７月１７日（水）、第２１３２回 「苦」

「苦しみ」とは、何か？

仏教では、

「思い通りにならないこと」を

「苦」と言います。

「一切皆苦」、

すなわち、世の中の、

ありとあらゆる一切のことが

「苦」である、

ということです。

「思い通りになる」

と、心のどこかで思っている

からこそ、

「思い通りにならないこと」が

「苦」になるわけです。

そうであるならば、

「思い通りにならないこと」が

当たり前だと思っておれば、

「思い通りにならないこと」は

「苦」にはならないというわけ

です。

日々、

起きることが「苦」を創るわけ

ではないのです。

日々、

起きることが「思い通りになる」

と思っているから「苦」を創る、

ということなのです。

感謝、合掌
慈永