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#起業

ひとり会社を起業したときにわからなかったこと

ひとり会社を起業したときにわからなかったこと

ひとり会社を経営してこの4月から第6期になる。期間として次の12月で創業5年になる。先日、その5年近くの経営の中での失敗からのふりかえりについて書いたところ、多くの人たちに読んでいただいたので嬉しい。

この記事で引用した次の経理の書籍についても多くの人たちが読んでくれているようにみえる。それ自体は素直に嬉しいものの、約4年前の記事であるため、当時の私が起業に関して無知だったり、よくわかっていなか

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ひとり社長の経理の基本

ひとり社長の経理の基本

2019年12月に自分の会社を設立した。

なんの考えもなく意味なく3月決算にしてしまい、4ヶ月弱で決算を迎え、2ヶ月以内に法人税を納める必要があるので5月に入ってから法人決算を行った。そのときに役立った本の紹介と実際に法人決算をやってみた経験談 (失敗談) を書いておく。

(2024-05-05 追記)
本稿の続編として時間が経ってからわかったことなどをまとめました。

法人設立のきっかけ仕事

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引き受けないお仕事の基準

引き受けないお仕事の基準

たまたまお仕事の断り方という記事を読んだ。ひとり会社を経営してもうすぐ5年が経とうとしている。うちの会社では過去に1度、大きな失敗を経験してふりかえりを行った。その際に引き受けないお仕事の基準というものを社内で作成した。その失敗に至った原因の1つとして、本来引き受けるべきではないお仕事を受けてしまったと後になって反省した。

時代の流れや人手不足もあり、システム開発やプログラミングのお仕事はまだま

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われわれは「子供の国」に生きている

われわれは「子供の国」に生きている

エルモさんの以下のtweetから、経済産業省の「未来人材ビジョン」という資料を知りました。これがなかなか面白い。

エルモさんも食いついている部分がやはりいちばんインパクトがありました。

日本人の会社に対するエンゲージメントが諸外国と比べて著しく低いことは、作家の橘玲氏の著書でも触れられていて知っていましたが、改めてみると衝撃を受けてしまいます。

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まずはこれをご覧ください。

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AI時代に起業するということ

AI時代に起業するということ

生成AI以前と以後で、会社のあり方は決定的に変化していくのだと思う。
たとえば、昨日はとある会議で、「この(AI)サービスの原価はいくらか」という議論が沸き起こった。

AIサービスなのだから、AIの利用料くらいしかかからないかというとそうでもない。実際、AIを動かすためにはAIそのものにかかるお金以外の人件費がかかる。誰かに売る人の人件費や、システム開発のための人件費や、サポートのための人件費だ

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事業に失敗しつづけた末に編み出した「IR1000本ノック」が、かなり効果的だった話

事業に失敗しつづけた末に編み出した「IR1000本ノック」が、かなり効果的だった話

僕は2018年にPLEXという会社を立ち上げました。それから5年、メンバーは200人を超え、今期の売上は30億円を見込んでいます。資金調達は今のところしていませんが、新規事業への投資ができるぐらいの利益も出ています。

まだまだ「大成功!」とまではいえませんが、この先の大きな成長を見据えられるぐらいには、安定して伸びてきました。

ただ、僕自身は決してビジネスセンスがあるタイプではありません。実は

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ITエンジニアのための溜まり場goodhubで様々な課題を解決「立命館高校 向井涼一」

ITエンジニアのための溜まり場goodhubで様々な課題を解決「立命館高校 向井涼一」

本日の主役は京都府長岡京市にある立命館高校に通いながらITエンジニアの溜まり場「goodhub」https://lp.goodhub.tech/をリリースし現在は株式会社AilaB inc.のCOO(最高執行責任者)をしている向井涼一さんです。

活動を始めたきっかけ

中学生の頃に始めたYoutubeがそこそこバズりそのお金で投資を始めビジネスの世界に興味を持ち彼の起業活動は始まりました。最初に

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俺に起業の相談をするな

俺に起業の相談をするな

最近よく聞かれるので改めて言っておく。俺に起業の相談をするな。一切受けつけていない。突然事業のアイデアを言われても俺は助けないし助けられない。

俺が相手にするのはUberEatsのユーザーと、昔から一緒に仕事をしている人の紹介だけだ。もうすぐ五十路が見えているというのに新たな人間関係を構築しようとするほど俺は暇でも気長でもない。

相談されるとそれだけで僕の頭脳が無駄に消費される。俺に相談すると

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もうみんなプログラマーになれるよ

もうみんなプログラマーになれるよ

僕の20年来の親友にnpakaというプログラマーがいるんだけど、彼はもう超凄い。何でもすごい。何でも書けるし何でも早い。本を書くのもプログラムを書くのも、新しいわけわかんない説明書がバグだらけの環境に慣れるのも早い。

んで、これまではちょっとしたことも難しいことも全部npaka(布留川君)に頼んでたんだけど、最近二人とも独立したからつまんないこと頼むのは悪いなと思って「あれはできるんだっけ」くら

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マッチングアプリKeypaceが年収の表示をしない理由

マッチングアプリKeypaceが年収の表示をしない理由

この記事ではマッチングアプリKeypace(キーペース)がなぜ年収の登録欄を設けていないのかについて、Keypaceのスタンス・考え方をお伝えできればと思います!

そもそも、Keypaceとはどんなアプリ?そもそも、Keypaceって何?って感じる方も多いと思います。

Keypaceとは『最期の一瞬までこの人といたい。そう想える生涯のパートナー』を見つけるマッチングアプリです。

Keypac

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元キーエンスのトップ営業が、新規事業をバンバン売るためにやっていること

元キーエンスのトップ営業が、新規事業をバンバン売るためにやっていること

うちの会社に、元キーエンスのとても優秀なセールスパーソンがいます。前職では、営業所の過去最高売上を何度も叩き出していた人です。

(↑Forbesにも取り上げてもらいました)

彼を採用したのは「新規事業」のセールスをしてもらうため。

ぼくらは「スタートアップファクトリー」を運営しています。革新的なスタートアップを次々生み出すビジネスモデルで、この1年ほどでvertical SaaSを中心に、1

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建材業界で新規事業を立ち上げて、8ヶ月で「業界シェア80%」をとれた理由

建材業界で新規事業を立ち上げて、8ヶ月で「業界シェア80%」をとれた理由

ぼくは「スタートアップを量産する会社」を運営しています。

事業をバンバン立ち上げて、PDCAを回しまくって、うまくいったものだけを法人化する。「スタートアップファクトリー」とよばれる、日本ではまだ珍しいビジネスモデルです。

かつてヘンリーフォードが「T型フォード」によって自動車を大量生産したように、事業立ち上げのプロセスを「型」にして、起業に再現性をもたせる。

まるで工場のように、革新的な「

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こうして僕の起業は終わった〜それでも人生は続く〜

記憶と感情2018年6月、僕は大学時代のラグビー部の先輩と会社を起こした。
商社で働いていた先輩とゲーム会社で働いていた自分が合わされば最強で、自分達の成功は疑う余地もないように当時は感じていた。

会社の運命を何に賭けるか、ホワイトボードに色々と書き殴りながら議論していた起業前の5月、OculusGoが発売になった。ゲーム会社でOculusRiftDK2を触っている人を少し訝しげに見ていた僕も、

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「環境」「チーム」考察編③

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「環境」ではとにかく「弟子入りを増やして系列を増やす」ことに主眼が置かれており、セミナーで表彰されるのも系列を増やしたメンバーでした。セミナー前後に師匠や系列を増やしたメンバーのもとに向かい、どうしたら紹介の流れに乗っている友達を弟子入りまで持っていけるか、ということを皆が質問する時間もありました。ただ、勧誘活動の進捗がなく紹介の流れに乗っていないメンバーは、質

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