安島 孝知(ajima, takatomo)

35年以上、経営コンサルタントをしています。 専門は、メディカル・ヘルスケア領域です。…

安島 孝知(ajima, takatomo)

35年以上、経営コンサルタントをしています。 専門は、メディカル・ヘルスケア領域です。 依頼人は病院と企業です。 経営者に多様な視点を提供し、脳を揺らしたい。 異業種にも目を向けていただきたい。

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給料は労働の対価か?

おはようございます! 立川談慶さんの「落語と資本論」を読み、 久しぶりに給料のことを考えています。 給料は労働の対価という考え方は、 今は常識となっていますが、 私はそれでは幸せな気分にはなれない と考えています。 * マルクスが言うには、 付加価値を生むのは労働で、 その付加価値未満しか 給料は払われていなく、 残りは資本家が搾取しているといいます。 余剰価値と名づけています。 その後の経済学では、ざっくりいうと、 それは資本家が商売を考えて実行し、 リ

    • 自分を表わす言葉

      おはようございます! 「退屈だなあ」という言葉が 口癖だとする人がいました。 小学校の時からの癖だそうです。 確かに、その人はよくしゃべるし、 いろいろな活動をしている人です。 それを聞いた私は、 「退屈だなあ」という言葉を、 人生で使った記憶がないので、 驚きました。 テレビで聞いたことはありますが、 自分の口から出たことはないでしょう。 それほど、私はボーっとしていることが 好きなのです。 あえて私の口癖を探してみると 「どうしようかなぁ」 と

      • 持ち味を活かす

        おはようございます! 50歳で焼鳥屋を始める友人がいます。 友人というより、私の格闘技の先生です。 ラグビーをしていましたが、 膝の怪我で出来なくなりました。 キックボクシングに出会い、研鑽を積み、 タイのラジャナムダンのリングにも 上がった方です。 本業は地方公務員。 戦う姿からは、想像ができない職業です。 その先生が、50歳を機に退職し、 焼き鳥の修行に単身赴任で打ち込み、 いよいよ物件を見繕い、 開店に向けて準備中です。 私には真似のできない、転身ぶりです。

        • きれいな字を書く人

          おはようございます! 私は字がきれいではありません。 小学校までは、 ゆっくりですが丁寧に書いていたので、 見られた字でしたが、 中学から黒板の字を書き写す量が増え、 早く書くためか字が汚くなった と母親に言われたことがあります。 仕事仲間に一人、達筆な人がいて、 いつもきれいだなあと うらやましく思っています。 さて、党首選で候補者がご自身の主張を 手書きでパネルに記すことがあります。 人のことは言えませんが、 誰一人きれいな字だと 思える人はいません。

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          営業が苦手な人の営業

          おはようございます! 営業にリスペクトを!と昨日書きました。 逆に言うと営業が苦手ということです。 私は、営業をして断られると、 とても落ち込むのです。 誰にも嫌われたくない性格なので、 面倒な奴だという反応をもらうと、 途端に元気がなくなるのです。 時には、 お付き合いしたくない人に請われて 散々提案をし(させられ?)、 しまいには縁がなかったねと言われると 疲れが倍増します。 だからと言って、 相性の良い人ばかりに アプローチできるわけではありません。

          営業が苦手な人の営業

          営業のすばらしさを伝えたい

          おはようございます! 営業は頭がよくなくてもできるといわれ 反論しそうになりました。 こうした局面には時々出くわします。 そう思っている人に、 そうでないといっても、 効果はあまり期待できず、 ご自身で気づいたと思わなければ、 意味をなさないので黙っていました。 医療業界では、 こうした傾向が強いと感じます。 良いコンテンツに価値があり、 それを売るという行為には価値がない と考える人が多いからでしょう。 * 私は、営業で本当に苦労しました。

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          一緒にやっていこうという演説

          おはようございます! 経営コンサルティングが 入札にかけられるようになって 14-15年たつでしょうか。 時には、 最終クライアントは誰だか言えないが、 一次入札に参加しませんかと仲介企業から 声がかかるようになりました。 その環境で育った経営コンサルタントは、 〇〇します。△△もします。金額は××です、 と他の応札者と並べられることになります。 これを、同僚が 「NHKのど自慢大会のようだ」 と批判しました。 経営コンサルタントはクライアントを まな板の上に乗った

          一緒にやっていこうという演説

          心の栄養バランス

          おはようございます! 食べ物は、好き嫌いなく 食べるように言われます。 栄養のバランスに気をつけて、 炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラルなど 取るようにします。 ダイエットも極端な食品に偏らないよう、 頻度も1日3食満遍なく取るよう 注意されます。 筋トレでも、タンパク質ばかりに 頼らないように指導されます。 私の体験ですが、 病院のランチを食べ続けると、 体調が良くなります。 管理栄養士さんが 献立を作ってくれるからでしょう。 体調を整えるには、

          リーダーの自問

          おはようございます! 本屋にはリーダー論の本が いつも積まれています。 永遠の課題なのでしょう。 ぱらぱらとみてみると、概ね、 リーダーは、ビジョンを掲げ、 正しい判断を下し、 明るく皆を鼓舞する ポジティブ思考が大切だ ということが書かれています。 ただ、そのようなスーパーマンのような人は いないと思います。 ほとんどの人が、 それぞれの個性を活かして頑張ってきたら 社長や院長などの リーダーの立場になっていた ということが多いのではないでしょうか。

          権力の表情

          おはようございます! 権力を行使するときの表情 というものがあります。 その力の大きさに、 慄然として緊張感をみなぎらせる表情。 その力の大きさに、 万能を感じて陶酔感を表す表情。 どちらもありますし、 一人の中に濃淡あれども 混在する場合もあります。 その権力を使って、 良いことをしてくれればよいので、 どちらでもよいという意見があります。 ただ、私は陶酔感を感じさせる表情は 好きではありません。 緊張感をみなぎらせる表情の方に 権力は託したい。

          上昇志向の今昔

          おはようございます! 「坂の上の雲」が再放送されています。 司馬遼太郎さんのこの小説は、 私にとって印象深いものです。 日本の経営コンサルタントとして、 どうあるべきか暗中模索の30歳の頃、 貪るように読みました。 線を引きながら、 組織の問題や参謀のあり方などを 学びました。 さらには、 司馬遼太郎さんが戦争の経験から、 何故こんな国になってしまったのか? こんな国ではなかったはずだ という気持ちで、 小説を書き始めたことも知りました。 ですから、 この

          ジャーナリストの脱皮と変身

          おはようございます! 40年前のことを思い出します。 コンサルティング会社の後輩が、 家のPCから、会社のPCに、 何かのデータを電話回線で送信しました。 朝、家を出て、会社につき、PCを確認して、 まだデータが届いていないなあと 残念そうにしていました。 お昼過ぎには、そのデータは 会社のPCに着いたと喜んでいました。 データ通信を試していたのでしょう。 私は、けったいなことをしているなと 思っただけでした。 その頃は、東京証券取引所で 財務諸表をコピーするだけで一

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          日本を訪れる海外の人

          おはようございます! 私は、日本外国特派員協会の会員です。 日本に来る外国人記者の集まりです。 欧米はもちろん、中国、ASEAN、インド、 中近東、アフリカなど、 様々なところから来ています。 そこで行われる記者会見では、 外国人記者の質疑応答がとても楽しく 参加しています。 外国の人はそんなところに関心があるのだ と驚きや気づきが満載なのです。 しかし、協会の運営は苦しそうです。 何故なら、日本を取材に訪れる記者が 減っているからです。 過去の日本なら、経済を中

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          異論・反論の大切さ

          おはようございます! 私は多角的な視点を提供することで 食べてきました。 クライアントは、 ある考えを持っているけれども、 その確からしさを1%でも高めるために、 他人の意見を聞こうとされるのです。 それも、お金を払ってです。 その時の意見は 自分と同じであっても、 違ってもよいのです。 否、できれば違う意見を聞きたいはずです。 違う意見が出てくる理由を知り、 万が一そうなったときには どう対処すればよいか備えるのです。 ですから、様々な視点、すなわち

          おしぼりの由来

          おはようございます! レストランでおしぼりが出ます。 食事前に手を拭くという清潔な習慣ですが、 日本特有だと聞きます。 今週の日経新聞が取り上げていました。 おしぼりの由来は、 平安~江戸時代にさかのぼり、 旅籠についた旅人が水を張った桶で、 木綿の手ぬぐいを浸して絞り、 身体のあちこちを拭いて 旅の汚れを落としたことにあるようです。 その時代のことで、 徒歩が大半でしょうから、 情景をありありと 思い浮かべることができます。 それならば、 ヨーロッパ

          求心力と遠心力

          おはようございます! 組織には求心力と遠心力が必要です。 人や事業を惹きつけ、 集団を作り出す求心力。 トップダウンで中央集権的な組織です。 その一方で、 中心に頼るのではなく、 外に向かって新しい人や組織を 巻き込んでいく遠心力。 どちらもできれば理想ですが、 共同体意識が強く求心力に向くタイプと 自主独立意識が強く遠心力に向くタイプと 人は様々です。 そして、求心力タイプと遠心力タイプは 相性が良くない場合が多いものです。 加えて、時間軸もあり、