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かんてん的鉄道写真まとめ

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高校・大学・社会人…かんてんが歩んだ鉄道写真を少しずつ上げて皆さんと振り返りたいなと思う場所。 特に腕は期待しないでください。 古のやつ出てくる可能性アリ
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記事一覧

Turn.15『営団の美に酔う』

Turn.15『営団の美に酔う』

 令和になってもこんな車両が走行していた事には、現在でも軽い衝撃を感じます。
 令和5年の1月頃に引退した、長野電鉄3500系です。
 この車両の元を辿ると、営団地下鉄日比谷線の3000形となり、日比谷線が開業したばかりの『初代』の車両という事になります。
 登場は昭和36年で、長野電鉄時代まで含めて計算すると実に62年もの歳月走った事になります。
 当初は日比谷線の方に車長制限があったので、車両

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Turn.14『往年の勇姿』

Turn.14『往年の勇姿』

 永遠のスターかもしれません。
 突然こうして始まるのも違和感になってくるのでしょうけれど。
 さて、今回の話は富山地方鉄道10030形、元・京阪3000系テレビカーです。晩年には中之島線開業に伴って同時投入された車両の影響で、頭に(旧)が付いたりしましたが自分は気に入ってないので『テレビカー3000系』と呼ぶようにしています。
 写真撮影時期は高校3年生。
 3年生と言っても、受験勉強らしい身の

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Turn.13『一生の思い出と後悔の話』

Turn.13『一生の思い出と後悔の話』

 平成30年の頃。
 この時期から自分は様々な場所に目的を持って移動し始めます。
 母親が家を留守にするので、その時期にダブらせて自宅を出て夜行バスで日帰りとか。そんな感じの事をし始めた矢先の話になるのですが、少し不穏な噂が流れ始めます。
 立山黒部のアルペンルート、長野県の扇沢から富山県の黒部ダムまでを運転する『トロリーバス』が電気バスに転換されるというニュースです。
 この情報を聞いて、自分は

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Turn.12『叶うなら』

Turn.12『叶うなら』

 名鉄からこの姿の特急列車が居なくなって…いや、正確にはこのクラシックも落ち着きある塗装が居なくなって何年が経過してくるのでしょうか。非常に恋しいの域を現在は越えている次第であります。
 名鉄1000系/パノラマスーパー。
 かつては両端に展望車を持つ編成で『全車座席指定』の4両編成という格式高い扱いを受けて誕生しました。
 ですが時代の経過で後方に一般車を連結し、岐阜方には平成3年から
『一般車

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Turn.11『凱旋走行』

Turn.11『凱旋走行』

 113系は順次活躍の場を減らし、写真の緑色をしている113系…京都地域色の113系は京都方面での活躍を終了し、現在は福知山口で僅かに活躍を続けるのみとなっています。
 そうした中で、実は友人に誘われて所謂『凱旋』的なモノを撮影した事がありました。
 それがこの写真です。
 確か、嵯峨嵐山駅だったかと。
 大学生の時期で、この時期には一人暮らししていた大阪を離れて京都に里帰りしている時期でした。薄

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Turn.10『衝撃』

Turn.10『衝撃』

 どうも。かんてんです。
 先週のニュースの中で、世間を震撼させた1つのニュースがありましたがご存じでしょうか。
 多分、この記事を読んでいる方で知らない方って殆ど居ないんじゃないかなぁと。
 そう。新幹線923形・ドクターイエローの引退宣告です。
 まぁ車両自体が元は700系新幹線を基礎にして走っていたので、個人的には
「いつきてもおかしくないかなぁ」
という気持ちではありましたがまさかのこのタ

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Turn.9『思い出の祖谷』

Turn.9『思い出の祖谷』

 JR四国から2000系気動車が引退したのは一体今から数えてどれほど前なのでしょうか。
 だいぶ経過したような気持ちもありますし、まだ走ってそうなんだよなぁ…という気持ちにも。
 ここでの『2000系気動車引退』は特急/南風からの引退を指します。現在でも2000系気動車は四国全域で活躍中で、変わらぬ走りを予讃線・土讃線の高知以南では継続しております。
 写真のような堂々とした編成はもう見る事が出来

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Turn.8『Thanks,Pastel Blue!!』

Turn.8『Thanks,Pastel Blue!!』

 いきなりの英語タイトル、申し訳ない。
 ということで今回の写真ですが…
 京阪800系です。大津線のネタは2件目ですね。
 前回は石山坂本線を掲載しましたが、今回は京津線です。京津線、路面電車としての法令に沿って走っている日本の鉄道の中ではかなりアグレッシブな走りをしているのはご存知でしょうか。
 太秦天神川から御陵までは地下鉄区間を走行し、御陵から上栄町までは急勾配を含んだ登山鉄道ばりの区間を

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Turn.7『復刻交錯』

Turn.7『復刻交錯』

 前回、名鉄6000系 6010F復刻塗装(チョコツートン)の鉄道コレクションを購入しまして、そちらをNゲージの線路で走行可能になるように工程を積んでいく記事を記しました。
 自分では正直、鉄道コレクションのNゲージ走行化…動力化に関してはやり慣れていて説明が難しいので、分からないという人は各ツールを検索してくだされば割とすぐに出てきます。ネットなんて簡単なものです。
 ということで、この車両の前

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Turn.6『北勢に残る西武車』

Turn.6『北勢に残る西武車』

 前回分の記事を読んでいた方は分かるかと思うのですが、今回も東海地区の鉄道に関する話です。
 今回は三重県の北勢地区。いなべ市を走る全長30キロ程度の路線、三岐鉄道の写真です。
 三岐鉄道といえばやはり貨物列車なのですが…今回は貨物列車ではなくその脇を走る旅客車両から。
 写真の車両は、かつて西武で401系として活躍していた車両でした。西武では増結車として。そして2両で活躍しそのまま引退を迎えた事

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Turn.5『関西本線の思い出』

Turn.5『関西本線の思い出』

 上げるネタならたくさんあるやろぉ〜、なんですが、もうこの記録に関しては確か平成28年くらいで、もう自分は高校生の頃になります。
 あぁ、懐かしい。あの頃に戻れるなら真剣に勉強して、良い大学を再び目指してみたいものです。
 と、叶わない夢を残したところで…
 今回の写真は関西本線で最後の活躍を見せたDD51形ディーゼル機関車の貨物列車です。
 関西本線では、確か令和に入っても少しだけ。
 タンク列

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Turn.4『拭えず…』

Turn.4『拭えず…』

 現在では新塗装化が進行し、時々ではありますが派手な車両が走行する京阪の石山坂本線。
 ファンの間では石坂線の愛称で親しまれる路線ですが、かつてはこんな色の車両が走行していました。
 色を見れば分かると思いますが、坂本比叡山口から先の坂本ケーブルの塗装です。
 600形の611-612に塗装され(ラッピングだったかしら)、平成19年からこの姿で走行していました。
 確か、この年…平成29年あたりで

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Turn.3『再熱か?』

Turn.3『再熱か?』

 最近の話ですが、TOMIXから近鉄12200系のNゲージ製品化が発表されました。
 と言っても現状、製品化の企画が進行した…といった具合のようで、まだまだ表面的な告知だけです。
 自分にとっては赤子の頃から母親に抱かれて乗車し、そして高校生からは撮影で。時には乗車して祖父母に会いに三重へ行く手段として世話になりました。
 盆に正月は座席が埋まっていて、喫煙車の曇った車内で青山越えとなり、三重と京

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Turn.2『一度きり』

Turn.2『一度きり』

 何年か前、少しだけある生放送にハマっていた都合などもありまして養老鉄道に通っていました。美濃本郷STATIONといいます。探してみてください。
 そうした中で、一回だけこんな並びを見ました。
 忘れもしない、東赤坂駅。
 偶々ですが訪問すると、当時はセンロク色であった600系D04編成が現在もラビットカラーを維持している同形式D06編成と並びました。
 気付いたのは自分だけ。そして撮影に行ったの

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