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木の子のこの子

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随想、散文だけど、自分の指針
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2023年3月の記事一覧

かなりタイプの女性と老人にハルメイタ日は。

かなりタイプの女性と老人にハルメイタ日は。

少し肌寒く、桜が咲き誇るのを我慢していた日のはなし。

満開を感じる前に行くべきと考えた。いや、会いに行くべきと考え直した方が正しいのかも知れない。

私は、少し遠回りをして春を感じたかった。

かなりタイプの女性がいるお気に入りのコンビニは、海に面しているこの街では、その象徴を海に全てを奪われてしまい、存在を忘れられそうな山側の場所にあった。私は、時間をかけてその忘れられそうなコンビニへ向かい珈

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私にも語らせて欲しい。BLUE GIANT のこと。

私にも語らせて欲しい。BLUE GIANT のこと。

私は、小説に自己の内面を求めて、マンガに理想と解放、感情の揺さぶりを求めているのかも知れない。

読むという行為が好きだ。生粋の怠け者で怠惰な暮らしをしている私は、一歩も動かずにその世界の何処でも飛ばしてくれる読書が好きなのだ。

BLUE GIANT ずっと好きなJazz 漫画だ。

もう、何年も追いかけている。主人公はその年月の全てをかけてサックスを吹き続けてその音を届けてくれている。

映画

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単純で複雑な僕は、その便りで春を乗り越える

単純で複雑な僕は、その便りで春を乗り越える

「一週間で4人も日本一周している若者に出会ったわ。その姿が私の中にいるあなた達を思い出させたの」

何の前触れもなく、写真と一緒に届いたその便りは忙しい事を言い訳に、再び心を閉じようとしている僕への手紙に感じた。

「一週間に4人も出会う人なんて、君だけだと思う。それがまた彼等にとって良い出会いであることを願うよ」

僕は、精一杯の冗談と一緒に、本当に良い出会いであったらいいなと願った。

彼女が

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その一言は、物語を生む。

その一言は、物語を生む。

目を引く言葉だった。

どうやらそれは、WBCの日本対中国戦後の中国代表ディーン・トレーナー監督の言葉みたいだった。

中国代表ディーン・トレーナー監督が綴った言葉はどこか物語みたいに私に、印象的な側面を持たせた。

「Shohei今日出るの?」

我が家の、8歳の坊主が私に聞いてきた。それは、翔平ではなく、Shoheiだった。

子供には、特に野球について話した事はない。

いつの間にか野球の存

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探偵は、語る。その軀から語る新たなる高みを。

探偵は、語る。その軀から語る新たなる高みを。

先日、盛大に反省した私は、次なる高みへ向かうべく歩を進めた。

私の心の高みとは一段一段が、その素人目にはとても理解し難い作りになっている。心のバリアフリー化が先進的に進んでいるのである。

ソコに段差という障害が真に存在するのかを確認する方法として確実なのは、足を滑らせて引っ掛かりがあるか、その感触のみで感じるという方法が有効とされている。

一言で言うなれば、自分に優しく出来ている。また、直ぐ

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「書く」ということ。

「書く」ということ。

「書く」ということについて。
好きだから書くという選択をしたはずなのに、それを利用して書かなくてもいい事を書いてしまった。

自分の一方的な負の感情を押し付けてしまった。その攻撃性を理解していた上で、書いてしまっているので尚更たちが悪い。

誰かに何かを思わせるのは簡単なことだ。悪意を乗せるのは、もっと簡単だ。

本当に書くという行為に真剣に向き合っていただろうか。
どこかで慢心して、その攻撃性を

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