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2023年5月の記事一覧
昭和の教科書とこんなに違う 驚きの日本史講座 (河合 敦)
(注:本稿は、2016年に初投稿したものの再録です)
「富本銭」って何?、数年前(注:当時)の娘たちの受験期に初めて目に入ったのですが・・・、私が中高生のころ、日本最古の貨幣といえば疑いもなく「和同開珎」でした。
本書では、近年の日本史研究によって明らかにされた過去の教科書の記述を覆す数々の史実が紹介されています。
近年の研究成果といっても、それは、X線写真や放射性炭素年代測定といった科
もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか? Vol.1 (ビジネス・ブレークスルー大学総合研究所)
(注:本稿は、2016年に初投稿したものの再録です)
レビュープラス(当時)というブックレビューサイトから献本していただいたので読んでみたものです。
「あなたが●●の責任者ならばどうするか?」という質問形式で、実存組織の課題解決を考えるケーストレーニング本です。
本書で取り上げられているのは、8つの組織です。
「The Coca-Cola Company」「ローソン」「NTT」「UBER
新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (北野 武)
(注:本稿は、2016年に初投稿したものの再録です)
話題の本ですね。
著者はあの北野武氏ですから、いろいろな意味で大いに期待しつつ手にとってみました。でも、かなり予想していたものとは違っていましたね。
テーマは “道徳”。
まずは、昨今の小学校での「道徳教育」が俎板に載せられます。
道徳の授業が、こういった人としての行為を「理屈」や「損得勘定」で教えられるようになると、教える側に
99.996%はスルー 進化と脳の情報学 (竹内 薫 / 丸山 篤史)
(注:本稿は、2016年に初投稿したものの再録です)
久しぶりの「脳」をテーマにした本であり、また、久しぶりの竹内薫氏の著作です。それらしい興味を惹くタイトルでもあります。
そのタイトルにある「スルー」ですが、著者はその定義を以下のように規定します。
つまり「スルー」というのは “情報に対する態度” なので、その態度は情報の重要性や必要性によっていくつかの段階(レベル)が生じます。
この方法で生きのびよ!― 沈む船から脱出できる5つのルール (鈴木 博毅)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
レビュープラス(当時)というブックレビューサイトから献本していただいたので読んでみました。
社会の変化に対応して企業として生き残るための方法を説いた内容ですから、そのテーマはビジネス書としては山ほど語られているものです。
まず、著者は、パラダイムシフトの原因を、航行している船に向かってくる「5つの恐ろしい氷山」に例えています。
科学者は戦争で何をしたか (益川 敏英)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
著者の益川敏英氏は、2008年ノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者です。
受賞時のインタビューに対するコメントを聞いたときからちょっと気になっていた方でしたが、この著作も大変興味いものです。
取り上げているテーマの流れで極めて政治的なイシューにも言及していますが、そこには「科学者」であると同時に「市民(人)」としての立場からの氏の考
運は創るもの-私の履歴書 (似鳥 昭雄)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
以前から気になっていた「ニトリ」社長似鳥昭雄氏の「私の履歴書」が出版されたということで早速手に取ってみました。
いきなりですが、前書きで紹介された「奥様のことば」がとても印象的です。
本書を読み進めると、まさにこの言葉どおりなのです。
似鳥氏の幼いころの暮らしぶりや若き日の仕事ぶりは型破りでかなりセンセーショナルです。この刺激的な
インターネット的 (糸井 重里)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
図書館の返却棚で目に止まったので手に取った本です。
著者は、あの糸井重里氏、元の著作は2001年の出版、もう10年(注:今(2023年)からだと20年)以上前のものです。
2001年といえばインターネットの急拡大からそのバブルが弾けようとしていた時期ですが、その頃、糸井氏は「インターネットの世界」をどう捉えていたのか、その後をどう見通