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記事一覧

雨風太陽を卒業します🌸

雨風太陽を卒業します🌸

5月末をもって雨風太陽を退職します。先週金曜日が最終出社日でした。
広報インターンとして約1年、企画推進部の自治体案件担当として約2年、本当にいろんな方にお世話になりました。ありがとうございました!!

生産と消費をつなぐことで社会は良くなっていくのでは?と考えていた大学生の頃、博之さんの講演でポケマルを知って、私の目指したい社会をこんなにも熱く目指している会社があるのかと、わくわくしたのをすごく

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コミュニティナースのビジネスモデルから学ぶ社会変革の可能性

コミュニティナースのビジネスモデルから学ぶ社会変革の可能性

コミュニティナースが注目されている。多角経営型、行政支援型、企業スポンサー型など、さまざまなビジネス形態で、「共助関係のハブ」として多くの地域において、なくてはならない存在になっている。

おむすびスタンドのコミュニティナース次の記事では、おにぎりブームの紹介に加え、「そのおにぎりを、地域住民の健康の見守りにつなげる看護師がいる」ことを伝えている。「おかえり」「今日はどう?」と、おむすびスタンドを

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婚約中に『四月になれば彼女は』を観られてよかった

婚約中に『四月になれば彼女は』を観られてよかった

※映画の結末には触れていませんが、ネタバレを若干含みます。

映画『四月になれば彼女は』をひとりで観に行った。
もともと川村元気さんの作品が好きで、発売当時に原作小説は読んでいたものの、内容はうろ覚えだったから新鮮な気持ちでの鑑賞だった。
(3年くらい前かなと思ってたらもう8年前の小説なのね、時の流れやば、、)

この作品では主人公とその婚約者のすれ違いが描かれている。
主人公の過去の恋愛をきっか

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ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』から得た、生きる上で忘れたくないこと。

ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』から得た、生きる上で忘れたくないこと。

今回のnoteは私が人生で最も影響を受けた本、ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」について、特に印象に残った2つのシーンについて綴ろうと思います。

ちなみにヴィクトール・E・フランクルはこんな人です。

「夜と霧」は、フランクルが過ごした収容所生活のリアルな記録です。
かなりリアルな描写もあるので、読むのに心の負担が少しかかるかもしれません。私は一度は観ておきたいと思い、映画も観ましたが、少

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切なさを泳ぐ

切なさを泳ぐ

珍しく保育園に遅刻して、駅に向かって歩き始めた年長のグループを商店街の中に見つけて 追いつき、私と2人で息を切らした娘は、2人ずつ手を繋いで歩くそのグループに駆け寄る。9人クラスだから、私に手を振ると1人で少しだけ寂しそうに、誰とも手を繋がず1番後ろを1人で歩き始めた。

私から見える最後の角で何度も手を振って、角の向こうの壁に映る娘の影が、その先でも手を振り続けていたことを教えてくれて、それもす

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【コラム】実績で能力を測ることの限界

【コラム】実績で能力を測ることの限界

私に対する期待値が、経験とともに高まっていることを、最近感じる。求められる機会が、着実に増えている。

こんな私でも、30代半ばとなれば、歩んできた期間相応の経験と実績があるからだろう。

有難いことではある。
でも、なぜか私は心から喜べない。
どうも釈然としないのだ。

「実績のない若者にとって自由なんて贅沢で、何かを変えることは権力者にしかできない。」
こういった信条が、この世にこんなにも蔓延

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あなたは今生きているだけで価値があること知っていますか?

あなたは今生きているだけで価値があること知っていますか?

キャンピングカーに住み始めて、10ヶ月目になります。(旅の様子はこちらから。)

久しぶりに友人にあったりすると、こんなことを聞かれます。

「バンライフを初めての一番の変化は何?」

最近良く聞かれる質問のうちの一つで、一言でなかなか答えづらく困ることも多々w
だけど、最近これかなって思うのは、出てきました。

それが
「誰もが、”今”を生きているだけで価値がある」ということを実感値から思えるよ

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言葉を見つめる世界線のなかで【ドラマ『silent』鑑賞記】

言葉を見つめる世界線のなかで【ドラマ『silent』鑑賞記】

信頼できる友人に限って、しきりに「詩乃は絶対に好きだから、『silent』を観てくれ」と言ってくれていた。

その理由を聞いたことはほとんどなくて、というか、みんながみんな「観ればわかる」と言うだけ言ってその本心を教えてはくれなくて、ただ「いい作品だから」とだけ伝えられていた。

事前情報として、ひたすらによく泣けるドラマだと聞いていた。最終回に向けて泣けるとかではなく、第一話から泣ける作品だと。

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こんな世界を変えるのは他の誰でもなく君と僕なんだよ

こんな世界を変えるのは他の誰でもなく君と僕なんだよ

肩書きでしかスペックでしか人を見ない連中が大嫌いだ。

肩書きやスペックで平気で人を見下す連中が大嫌いだ。

山じゃなくて、人にマウントする連中が大嫌いだ。

肩書きやスペックでは決して分からないその人自身が持っているキラキラとしたその人らしさを見ようとしない連中が大嫌いだ。

でも、みんな一見、そんな素振りなんか見せずに、私は公明正大なフェアな人間だって顔をしているけど、

残念ながら、この世の

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恋人ができたら読んでほしい記事。

恋人ができたら読んでほしい記事。

若いころに読んだ本の中でも、とりわけ遠藤周作の『愛情セミナー』ほど私の人生に影響を及ぼした本もない。

『愛情セミナー』は、昭和を代表する作家である遠藤周作が、1977年に出版した恋愛指南書なのだが、古今東西の恋愛論を引用しながら、遠藤周作独自の「愛」に対する見解が述べられている。

そしてここに書かれていることは、間違いなく、いまの私の血肉となっている。

この本に書かれている内容の一部は現代で

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オリーブの色の意味:色彩心理学を紐解く

オリーブの色の意味:色彩心理学を紐解く

色は、私たちが世界を感じ、理解するための強力な道具です。それは心理的、文化的、さらには個人的な意味を持ち、日常生活のあらゆる側面に影響を与えます。今回は、そんな色彩心理学の視点から、特に「オリーブの色」にスポットライトを当てて解説します。

オリーブは一般的に暖かみのある黄緑色を指します。その色は、自然と安らぎ、そして平和を象徴するものですが、その背後にはもっと深い意味が隠されていることが色彩心理

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東京の休日 174 〜【江戸時代の美術─「軽み」の誕生@出光美術館】「つまらない」美しさが心に沁み入る秋のひと時でした〜

東京の休日 174 〜【江戸時代の美術─「軽み」の誕生@出光美術館】「つまらない」美しさが心に沁み入る秋のひと時でした〜

江戸時代の美術
─「軽み」の誕生
2023年9月16日(土)~10月22日(日)
出光美術館(丸の内)

秋の七草
美しい季節に

訪れたくなる
展覧会でした。

その見どころを
さっそくご紹介してまいります。

・「づくし」と「軽み」の対比/狩野探幽(かのうたんゆう)画面にぎっしりとモチーフのつまった
「づくし」は室町時代、桃山時代の絵画。

一方で、この展覧会で
スポットライトが当てられている

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ヨルシカという魔法

わたしたちは大抵“好きな音楽”が決まっている。
それは、最近流行りのあの曲だったり、昔からずっと聴いてきたアーティストの音楽だったり、
人それぞれにある。

わたしはヨルシカの音楽が好きだ。
とてつもなく好きだ。
好きなアーティストでも、この曲調あんまり好きじゃないな、と思うことがある。が、彼らの音楽で好きじゃないものは一曲もない。

なぜ好きなのだろう、とふと考えた。
あの静かで優しいアコーステ

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