円卓

24歳フリーター。 人が作った飯は大事に食べよう。

円卓

24歳フリーター。 人が作った飯は大事に食べよう。

記事一覧

18歳の屍を抱く6歳

18歳ときに1度死んだことがある。 精神的死。 生自認と名付けよう。 とにかく俺は、死を自認した。 俺は死んだと。 人間誰しも、こうすれば生きやすいと言われるものに手…

円卓
1日前
2

長谷部誠の引退

俺のヒーローのような人だ。 本田圭佑や香川真司のようなスター選手と比べると、もしかしたら知らない人もいるかもしれない。 ただ、キャプテンとしてサッカー日本代表を…

円卓
3週間前
2

ルイボスティー

まるで嗜好品のように。 飲み込んだ後に深呼吸をすると、体に巡ったはずのフレーバーが鼻から抜けていき、いい香りがする。 こういった感覚があるから俺は煙草を好んでい…

円卓
3週間前
1

心の口癖

俺は、俺について情報弱者だった。 俺は20歳ぐらいまで、 全ては気合いと根性でなんとかなると本気で思ってた。 これを「アニマル浜口期」と呼んでいたわけだが、 その結…

円卓
1か月前
4

経験は生きている。

自分は特別でありたい。 特別な経験をしたい。 そう考えている時期があった。 もしかしたらまだ少し思っているかもしれない。 かと思えばビビリで失敗ばかりで人並み、いや…

円卓
2か月前
4

メタ認知の暴走談(メタモン)PART1

最近、「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeやポッドキャストで活動している2人組を追っている。 思慮深いチャンネルでとてもおもしろい。 そこでできた造語?がメタ認知の暴…

円卓
2か月前
6

思考のアプデに俺は耐えられるのか??

世の中には言うことがコロコロ変わったり、考え方が変わったりする奴がいる。 そんなことをふと考えていた時のことだ。 人間はしばしば考え方や思考がアップデートしてい…

円卓
3か月前
2

冷たい冷蔵庫(1年間の冷蔵庫なし生活を経て)

2年前ぐらいの話だ。 冷蔵庫を開けると中が常温になっていた。 よくコンセントが抜けてることがあるのだがどうやらそうではない。 何度コンセントを挿し直してもダメだ。 …

円卓
3か月前
5

M-1グランプリ2023

いろんなお笑い番組や大会がある中で、1年で1番心揺さぶれるのがM-1グランプリ。 俺はハラハラしらながらその1日を待つのです。 この日だけはテレビから離れられない。 今…

円卓
4か月前
13

"いい人"と"いい友人"

俺はいい人だと思われたい。 だからいい人だと思われるように生活しているつもりだ。 そんな話を知り合いにしたら疑問を投げかけられた。 「いい人とは何か」 「いや..…

円卓
4か月前
8

冷蔵庫 人事部

冷蔵庫 人事部の俺は、スーパーへ新しい焼肉ダレの面接に向かった。 新人面接はなかなか楽しいものがある。 期待の新人は尽きない。 ダレを採用しようか吟味している時間…

円卓
5か月前
4

60歳の後輩

秋らしくなってきた10月。 バイト先に60歳の人が入ってきた。 店長がいなくても店が回るような人材として雇われたみたいだ。 面接を側から見ていて結構長めにやっていたか…

円卓
5か月前
4

英語なんか大嫌いな学生

英語に対してどういうイメージがあるだろう。 "学生時代の勉強が辛かった" というイメージが1番最初に浮かぶ。 別に喋れなくたって生きていけるし。 大成しないんだよね…

円卓
6か月前
1

迎賓館赤坂離宮を駆ける。

先日、迎賓館赤坂離宮の外周を走った。 迎賓館とは、ざっくり言うと海外の国王や大統領をおもてなしする施設で、建築がとても美しい。 一般参観もやっているのでぜひ見に…

円卓
6か月前
1

淡い期待を断つ

とても抽象的な話をする。 俺は今までいろんな選択を経て今ここにいる。 また一つ選択をし、経験をした。 一般的には辛い経験だろう。 そして新しくなった。 なにか大きな…

円卓
6か月前
1

失恋3日目に失恋ソングを3つ紹介

3日前に彼女と別れた。 こんな企画めいたタイトルをつけるからには、てきとーな恋愛だったとか思うだろ? 大まじな失恋だ、馬鹿野郎。 正常を装ってこその3日目だ。 話に…

円卓
7か月前
7

18歳の屍を抱く6歳

18歳ときに1度死んだことがある。
精神的死。
生自認と名付けよう。
とにかく俺は、死を自認した。
俺は死んだと。

人間誰しも、こうすれば生きやすいと言われるものに手を伸ばす。
しかし一向に状態は良くならない。
俺は、多くの人が言うそれらを積み上げていくと、いつの間にか虚無感に変わっていた。

積み上げた塔は、上に向かうほどに鋭くなって、心を刺す。

もう一段積み上げたから壊れたのか、土台を蹴っ

もっとみる

長谷部誠の引退

俺のヒーローのような人だ。
本田圭佑や香川真司のようなスター選手と比べると、もしかしたら知らない人もいるかもしれない。

ただ、キャプテンとしてサッカー日本代表を率いていたその誠実さと生真面目さは、日本男児のお手本だと思う。
羽鳥アナウンサーのような安心感がある。

35-40歳で海外の第一線でプレーするというのは、一流選手でも相当難しい。
そんな年齢でも度々活躍をニュースで見れて嬉しかった。

もっとみる

ルイボスティー

まるで嗜好品のように。
飲み込んだ後に深呼吸をすると、体に巡ったはずのフレーバーが鼻から抜けていき、いい香りがする。

こういった感覚があるから俺は煙草を好んでいるのではないか、ふと思う。

みんなはいつルイボスティーを知ったのだろう。
そもそも知っているのだろうか。
飲んだことはあるのだろうか。
そういった感覚が欠落しているのは、子供の頃からルイボスティーに馴染みがあったからだ。
実家はもちろん

もっとみる
心の口癖

心の口癖

俺は、俺について情報弱者だった。

俺は20歳ぐらいまで、
全ては気合いと根性でなんとかなると本気で思ってた。
これを「アニマル浜口期」と呼んでいたわけだが、
その結果なにが起こったかというと、自分の性質を知らないまま盲目に進み続け、そして限界を迎えた事に気がつかないフリをして大爆発を起こした。

「こうあるべき」を掲げて生きられる人間もいるだろうが、俺はそうではなかった。
単純なフィジカル面もそ

もっとみる

経験は生きている。

自分は特別でありたい。
特別な経験をしたい。
そう考えている時期があった。
もしかしたらまだ少し思っているかもしれない。
かと思えばビビリで失敗ばかりで人並み、いや人並み以下の経験ばかりだった。
どうやら特別ではないようだと気づいた頃には、たくさんの不安や憤りだけが残っていた。

そんな19歳の頃。
ベストセラー「嫌われる勇気」に出会う。
本から学ぶことを知らなかった俺は、鮮烈で嬉しかった。
こん

もっとみる

メタ認知の暴走談(メタモン)PART1

最近、「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeやポッドキャストで活動している2人組を追っている。
思慮深いチャンネルでとてもおもしろい。
そこでできた造語?がメタ認知の暴走、またはメタモンだ。

「メタ認知が暴走する」とはどういうことか。
相手の気持ちを推し量ろうたくさん考えた結果、最適解が見当たらず脳がショートすることだ(と解釈している)。

まさに上の文のように、(と解釈している)など、余計な

もっとみる

思考のアプデに俺は耐えられるのか??

世の中には言うことがコロコロ変わったり、考え方が変わったりする奴がいる。
そんなことをふと考えていた時のことだ。

人間はしばしば考え方や思考がアップデートしていく。
いいことだ。
多かれ少なかれ、歳を取れば何かしらの変化はあるだろう。
経験から教訓を得ることは誰しもある。
俺にもある。

俺は、ほふく前進のようにいろんなものを避けながら、前だか後ろだかもわからないまま、それでもゆっくりと進んでい

もっとみる

冷たい冷蔵庫(1年間の冷蔵庫なし生活を経て)

2年前ぐらいの話だ。
冷蔵庫を開けると中が常温になっていた。
よくコンセントが抜けてることがあるのだがどうやらそうではない。
何度コンセントを挿し直してもダメだ。
こういうことが起きると一旦放置したくなる俺であるが、冷蔵庫は死活問題だ。

なんとかネットを駆使して原因を突き止める。
どうやらモーターが高温になるのを防ぐための安全装置が常に作動してしまい、温度が下がらなくなったらしい。

保険適用が

もっとみる
M-1グランプリ2023

M-1グランプリ2023

いろんなお笑い番組や大会がある中で、1年で1番心揺さぶれるのがM-1グランプリ。
俺はハラハラしらながらその1日を待つのです。
この日だけはテレビから離れられない。

今年のM-1はすごかった。
毎年本当にそう思う。

やっぱり今年も格段にやばかったですね。

敗者復活戦の大盛り上がり。
令和ロマンの初決勝、トップバッター、トップバッター最高得点、3位からの優勝。
なんといってもドラマティックな優

もっとみる
"いい人"と"いい友人"

"いい人"と"いい友人"

俺はいい人だと思われたい。

だからいい人だと思われるように生活しているつもりだ。

そんな話を知り合いにしたら疑問を投げかけられた。

「いい人とは何か」

「いや..いい人は..いい人じゃん..??」

、、、結構無理があるか⁇

"いい人"とは共通認識のようでいて、投げやりな表現にも思える。

みんなはどんな人を"いい人"だと言うのだろうか。
今回は俺にとっての"いい人"を定めてみようと思う

もっとみる

冷蔵庫 人事部

冷蔵庫 人事部の俺は、スーパーへ新しい焼肉ダレの面接に向かった。

新人面接はなかなか楽しいものがある。
期待の新人は尽きない。
ダレを採用しようか吟味している時間は至福の時だ。
こういうのは意外とフィーリングだったりする。

"メジャーなところもいいけどなぁ。
たまには少し攻めたものを。"

そんなこんなであちこちに目をやっていると、目がビタッと留まる。

『韓国風焼肉ダレ』

"いまは、韓国が

もっとみる

60歳の後輩

秋らしくなってきた10月。
バイト先に60歳の人が入ってきた。
店長がいなくても店が回るような人材として雇われたみたいだ。
面接を側から見ていて結構長めにやっていたから重要な役回りをする人だと直感でわかった。
面接を終えるとすぐにグループLINEに入ってきた。

LINEの名前でだいたい店に残る人間とすぐ辞める人間がわかる。
LINEに匿名性が求められていないこの時代に、
一目で誰だかわからないよ

もっとみる

英語なんか大嫌いな学生

英語に対してどういうイメージがあるだろう。

"学生時代の勉強が辛かった"
というイメージが1番最初に浮かぶ。

別に喋れなくたって生きていけるし。
大成しないんだよね、ほとんどは。
英語が楽しいなんて全く思ったことがない。
勉強のための勉強。
得意だったり、点が取れるから好きとかあるだろうけど、本当に英語が好きな人は一握りしかいないと思う。
言語を話す喜びなんか知る由もなかった。

最初に英語が

もっとみる

迎賓館赤坂離宮を駆ける。

先日、迎賓館赤坂離宮の外周を走った。

迎賓館とは、ざっくり言うと海外の国王や大統領をおもてなしする施設で、建築がとても美しい。
一般参観もやっているのでぜひ見に行ってほしい。

なぜ迎賓館を走ることにしたかというと、自分がどれぐらい走れるのか確かめたかった。
それは先日フットサルをした時に感じた体力不足に失望していたのが大きい。

その指標として迎賓館が1番適している。
というのも、中学生の頃は

もっとみる

淡い期待を断つ

とても抽象的な話をする。

俺は今までいろんな選択を経て今ここにいる。
また一つ選択をし、経験をした。
一般的には辛い経験だろう。
そして新しくなった。
なにか大きなことを終わらせる行為は、とても怖い。
何か選択する行為もやはり怖い。
もう引き返せないということだから。

過去に読んだ本にこんなことが書いてあった。
"過去の出来事に意味を与えるのは自分自身だ"

本当は少し引き返したい、でも引き返

もっとみる

失恋3日目に失恋ソングを3つ紹介

3日前に彼女と別れた。
こんな企画めいたタイトルをつけるからには、てきとーな恋愛だったとか思うだろ?
大まじな失恋だ、馬鹿野郎。
正常を装ってこその3日目だ。

話には変わる。
失恋して失恋ソング聴いて泣くみたいなことってみんなするのかな?

そんなことしたら、泣きにいこうとしてる自分に耐えられない。

失恋ソングとかラブソングとかそもそも詩がいいから聴いてるって曲が少ない。
真面目に聴いてみたら

もっとみる