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ねこの経済視点

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日本経済新聞から気になる記事を3本ピックアップし投資に役立つ視点をねこ目線からまとめますにゃ。
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#長期金利

風雲急を告げる金利

風雲急を告げる金利


① 【ポジション】マイナス金利 1月解除論マイナス金利解除を巡る思惑が風雲急を告げてきたにゃ。年明け早々にもやるんじゃにゃいか、でもそうにゃったとしても長期金利は過度に変動しないんじゃないか、所詮ゼロに戻しただけじゃアメリカとの金利差は変わらにゃいのも同然だから円安に歯止めはかからにゃいんじゃにゃいか、いろいろなシナリオが交錯してるにゃ。

② 日本国債の保有、海外勢が邦銀超え 3月末14.5%

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十人十色の予想

十人十色の予想


① マイナス金利解除へ関門 日銀、物価3年連続2%超へ今回の再修正で長期金利は上がっても1.1%ぐらいまでというのがなんとなくのコンセンサスかなという感じかにゃ? 「長期金利、1.1%超え焦点 マイナス金利解除なら上振れも」っていう記事にはほんとアナリスト十人十色の見通しが載ってて面白かったにゃ。
とりあえず次の焦点はいよいよマイナス金利解除の時期がいつかにゃんだけど、来年早々に出る25年の物価

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教科書通りに行かないワケ

教科書通りに行かないワケ


① 米経済、足元には不安材料 減速ペースに関心去年から年明けにかけての予想ではとっくに景気後退してるはずだったアメリカ。過去に類を見ないほどの急ピッチな利上げをしたのに、出てくる数字出てくる数字がアメリカの強さを示してるにゃ。もうそろそろ流石に、という感じで良い結果には目もくれずに悪い影響を粗探ししてるけど、専門家をはじめ多くの人の予想を裏切り続けたのはにゃぜ?
その確たる答えがまだ見つかってに

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知恵の輪

知恵の輪

【Market Beat】日本うかがう「債券自警団」きょうは月曜だしこの一本。

日曜日に「日銀、金利操作の再修正論」という観測記事が出てきたり、月末の金融政策決定会合を前に慌ただしくにゃってきてるにゃ。
これまでは、YCC撤廃→マイナス金利解除っていう流れが出口戦略として語られてきたけど、それだと際限なく長期金利が上昇しちゃうおそれがあるから、ひとつ飛ばしでマイナス金利を解除するっていう流れもあ

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まだまだ“ぶり”が旬

まだまだ“ぶり”が旬

① 細る家計、食費が圧迫 9月消費者物価2.8%上昇今年のくろくろにゃー的流行語は「ぶり」。今度はエンゲル係数が40年ぶりのレベルに上昇。食料の物価の伸びに至ってはおよそ半世紀ぶりというから驚きにゃ。果たして、日本は貧しくなっているのか、いよいよデフレという氷河期を抜けつつあるということなのか、来年以降の賃上げの裾野がいかに広がっていくかが鍵になってきそうにゃ。

② 米利上げ、次回見送り公算日本

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【ねこの経済視点】 対照的な巨人と小人

【ねこの経済視点】 対照的な巨人と小人

① ファストリ、売上高3兆円 今期最高益ユニクロって北米では意外と弱かったんですにゃ〜。中国では1000店を超えて圧倒的なんだけど、「北米は67店、欧州は68店にとどまる」。北米でようやく軌道に乗った段階という意味ではユニクロもまだまだグロース株とみていいのかにゃ? 順調に北米でもブランドを確立できれば「売上高5兆円の道筋はほぼ見えている」と語った柳井さんの言葉も本当になりそうですにゃ。

② 竹

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【ねこの経済視点】 スーパーは発明だ

【ねこの経済視点】 スーパーは発明だ

そろそろ決算発表の時期に入ってきたからきょうから注目すべき決算関連の記事をみていくにゃ。

① イオン、営業益最高 総合スーパー10年ぶり黒字イオンの復活が止まらないにゃ。コロナ禍の影響もあってちょっと前まで振るわなかった総合スーパー事業がV字回復。食品だけではなく衣料品も10年ぶりに黒字。「セーターなど普段使いの衣料品はイオンのPBで済ませる。安価で機能も十分」というお客さんもいて、セブン&アイ

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【ねこの経済視点】 変わりゆく見通し

【ねこの経済視点】 変わりゆく見通し

① 世界成長3%割れ IMF来年予測、中国減速で下方修正世界の成長率が3%を下回るのは00年からの20年間で5回しかなく、どれもリーマンショックとか大きな危機が起きたときだけだったらしく、今回はそういうデカいショックが今のところないからちょっとしたレアケース? それを可能にしてるのが強いアメリカ経済という見立てニャンだけど、「景気後退が来ないという見方は楽観的すぎる」と釘を刺す専門家もいるにゃ。

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【ねこの経済視点】裏を読む

【ねこの経済視点】裏を読む

① 米雇用、9月33.6万人増平均時給の伸びがやわらいだことで好感された注目の雇用統計。懸念点としてはストライキの行方。想定以上に長引いたりしたら、ちょっとまた嫌な雰囲気になりそうにゃ。

② 「中国成長5%」今年の予測下振れ不動産不況にあえぐ中国。一部指標では明るい兆しも見え、すでに底入れしたという見方も。ただ、ドクターカッパーの異名を持つ銅価格が4カ月ぶりの安値になってて、中国の景気減速の度合

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【ねこの経済視点】夢のあとさき

【ねこの経済視点】夢のあとさき

① 米財政に信認低下リスク長期金利は「政策金利の将来予想」と「将来の不透明感に応じた上乗せ金利(期間プレミアム)」に分解できるらしんだけど、今は後者が引っ張る感じで上昇してるらしいにゃ。リーマンショック後、必死にその部分を国債の買い入れで抑え込んできたけど、それを今は止めちゃったから不安のマグマが吹き出してきたっていう感じかにゃ。だからなのか大方の専門家もいつかは5%に行くって警戒してるにゃ。

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【ねこの経済視点】 所詮予想、されど…

【ねこの経済視点】 所詮予想、されど…

① 米金利上昇でリスク回避 財政の信頼低下、世界同時株安このところ金利が急上昇中の米国10年債の先行きについては見方が分かれてるにゃ。暴れまくってるだけに専門家でもわからない状況っていう感じかにゃ。

② 植田日銀半年、近づく出口(中)国債は落ちるナイフか一方の日本の長期金利も連れ高して0.8%に。1%行くのはもう時間の問題でMAX1.5%もあると見る人もいるにゃ。

③ 【スクランブル】株急落、

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