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わが国のなりたちを訪ねる
天地開闢
720年に完成した日本書紀は、古事記と並ぶわが国最古の書物であり、歴史書である。日本書紀の書き出しは次のようなものである。
「むかし、天と地とがまだ分かれず、陰と陽ともまだわかれていなかったとき、この世界は混沌として鶏の卵のように形も決まっていなかったし、また、それはほの暗く、広くて、物のきざしはまだその中に含まれたままであった。やがて清く明るい部分はたなびいて天となり、重く濁った部
三種の神器のゆかりの地をゆく
三種の神器と天皇
三種の神器は、天孫降臨の際に邇邇芸命が持ってきた八咫鏡、草薙剣、八尺瓊勾玉のことである。天皇により、古代よりひきつがれてきた。 崇神天皇の時、鏡と剣は宮中から出され、外で祭られることになったため、形代が作られた。その後、いろいろな経緯を経て、現在では三種の神器は三か所に分かれて代々引き継がれている。八尺瓊勾玉は皇居、八咫鏡は伊勢の神宮、草薙剣は熱田神宮である。
伊勢の神宮