- 運営しているクリエイター
#映画
長いトンネルを抜けると記号の国であった。(連想で読む・02)
「「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」(連想で読む・01)」の続きです。
連想を綴る この三文は私にいろいろな連想をさせ、さまざまな記憶を呼びさましてくれます。
・「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
約物である句点も入れると二十一文字のセンテンスをめぐっての連想を、前回は書き綴りました。
今回は、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号
くり返すというよりも、くり返してしまう
創作と読書と夢に耽っているとき、人は似た場所にいる。自分以外の何かに身をまかせている、または身をゆだねているという点が似ている。
そこ(創作、読書、夢)で、人は自分にとって気持ちのいいことをくり返す。気持ちがいいからくり返す。というより、くり返してしまう。
創作であれば、その「くり返してしまう」が作家のスタイルになり、読書であれば、そのこだわりが読み手の癖になる。夢はその人の生き方と重な
ガラスをめぐる連想と思い出(言葉は魔法・04)
私には、連想にうながされ、みちびかれて書く癖があります。
簡単に言うと、
・「AだからB、BだからC、CだからD、Dだから……」という論理っぽいつながりではなく、また、
・「Aして、次にBして、それでもってCして、それからDして……」という物語っぽい流れでもなく、
・「Aといえば、Bといえば、Cといえば、Dといえば……」という連想っぽい運ばれ方が、
いちばん、しっくりくるのです。
そ