「日経」の「私の履歴書」(本庶佑さん、ノーベル医学・生理賞受賞)では、本庶さんのテンポが良く、記載法と内容から、頭の良さを感じ、仕事への意欲と積極性など、37歳で阪大教授、42歳で京大教授、特に、日本では、30歳台半ばで教授に就任するのは、特認扱い、後半の記載内容が、待たれる。
「日経」連載「私の履歴書」の今月の執筆者は、日本製鉄名誉会長の三村明夫さん(東大経済卒、ハーバード大学大学院MBS修了)であり、日数的には、本日で全体の三分の一ですが、話の展開は早く、すでに、部長代理として、製鉄業界の危機管理の指導的立場にあり、今後の展開が楽しみ。
「日経」の「私の履歴書」の三村明夫さん(日本製鉄名誉会長)の記事は、連載時期的に半ばの昨日の記事で、常務取締役から副社長に昇格、全体の骨太の論理展開と体系化が、他の人よりもはるかにうまく、今後の展開が楽しみです。
今朝の今井通子「私の履歴書」は、ダウラギリⅡ、Ⅲ、Ⅴの縦走の様子であり、今井さんは、隊長兼医師として、全体のまとめと把握と医療対応であり、大変、重要な役割を担っており、隊員30人をまとめるのは、不可能に近いミッションのように思えます。
今朝の今井通子「私の履歴書」は、最終回であるため、登山や自然に対する考え方やたどり着いた人生観(82歳)などを交え、仲間との共同認識に伴う共同作業的自然の楽しみを記しており、意外なまとめとも言えるし、予想どおりの展開とも言えます。
今朝の今井通子「私の履歴書」は、意外にも、隊長として計画したチベット側からのチョ・オユ―登攀についてであり、隊員五人、全員登頂、隊員の一人(今井さんの夫の高橋和之さん、登山家であり、パラグライダーの名手)は、頂上から、パラグライダーで降下、関係者をあ然とさせた出来事でした。
今井通子さんは、欧州三大北壁登頂という偉業をなし、その後の人生に、特別な扱いを受け、政府や都道府県市町村の委員会委員や名誉職に百数十も就いており、若い頃の偉業は、たったひとつでも、人生を大きく変えますが、今井さんの時代背景は、まだ、男社会であり、女性社会を切り拓く役割も担った。
今井通子さん(医師、登山家)は、「私の履歴書」で、医師としての専門や学会論文誌原著論文など、学術的なことについて、深い分析など、まったくなく、これまでの今井さんの著書にも、そのようなことは、記載されておらず、連載の最後の五回で、専門と人生について、語ってほしい。
今朝の今井通子「私の履歴書」は、大きな実績を背負った立場から、山岳界の発展のため、各界に働きかけ、より良い制度と人間関係を築き、社会に貢献する過程が描かれており、予想に近い内容になっています。