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おきにいり

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#エッセイ

100万円貯めて、汚部屋から脱出してみた

100万円貯めて、汚部屋から脱出してみた

台所にたどりつけない。
そんな経験、普通しないと思う。

汚部屋だったころ、モノが床にあふれていた。ただ台所に行くだけなのに床がモノだらけで

SASUKEファイナルステージ
みたいになってた。台所にたどり着けるかどうかはその日の体力次第だった。

段ボールや雑誌、ゴミ袋が散乱。
モノがミルフィーユみたいに層になってて、歩くと足の下でCDケースが「パキッ」と割れる音が聞こえてた。

床だけじゃない

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名前も知らない人のアカウントを2年かけて特定したら人生が確変に入った

名前も知らない人のアカウントを2年かけて特定したら人生が確変に入った

自慢じゃないけどネットストーカーが得意。彼氏の元カノのインスタグラムとか秒速で見つけちゃう。マジで自慢じゃないです。このあいだ、友人がVJをやっているというので1分でそのVJユニットのツイッターアカウントを特定して送り付けたら「ネトスト1級?」と聞かれた。粘着質の賜物ですわよ。

まあそれにしたってアカウント特定にはある程度の手がかりが必要になってくる。名前、居住地、出身大学、エトセトラ。なんらか

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大地震が起こる前に、これだけはしておけ!

大地震が起こる前に、これだけはしておけ!

1995年1月17日 5時46分。
阪神大震災の朝、震度7の真上にいて被災した人間として、ちょっとだけサジェスチョンしようと思います。

それは「大地震が起こる前に、どういう準備をしておけばいいのか」ということ。

経験者しか語れないことってあると思います。悔恨をこめてお伝えします。ボクが実際に体験した例からいくつかピックアップして「備え」について書いてみようと思います。

なお、東日本大震災(2

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「聞く力」の意外なパワー

「聞く力」の意外なパワー

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112)

日本に来て間もなくのある日、コンサル事業のスタッフから言われた一言が僕にとっては衝撃だった。
「ある部下とどのようにコミュニケーションをとっていいかわからない。」
そのスタッフは部下とうまくやり取り出来ず仕事もスムーズにいかない、会話もない、何を考えてるのか分からないらしい。イタリア人としてビジネスパートナーだろうがプライベートの友人だろうがま

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それは願った通りに使えているか?

それは願った通りに使えているか?



友人が面白い気付きを送ってくれたので、今日はそれについて書いてみます。

お菓子の空き缶などで、可愛いものを取り置いている人もいらっしゃるでしょう。
私だってそうです。この画像は数年前、家族で関西に旅行に行ったときに奈良公園で買ったもの。旅の記念でもあり、可愛いから捨てられない思い出の品です。
(なんでも捨てると思われてる私ですが、お菓子の空き缶だってきちんと保管してるんだよ!)

(…ていう

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着物、はじめました。(その15・姐さん降臨!!七緒「魔法の15分着つけ」著者、山村若静紀さんにお会いしたのだ☆)

着物、はじめました。(その15・姐さん降臨!!七緒「魔法の15分着つけ」著者、山村若静紀さんにお会いしたのだ☆)

ここ数年あたりで着物にハマった人なら、多分読んでる人も多いと思う。
お洒落な着物雑誌「七緒」から出てるムック本「魔法の15分着つけ」。
かく言う私も、実はその読者の一人である(こちらの本は、本名である「堀口初音」さん名義で出版されています。「山村若静紀(わかしずき)」というお名前は、日本舞踊山村流師範としての芸名なんだそうです)。

「15分でっっっ!!!」と言い切る、その力強いタイトルにほだされ

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人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月

人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月

人は死んでも、死なない「そういえば、そろそろ5年経つかな?」
「うん、そうだね。」

「今思い出しても、かっこいい旅立ちだったよね。」
「うんうん。あんなにすがすがしいお看取りは
後にも先にもないよね。」

かつての同僚と飲みに行くと
看護師である私たちは、決まってある患者さんの話をします。

名前は田中さん(仮名)
大腸がんで5年前に亡くなった患者さんです。

彼女は私が関わった患者さんの中でも

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東大出身であることを隠したがる東大生・卒業生の存在について

東大出身であることを隠したがる東大生・卒業生の存在について

今朝、Twitterやブログ、Noteのプロフィールにひとつの変更を加えることにしました。

出身大学が東京大学であることを足すこと。

「なんだ、そんなこと」と思うかもしれません。自意識過剰だと思われる方もいるかと思います。

ただ、私にとってはこれまで2年以上の間、自由にコンテンツを作るために、そして自分のコンテンツを先入観なく見てもらうためには、意外と大事なことでした。

本名でブログをかい

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依頼が雑だと、アウトプットの質が下がる

依頼が雑だと、アウトプットの質が下がる

「良い感じにしておいて」
相手との関係性によっては成立しますが、仕事の依頼としては非常に抽象的です。「良い感じ」の認識は個人によって異なるため、多くの場合は手戻りが発生するケースもあるんじゃないでしょうか。
「依頼するスキル」があるのかもなあ、とふと思いました。アウトプットの質は、依頼された側のスキルだけでなく依頼する側にも理由はあるのかもしれません。

依頼する側:想像以上に情報は伝わっていない

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文房具屋のおじいさん

文房具屋のおじいさん

2015年の春のこと。

わたしはまだ青木杏樹ではなく、ただ趣味で小説を書いている人でした。毎日毎日、400字詰め原稿用紙を20枚ワンセットを消費しては、文房具屋に買いに行きました。帰宅するとまた明け方まで20枚消費し、日が高くなる頃には買い足しに行く日々が続きました。

小説とは応募するもの、小説とは他人に読んでもらうもの、という考えがわたしにはありませんでした。

わたしの中には小さな世界がご

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朝のコーヒーを緑茶に変えてみたら。

朝のコーヒーを緑茶に変えてみたら。

5時前に目が覚めてしまった。
二度寝が出来ないほどのサッパリした目覚めだ。

とりあえず、湯を沸かした。
いつもならばここで、コーヒーを入れるのが定番。
朝一杯のコーヒーを飲み、目を覚まして活動を始める。
素敵だし、大好きな朝の始め方である。

コーヒーと合わせて、パンにジャムでも塗ろうかと思ったが、ふと冷蔵庫を開けると、
地元産の小さめきゅうり、山形産のさくらんぼ。
あぁ、これが食べたいな。

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夫婦が四六時中いっしょにいられる、秘訣みたいなもの

夫婦が四六時中いっしょにいられる、秘訣みたいなもの

私たち夫婦は自営業ということもあり、365日、仕事でもプライベートでも、ほとんどずーっと一緒にいて、まぁそれなりに楽しく、少なくとも苦はなく過ごしています。

うすうす気づいてはいたのですが、どうやら、こういう夫婦って、世間ではマイナーみたいで。

さいきん「コロナ喧嘩」とか「コロナ離婚」っていう言葉を、よく目にするようになりました。

とくに気になったのは、もともとはそんなに夫婦仲が悪かったわけ

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「フェイク」の言葉に苦しまないで。

「フェイク」の言葉に苦しまないで。

こんにちは。岡山史興と申します。
普段は70seedsという会社でスモールビジネスや地域を支援することを生業にしています。

「小さな営みの時代」をテーマに、こんなnoteを書いています。

そんな私が、今回さのさんのnoteで「大人に怒られそうなこと」を書くことになりました。

テーマは「フェイク、プロレス、ファッションパンク」。しばしお付き合いいただけたら幸いです。

SNS時代に問われる「言

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「好き」よりも「ついやってしまう」「やらずにいられない」が才能のヒント

「好き」よりも「ついやってしまう」「やらずにいられない」が才能のヒント

「好き」だからやるよりも、理由なく無意識で「ついついやってしまう」「やらずにいられない」事に才能のヒントがあるんじゃないでしょうか。
ふとそんな事を考えました。

「好き」と聞かれると素直に「好き」と言えない自分に文章やTwitterの才能があるとは思いませんが、周囲からよく褒められます。最近「書く事は好きですか?」と聞かれて、その度に言葉に詰まってしまい、驚かれます。

聞いて下さる方は「好きだ

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