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十人十色の予想


① マイナス金利解除へ関門 日銀、物価3年連続2%超へ

日銀は持続的、安定的に物価が2%を上回る状況を確認できるまで金融緩和を続けるとしている。次に見通しを更新する24年1月会合で、1.7%にとどめた25年度分の物価見通しを2%台に引き上げるかどうかがマイナス金利解除を判断するうえで重要な目安になる。

日本経済新聞

今回の再修正で長期金利は上がっても1.1%ぐらいまでというのがなんとなくのコンセンサスかなという感じかにゃ? 「長期金利、1.1%超え焦点 マイナス金利解除なら上振れも」っていう記事にはほんとアナリスト十人十色の見通しが載ってて面白かったにゃ。
とりあえず次の焦点はいよいよマイナス金利解除の時期がいつかにゃんだけど、来年早々に出る25年の物価見通しが上方修正されるかどうかにかかってるっぽいにゃ。

② 【Foresight】米長期金利が一時5%突破 消費懸念、低下余地大きく

――米10年債利回りは16年ぶりの高水準です。何が金利上昇圧力を生んでいるのですか。
 「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)によるものではなく、テクニカルな要因によるところが大きいとみている。金利上昇要因の一つは財政赤字の拡大で国債が増発されたこと、次に中国と日本が米国債を買わなくなったことだ」
 「さらにヘッジファンドが金利上昇を予想し、ショート(空売り)を膨らませた。つまり自己実現的な予想だったわけだ。もし安全への逃避が起きたり、インフレ率が低下したりすれば、ファンダメンタルズにそって金利は下がるはずだ。空売りをしていた国債は買い戻しを迫られる」
 ――米国の長期金利はピークとみていますか。
 「(米国債は)現時点では売られすぎといえる。純粋なファンダメンタルズベースでは今より利回りは低下するはずだ。ただいつ下がるのか時期を予想するのは難しい。(景気が減速するという)私たちの見通しが正しければ、24年1~3月期までには確実に下がるだろう

日本経済新聞(聞き手は南泰葉)

アメリカの金利の見通しについてはかなりファンダを無視した上昇が続いてるからどこかで巻き戻しが発生する可能性も想定しておいた方がいいかもにゃ。「米国債のリターンがマイナスを記録するのは23年で3年連続になろうとしている。歴史上かつてないことだ」とも仰っていて、アメリカの金利が下がれば必然的に円安の流れも変わってくるかにゃ? 「過去40年間とは全く異なる世界に足を踏み入れている」らしいので、予断は禁物にゃ。

③ 世銀「原油、年内平均90ドルに」 相場見通し

報告書では、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が起きた10月上旬以降、原油価格は6%しか上昇していないと指摘。1970年代の石油危機や脱炭素の潮流で石油依存度が減り、「世界経済が原油価格のショックを吸収する能力が高まっている」と分析した。

日本経済新聞

商品市況も気になるところだけど、中東危機が起きても油はちょっとしか上がってなくて、だいぶ脱炭素って進んでるんだにゃあと思ったにゃ。逆に100ドル超えが起きるような状況ってどんなことが想定されるんだろう?

ひとまずひと安心にゃ。

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