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パレスチナ人の教授がテルアビブ大学に イスラエル 海外旅行·海外出張の小ネタ

イスラエルとパレスチナとの関係は日本で思っていた程は悪くなかったという話

【米国先端企業参入のバッグドアとしてイスラエル】
 鉄鋼会社の次期中核事業部門である半導体事業のセールス&マーケティングの欧米担当の仕事をしていた時の話です。グローバルに展開するバックドア(裏口)として、総合商社さんと組んでイスラエルにリエゾンとしての駐在事務所を、まずは商社さんの事務所を間借りして設立しようとしたりしました。

【マーケティング活動の一環でテルアビブ大学に】
 総合商社さんのマーケティング戦略として、イスラエルの大学の中では最高位であるテルアビブ大学に訪問する機会が有りました。イスラエルは産学官の連携がとても良く、機能分担が明確で特にIT分野での先端基礎研究は大学がその大きな担い手となっていました。イスラエルには米国のマイクロプロセッサーの雄であるintel社さんの開発拠点も有る程先端半導体の基礎研究も盛んでした。

【なんとパレスチナ人の女性教授が】
 テルアビブ大学の教授を何人か紹介して頂きました。特に印象深い研究としては、今でこそ当たり前の技術ですが当時の最先端デジタル映像圧縮技術でした。MPEG 2(エムペク ツー)という技術が開発·改良されていました。

 詳細は以下をご覧になって下さい。

 狙いは開発初期に我々の技術を採用して頂くことで、量産時には自然と我々の商品が採用されることを狙っていました。この段階で採用されれば、特に参入の難易度が高い米国の大手企業に自動的に採用されることが最大のメリットでした。これを”グローバルに展開するバックドア(裏口)”と呼んでいました。

 そのような動きの中で、ある先端ソフトウェアソリューションの開発をパレスチナ人の女性教授が担当されていました。

流石イスラエル。

 とてもフェアな人事が最高の大学で実践されていると感じました。

 この大学訪問の前にもイスラエルにガザ地区(パレスチナ自治政府)の方々が毎朝国境を超えて仕事に来られている姿を実際に見るという経験をさせて頂いていました。

 詳細は以下をお楽しみ下さい。

 ガザ地区に関する包括的なまとめは以下を参考になさって下さい。

 日本では当時イスラエルとパレスチナ自治政府の間では戦闘状態にあると理解していました。しかし現地で見た現実はそれとは全く異なる状況でした。

 こんな経験が給料をもらってできるなんて、

サラリーマン最高。

天職です。



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