三番目に大事なもの

RCサクセションの名曲に「三番目に大事なもの」という曲があります。

（以下歌詞抜粋）

　　いちばん大事なものは　自分なのよ
　　その次に大事なものが　勉強で
　　三番目に大事なものが　恋人よ

10代のモラトリアムの中、リリーフランキー著『エコラム』（下記URL）内で紹介されておりました。自分の漠然と感じていたことが言語化されたような解説に衝撃を受け、その後物知り顔で多くの場面（主に居酒屋）で引用してきた歌詞です。

エコラム

この歌詞はライフステージによって捉え直すことができまして、例えば今の自分にとって勉強は仕事や読書といった自分を磨くことです。恋人は自分以外の他者と大きく捉えることもできます。

WWII終結後、多くの日本人は平和を享受し、マズローの五段階欲求が順に満たされ、更にはSNSの発展により、人にどう見られるかと言う「承認欲求」の段階で止まってしまい、支配されてしまっている人が多いように思います。

一方でインフルエンサーなる職業も登場しているように、誰もが影響を与える側になれる可能性がある時代となっています、このnote然り。SNSの発展は正の側面の方が多いと思います。ただより良い人生、社会のためには今一度順序の意識づけが必要と思うわけです。

つまり、まずは自分はどうありたいのか、そのために限られた時間の中で何に打ち込むべきなのか、人にどう見られるかはあと、三番目なのです。各々が打ち込んだ結果、他者とぶつかった場合は「和を以て貴しとなす」で良いのではないでしょうか。