円卓

24歳フリーター。 人が作った飯は大事に食べよう。

円卓

24歳フリーター。 人が作った飯は大事に食べよう。

最近の記事

アラサーになった感想

俺の友達は最高だ。 こんな性格の悪いアナウンスから始めないと、「おめでとう」の一言も言えないのだ。 ただ、こんなことを言っても俺が屈しないことはよく理解している。 誕生日というものも毎年最高だ。 結構前に生まれたというだけの日に 「おめでとう」と言ってくれる。 「おめでとう」はめっちゃ嬉しい。 たった数秒でもメッセージを送ろうと思ったその心意気。 みんな俺より忙しいのにありがとう。 さて、25歳になって思うことは何もありませんでした。 5を2回掛けただけの数字でした。

    • 自分が自分である理由は君なんじゃないか?

      「人に興味がない人間」だと他人からは思われる反面、俺はめっちゃハートフルだということを前回は力説した。 そこから今度は、「なぜ人に興味があるのか」と 端的に140字でまとめようとしていたのが、結局は4000字になってしまいました。 ごめんなさい。 それが、どうにも考えがまとまらなくって。 というのも、「人への興味」をどの角度から考えても、結局は自分のため、自分本位であることに行き着いてしまう。 俺の興味というのは、 例えば、生物学者が新種の鳥を見つけて、その生態を詳し

      • 俺は超ハートフル人間なんだよ

        「えんたくさんって本当に人間に興味ないよね」 最近は毎月1回ぐらい言われる気がする。 「まーそうかも」とその場では言いつつも、 "俺、超ハートフル人間なんだけどなぁ。" そうしみじみと思う。 それをその相手に納得してもらうつもりもない。 その人からはそう見えているだけだ。 他者と比べて、俺のほうがハートフルかどうかじゃない。 誰に何を言われようがかわらない。 きっとその人の周りには、その人基準の俺よりも、 『もっと人間に興味がある人』が近くにいるのだろう。 最近知

        • 悲観帯

          お茶を飲もうと冷蔵庫を開けると、目の前には、冷凍チャーハンが見える。 Tシャツの棚にパンツが入っているような些細なことだ。 冷蔵庫の扉に目をやると、 残り少ないというのにふたを下にしていないから、一向に出てきやしないマヨネーズが目に余る。 それに今日は雨だ。 休日だというのに。 別に晴れてたら外に出るわけでもないけれど、晴れるに越したことはない。 ただ。 今日はどうしても買い物に行きたい気分だ。 別に大した買い物じゃないし、明日でも良ければ、来週だって困らない。 生活

        アラサーになった感想

          18歳の屍を抱く6歳

          18歳ときに1度死んだことがある。 精神的死。 俺は、死を自認した。 自分は死んだと。 人間誰しも、こうすれば生きやすいと言われるものに手を伸ばす。 中学、高校、大学、入社、昇進、結婚。 一向に状態は良くならない。 俺は、積み上げてるのか積まされているのか、わからなかった。 塔のように積み上がるほどに、鋭くなって、心を刺してくる。 心には虚無感だけが常にいる。 もう一段積み上げたから壊れたのか、土台から蹴って壊れたのか。 ただ、一体なのために積み上げた塔なのかもわか

          18歳の屍を抱く6歳

          長谷部誠の引退

          俺のヒーローのような人だ。 本田圭佑や香川真司のようなスター選手と比べると、もしかしたら知らない人もいるかもしれない。 ただ、キャプテンとしてサッカー日本代表を率いていたその誠実さと生真面目さは、日本男児のお手本だと思う。 羽鳥アナウンサーのような安心感がある。 35-40歳で海外の第一線でプレーするというのは、一流選手でも相当難しい。 そんな年齢でも度々活躍をニュースで見れて嬉しかった。 長谷部選手の著書での言葉を要約してみる。 僕にとってのストロングポイントは、組

          長谷部誠の引退

          ルイボスティー

          まるで嗜好品のように。 飲み込んだ後に深呼吸をすると、体に巡ったはずのフレーバーが鼻から抜けていき、いい香りがする。 こういった感覚があるから俺は煙草を好んでいるのではないか、ふと思う。 みんなはいつルイボスティーを知ったのだろう。 そもそも知っているのだろうか。 飲んだことはあるのだろうか。 そういった感覚が欠落しているのは、子供の頃からルイボスティーに馴染みがあったからだ。 実家はもちろんのこと、実家から徒歩2分のおじいちゃんの家にも常備してあった。 みんなでいうと

          ルイボスティー

          心の口癖

          俺は、俺について情報弱者だった。 俺は20歳ぐらいまで、 全ては気合いと根性でなんとかなると本気で思ってた。 これを「アニマル浜口期」と呼んでいたわけだが、 その結果なにが起こったかというと、自分の性質を知らないまま盲目に進み続け、そして限界を迎えた事に気がつかないフリをして大爆発を起こした。 「こうあるべき」を掲げて生きられる人間もいるだろうが、俺はそうではなかった。 単純なフィジカル面もそうだし、本来の思考回路や価値観も習慣も、俺の掲げる「こうあるべき」とかけ離れてい

          心の口癖

          経験は生きている。

          自分は特別でありたい。 特別な経験をしたい。 そう考えている時期があった。 もしかしたらまだ少し思っているかもしれない。 かと思えばビビリで失敗ばかりで人並み、いや人並み以下の経験ばかりだった。 どうやら特別ではないようだと気づいた頃には、たくさんの不安や憤りだけが残っていた。 そんな19歳の頃。 ベストセラー「嫌われる勇気」に出会う。 本から学ぶことを知らなかった俺は、鮮烈で嬉しかった。 こんなことが書かれていた。 ——いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原

          経験は生きている。

          メタ認知の暴走談(メタモン)PART1

          最近、「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeやポッドキャストで活動している2人組を追っている。 思慮深いチャンネルでとてもおもしろい。 そこでできた造語?がメタ認知の暴走、またはメタモンだ。 「メタ認知が暴走する」とはどういうことか。 相手の気持ちを推し量ろうたくさん考えた結果、最適解が見当たらず脳がショートすることだ(と解釈している)。 まさに上の文のように、(と解釈している)など、余計な配慮や保険をかけたりすることがメタ認知の一端だと思う。 "間違えてたらどうしよ

          メタ認知の暴走談(メタモン)PART1

          思考のアプデに俺は耐えられるのか??

          世の中には言うことがコロコロ変わったり、考え方が変わったりする奴がいる。 そんなことをふと考えていた時のことだ。 人間はしばしば考え方や思考がアップデートしていく。 いいことだ。 多かれ少なかれ、歳を取れば何かしらの変化はあるだろう。 経験から教訓を得ることは誰しもある。 俺にもある。 俺は、ほふく前進のようにいろんなものを避けながら、前だか後ろだかもわからないまま、それでもゆっくりと進んでいるつもりだ。 自分の思考の話だ。 ただここに、急激な思考のアプデが訪れた時、自

          思考のアプデに俺は耐えられるのか??

          冷たい冷蔵庫(1年間の冷蔵庫なし生活を経て)

          2年前ぐらいの話だ。 冷蔵庫を開けると中が常温になっていた。 よくコンセントが抜けてることがあるのだがどうやらそうではない。 何度コンセントを挿し直してもダメだ。 こういうことが起きると一旦放置したくなる俺であるが、冷蔵庫は死活問題だ。 なんとかネットを駆使して原因を突き止める。 どうやらモーターが高温になるのを防ぐための安全装置が常に作動してしまい、温度が下がらなくなったらしい。 保険適用が行けそうな感じで家電量販店に確認を取ると、加入してないとのことだ。 こんなにも

          冷たい冷蔵庫(1年間の冷蔵庫なし生活を経て)

          M-1グランプリ2023

          いろんなお笑い番組や大会がある中で、1年で1番心揺さぶれるのがM-1グランプリ。 俺はハラハラしらながらその1日を待つのです。 この日だけはテレビから離れられない。 今年のM-1はすごかった。 毎年本当にそう思う。 やっぱり今年も格段にやばかったですね。 敗者復活戦の大盛り上がり。 令和ロマンの初決勝、トップバッター、トップバッター最高得点、3位からの優勝。 なんといってもドラマティックな優勝発表。 情報量が多すぎてパンクしてしまいました。 何が起こったのか考えれば考

          M-1グランプリ2023

          "いい人"と"いい友人"

          俺はいい人だと思われたい。 だからいい人だと思われるように生活しているつもりだ。 そんな話を知り合いにしたら疑問を投げかけられた。 「いい人とは何か」 「いや..いい人は..いい人じゃん..??」 、、、結構無理があるか⁇ "いい人"とは共通認識のようでいて、投げやりな表現にも思える。 みんなはどんな人を"いい人"だと言うのだろうか。 今回は俺にとっての"いい人"を定めてみようと思う。 当然みんなにとっての"いい人"ではないだろう。 俺の友達にこんなやつがいる

          "いい人"と"いい友人"

          冷蔵庫 人事部

          冷蔵庫 人事部の俺は、スーパーへ新しい焼肉ダレの面接に向かった。 新人面接はなかなか楽しいものがある。 期待の新人は尽きない。 ダレを採用しようか吟味している時間は至福の時だ。 こういうのは意外とフィーリングだったりする。 "メジャーなところもいいけどなぁ。 たまには少し攻めたものを。" そんなこんなであちこちに目をやっていると、目がビタッと留まる。 『韓国風焼肉ダレ』 "いまは、韓国が流行ってるっけ。 もう終わったんだっけ。 試してみる価値はありそうだ" 大きめ

          冷蔵庫 人事部

          60歳の後輩

          秋らしくなってきた10月。 バイト先に60歳の人が入ってきた。 店長がいなくても店が回るような人材として雇われたみたいだ。 面接を側から見ていて結構長めにやっていたから重要な役回りをする人だと直感でわかった。 面接を終えるとすぐにグループLINEに入ってきた。 LINEの名前でだいたい店に残る人間とすぐ辞める人間がわかる。 LINEに匿名性が求められていないこの時代に、 一目で誰だかわからないような名前のやつは大抵やばいと個人的には思う。 『じん ぷらねっと』 "あ、だ

          60歳の後輩