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婚約中に『四月になれば彼女は』を観られてよかった

※映画の結末には触れていませんが、ネタバレを若干含みます。 映画『四月になれば彼女は』をひとりで観に行った。 もともと川村元気さんの作品が好きで、発売当時に原作小説は読んでいたものの、内容はうろ覚えだったから新鮮な気持ちでの鑑賞だった。 (3年くらい前かなと思ってたらもう8年前の小説なのね、時の流れやば、、) この作品では主人公とその婚約者のすれ違いが描かれている。 主人公の過去の恋愛をきっかけに二人は再び向き合おうとするのだが、その過程で浮き彫りになるすれ違いの理由がす

    • ヤングケアラーが本音で述べる“ガクチカ”

      先日、会社のエレベーターホールで説明会の帰りと思われる初々しい就活生たちとすれ違った。 就活生を見かけると基本的に「がんばれ……」と思うんだけど、一方で自分の就活時の後悔とか、就活という行事そのもののルールについてやるせない思いを抱いたりする。 とりわけ納得いかないのは“ガクチカ”だ。 「学生時代に力を入れたこと」を問われるのは、新卒就活においてテッパンとなりつつある。 大抵の人は、ガクチカとしてサークル活動やらバイトやらボランティアやら、努力の成果が分かりやすく華々

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