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働き方改革と人材育成

おはようございます!
 
私が初めて勤めた会社は
アメリカの経営コンサルティング会社でした。
 
何もできないくせに、
自分は発揮する実力に応じて、
お金をいただくのだと考えていました。
 
福利厚生手当とか、通勤手当は不要であり、年俸一本の収入があり、
福利厚生や通勤費は
その中から個人の裁量で
払いたければ払えば良いと考えていました。
 
さらに言うと、
自分への教育投資も年俸の中から
必要に応じて自腹で払うべき
との考えでした。
 
「自立した個」としては、
そうあるべきだと今でも思っています。
 
しかし、何十年も世間に揉まれると
考えは変わるものです。
 
多くの人が、見返りもなく、
私にいろいろなことを教えてくれました。
私はその人に教えてもらった分を、
次の誰かにお返ししなければ
私の帳尻が合いません。
それが、人材の育成ではないか
と考えるようになりました。
 
「個を支えあう集団」のあり方です。
 
この「自立した個」と「個を支えあう集団」
という一見相反した考えを、
何とか緊張感を持って
両立させたいと考えています。
 
仲間と話をしていたのですが、
最近の働き方改革には、
人材育成の視点が薄く、
どうも腹に落ちてこない、
となりました。
 
全く同感で、
個人の能力を、
あたかもモノのように売り買いする市場を
いかに効率よく作動させるかということに
議論がとどまっている気がします。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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