なら ほ

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ねむるbutterfly、おぼれるbeautiful

目の前を横切る蝶を
美しいと思うのか
すこし怖いと思うのか

結末知ってる海の映画を
おぼれるまで見守る人か
すこし離れて泣く人か

近くにいたのは気のせいだったのかな

あの子に会うため着飾った
いれものは変わらなくても
気持ちは変わる
いつも 変えられる

そんな決意はいらなかったのにね
僕の前では

目の前で舞い散る蝶を
ただ哀しいと思うのか
それすら、美しいと思うのか
#詩 #ポエム #

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夏の話を君はしないで

ことばなのか、心なのか。

心は目に見えないのに、
言葉がなくてもつながっている感じがする。

そんな瞬間を奇跡とか歓びとか呼んだりするのだろうか、
この世界では。

さっきまであんなに話していたのに
いつのまにか塞がれている。

なにも話さなくても、次の瞬間
なにが起こるのか
解るようになってしまう。

そんな錯覚には
きっとそれ以上の名前はない。

ひみつがあるのはいちばん素直で自由

話さ

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