中村文昭@人材支援デザイナー

mission:一人一人が主人公であるという時代をつくる|著書:自律型組織をデザインす…

中村文昭@人材支援デザイナー

mission:一人一人が主人公であるという時代をつくる|著書:自律型組織をデザインする HP:https://www.taiwaya.info/ Twitter:https://twitter.com/bun_taiwaya

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021 拙書「自律型組織をデザインする」を図解化しました

拙書「自律型組織をデザインする」について、ざっくりまとめてみた。 「VUCAワールド」「人生100年時代」「第4次産業革命」についてこれからの時代を予測するにあたって、「VUCAワールド」「人生100年時代」「第4次産業革命」は、間違いなくキーワードだと思う。 拙書ではこれらについて簡単にまとめている。 自律型組織とは何か?これをやったらうまくいかないことは何か?拙書は「自律型組織の作り方」を書いた本である。 本題に入る前に、自律型組織とは何か、また自律型組織づくりの

    • 074 時代の変化に適応するために言葉を創造しよう

      1.なぜ言葉は変化するのか?もし100年後の未来に行けたとして、未来人たちはどんな言葉を使っているのか? たぶんけっこう変化していると思う とくにオノマトペはだいぶ違うんじゃないかな オノマトペとは、きゅんきゅん、もふもふ、ほっこり…といった表現のことだけど、年々増えていると同時に、旬が過ぎたらあっと言う間に淘汰され、入れ替わりが激しい(現在4500くらいあるらしい) オノマトペ程ではないにしろ、言葉は、時代の変化とともに創造と淘汰を繰り返す 若い世代が新しい表現

      • 073 一人じゃ「やりがい」は持てない

        一人じゃ「やりがい」は持てない「やりがい」を持つための前提条件は、変化する集団の中に身を置くことだ 「やりがい」と言うと、勝手に自分のウチから湧くものだと思い込んでいる人もいるけど、そんなことはない 「やりがい」の背景には、必ず誰かがいて、その誰かとのやりとりしている その誰かは、必ずしも目の前の人だけじゃない 組織や社会の場合もあれば、モノや情報を介した間接的な場合もある いずれにしても誰かから刺激をもらわなきゃ「やりがい」という心理にはならない 極端な例え話

        • 072 組織づくりはメンバーに興味・関心を持つことから始まる

          チームビルディング3つの要素組織づくり(チームビルディングとも言う)とは、集団を一つの方向に進ませる手法である その要素は「共通目的」「コミュニケーション」「貢献意欲」(組織成立の三要素) この3つの要素がバランスよく機能すれば、バラバラな集団も組織化(チーム化)する と言うと「よし分かった!まずは共通目的づくりからだ!」と経営理念か何か成果物を作ろうとする人がいる でも、こういう発想ではうまくいかない 論理的に組み立てる思考法(線形思考ともいう)はものづくりには

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        021 拙書「自律型組織をデザインする」を図解化しました

          071 人を愛する前にまず自分で自分を愛すことが先

          自分を愛すること(自尊心)と人を愛することは表裏一体 たまに「自分を愛しましょう」「人を愛しましょう」と片方だけ語る人がいるけど、そのどちらも結果であり、それを生み出している自分に対する無意識的な評価(中核的自己評価)に目を向けなきゃならないと考えている 今回はそんな話をする 自分を愛すとは何か?「自分を愛する」とは自尊心のことである 日本語の自尊心にはプライドの意味もあるけど、ここではセルフエスティーム(self-esteem)、つまり「ありのままの自分を肯定的に受

          071 人を愛する前にまず自分で自分を愛すことが先

          070 優秀な人とはチームプレイができる人

          チームプレイできる人の3要素チームプレイとは組織行動の一つなので、「組織成立の3要素(C.I.バーナード)」を整えることが大事 (共通目的)自分の目的とチームの目的が一致している (貢献意欲)チームの目的達成に対して貢献意欲がある (コミュニケーション)チームの目的達成に向け、チームメンバーと主体的なコミュニケーションがとれる コミュニケーションの要素2つ上記3要素のうち、もっとも重要なのはコミュニケーション コミュニケーションによって、共通目的が見つかり、貢献意

          070 優秀な人とはチームプレイができる人

          069 正しいやり方があるのではなく、行動しながら正しさを見つける

          「正しい答え?」に逃げるな 正しいやり方があるのではなく、行動しながら正しさを見つけるのが正しいのだと思う とかく暗中模索状態に陥ると、その苦しい状況に耐えられなくなり「誰か正しい答えを教えてくれ」となる でも、そこに逃げてしまったら大切な成長機会を失ってしまう 比較思考は悪い方向に進んでいるシグナル「俺はこんなに頑張っている」という気持ちが湧いたらは、悪い方向に進んでいる 「あいつと比べて俺の方が…」 「それに対してあいつときたら…」 といった比較思考自体、周り

          069 正しいやり方があるのではなく、行動しながら正しさを見つける

          068 真面目なものはつまらない

          エロスとタナトスが面白いエロス、タナトス、という言葉がある フロイトが提唱した精神分析理論の一つなのだけど、人間の基本的な欲求と感情を象徴しており、行動や欲求、感情などを理解するためのフレームワークとして使うことができる エロス(生命の欲求)は愛、絆、創造性などを表現 タナトス(死の欲求)は破壊、闘争、絶望などを表現 昨今、炎上を恐れて当たり障りのないことしか言わない風潮があるけど、エロスとタナトスを避ける表現は、しばしば人間の経験の重要な側面を無視することになる

          068 真面目なものはつまらない

          067 誰でもいつからでも幸せになれる

          1.個性は変わらない脳内には生まれ持った個性があり、それは一生ほとんど変わらないらしい 性格の基礎となる神経伝達物質のバランスは生涯通じてそんなに変わらないと言うしね(加齢による変化はあるけど) もちろん神経伝達物質だけが人の性格を決めるわけではない 性格を決める要因の半分以上は後天的と言われている けれども、後天的な努力だけじゃどうしようもない「資質」というものがあることは頭にあった方が良い 2.人生はけっきょく自己評価次第自分の性格をポジティブに捉えた人はポジ

          067 誰でもいつからでも幸せになれる

          066 若者は転職して当たり前

          離職率の実態若者は転職して当たり前であり、それは今も昔も変わらない 世間が言うほど「最近の若者はすぐに辞めてしまう」わけでもないし、「昔は転職市場が整っていないので辞める人は少なかった」わけでもない 上記統計の要点は次のとおり 「働き方改革(R1~)」「Z世代(H9-H24生→R1卒~)」の影響は見られない。つまり言うほど最近の若者が辞めやすいわけじゃない 「バブル期(S61-H3)」「リーマンショック(H20)前後」に離職率は下がっている。つまり離職率は景気に左右

          066 若者は転職して当たり前

          065 現実を直視すれば未来が変わる

          ダニング=クルーガー効果今回は、コンサルタント、コーチ、カウンセラー、または営業マンなど、「支援者」が陥りやすい「認知バイアス」を説明する 人間にはたくさんの認知バイアスがあるけど、その中で「ダニング=クルーガー効果」は支援者にとって最も自覚すべき認知バイアスだと思っている ダニング=クルーガー効果は次の4つの段階で説明される バカの山:要するに「根拠の無い自信」段階。無知な人ほど自信があることが実験でも分かっている 絶望の谷:少し知識を得ると、今まで自信満々に的外

          065 現実を直視すれば未来が変わる

          064 役割を知れば未来が変わる

          改めて「役割」なんて言うと堅苦しく感じる 拒絶感すら覚える人すらいるかも知れないね でも、思い切って役割を背負ってみれば、だんだん拒絶感は減るものだ さらに役割を担うことで成長実感が得られれば、すすんで「役割」を負いたいとすら思うようになる 今回はそんな人の成長と役割意識の関係を紐解く 役割意識と発達段階の関係実は、役割意識は人の発達と関係している 役割意識とは一般的に、自分の価値観や信念を持ち、社会や組織の一員として自立した生活を営むことや、法律やルールの意義を

          064 役割を知れば未来が変わる

          063 らしさを磨けば未来が変わる

          「自分らしさ」を出すメリットは次の3つ 【自己実現メリット】自分らしさを完成させることで「心理的成功感」が得られる 【成長メリット】天然の強みを活かせば「習熟が深く早く」なる 【人間関係メリット】誰しも「自分らしさ」を出し合える「楽な関係」を求めている 問題は、どうやって自分らしさを磨くか? その方法をnoteにまとめた 自分らしさの磨き方自分らしさとは生まれつきの資質を自由に出せることを言う 誰でも幼少期はそれが出来ていたと思う でも、大人になるにつれだんだ

          063 らしさを磨けば未来が変わる

          062 与えれば未来が変わる

          自分が受けた親切や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の人に渡すという行為のことを「ペイフォワード」という 日本語で言えば「恩送り」かな ペイフォワードの考え方は、2000年に公開された映画『ペイ・フォワード 可能の王国』で広く知られるようになった この映画は「恩を受けたらその人に返すのではなく、誰か他の3人に善いことをする」を実践したらみんなが幸せになったという話だ この映画はフィクションだけど、実はペイフォワードは科学的にも研究されており、その有用性はある程度

          062 与えれば未来が変わる

          061 幸せを目的にすれば未来が変わる

          幸せを目的にすれば未来が変わると思っている なぜこんなことを今更言うのかと言えば、わざわざ不幸せになろうとしている、としか思えない人がいるからだ 例えば、向いていない仕事を嫌々やりつづけている人とか もしくは、一見人生を楽しんでいるように見えながら、実は自分をごまかしている人とか 私もその一人だったから偉そうなことは言えないけど、今回はその状態からの脱し方をお伝えする なぜ人生を諦めるのか?ちなみに若い時期に人生を諦める原因といえば、一般的に「経済的な問題」や「教育

          061 幸せを目的にすれば未来が変わる

          060 前を見続ければ未来は変わる

          「前を見続ければ未来は変わる」と題したけど、要するに「自律型人材のなり方」の話をする キャリコンの方にとっては、自律型人材より「プロティアン」「キャリア自律している人」「キャリア・オーナーシップの持ち主」と言った方がなじみがあるかも知れないけど、まあ、ほぼ同義だと思って読んでもらいたい そんな自律型人材のなり方についてまとめてみた 試行錯誤学習から始まる常々、人生の基本は、「なりたいと思ったらなれる」「なりたいと思わなきゃなれない」だと思っている それは自律型人材も同

          060 前を見続ければ未来は変わる