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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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2023年3月の記事一覧

生きる

生きる

私の歩みは小さくとも
どんな高い山をも乗り越え
辿り着くだろう あの境地へ
辛さも寂しさも切なさも
共に寄り添い歩む道を
誰も遮ることなど出来ない

少しの勇気と大きな希望は
私の眼差しを前に向け
感傷の壁を突き破る
涙はいずれ熱き風に乾かされ
想いはその風に乗って
空高く舞い上がる

必ずやり遂げてみせる
必ず生き抜いてみせる

宿りし熱き想いよ
さあ 舞い上がれ大空へ

追分 桜散る方へ

追分 桜散る方へ

桜舞い散る追分で
途方に暮れる人生路

勘で決めるは不安の前兆
賽で決めるは不運の予兆
定まらぬ想いは泡沫様
動かぬ心は地蔵様
黄昏時も葉桜も
待たずとも時期
花影許さぬ宵闇が
ひたひたと歩み寄る

佇む私も散る桜の如く
はらはらはらはらと
散りゆく想いを止められない

切りなし意味なし不甲斐なし

夕日もからすも春風も
いつまでいるかと呆れ顔

そろそろ

次の花風吹いたなら
はらはら花びら散る

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大切なものを大切に

大切なものを大切に

本当に大切にしたいなら
大切なものは少ない方がいい

人は そんなに器用じゃない

大事なこと

大事なこと

ひとつひとつ
一歩一歩
自分のペースで

人と比較しない
近道を探さない
立ち止まることを恐れない

あとは…う~ん…え~っと…

信じて前を向く?

大事なこと考えながらの帰り道

野辺の地蔵にこれでよいかと尋ねたら

「己を心から大切に思う」

それも加えてほしいって

さすが地蔵さんだ

~大事なこと~

ひとつひとつ
一歩一歩
自分のペースで
人と比較しない
近道を探さない
立ち止まること

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一瞬

一瞬

一瞬
その一瞬で全てが変わることがある
信じられないけど一瞬
考えられないほど一瞬
良いことも悪いことも
その一瞬で変わってしまうことがある

人生を悪く変える一瞬がくるとして
それはいつくるかはわからない
その一瞬を避けたいところだが
きっとそれは難しいことだろう

ただ避けることは出来ないが
備える方法がひとつある
それは

悔いのない人生を送ること

それ以外に方法は…
なさそうだ

桜もどき

桜もどき

庭先の桜が満開になりました
塀の外には人だかり
綺麗素敵と見とれてる
鳴かず飛ばずのこの私
大人気にただ嫉妬
毎年恒例のお粗末心
年に一度をものにする
我が家の桜の見事さよ
それに比べてこの私
いつになったら花が咲く
縁側飲む茶の苦きこと
これじゃいかんと思うたよ

月夜

月夜

日暮れがさみしいのは
みんなの色を消してしまうから

日の出が嬉しいのは
みんなの色をつけてくれるから

消えるさみしさがあるから
ついた嬉しさがあるんだと
月夜がそっと教えてくれました

坂道

坂道

山のような坂道を
母にひかれて上ります

谷のような坂道を
母をひいて下ります

ひいてはひかれて歩む道

安心できた母の手

私の手は

安心させることができているだろうか

花束

花束

花束もらって綺麗だと

みんなたいてい言うけれど

切られて束なるお花たち

みんな何だか悲しそう

切られず済んでいたならば

風にそよそよ揺れながら

鳥の声でも聞いてたろ

綺麗綺麗と聞いてたら

何だか悲しくなりました

高価なもの

高価なもの

高価な服
高価な靴
高価な鞄
高価な時計
高価な指輪

キラキラピカピカ身に付けて
あの人いつも嬉しそう けど
あたしには
さほど高価なものに感じない

健康な体
それを支える足
色んなことを受け入れる心
時を大切にする想い
かけがえのない命

あたしにとっては
そっちの方がよっぽど高価

高価なものはもう持ってる
だから あたしにはそういうのいらないの

あたしの見栄えって
キラキラピカピカじゃ

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誓い

誓い

春だと思ったら
いつの間にか夏になってた
秋だと思ってたら
気づくと冬になってた

思い悩んでる内に
季節はさっさと去ってゆく

どれだけ悩み繰り返せばいいのだろう
どれだけの季節が過ぎてゆくのだろう

このままじゃいけない
そう思い見つめる空は いつも曇り空

今年の春こそは

目の前には
初桜
あなたに誓う
私はもう裏切らない

お願い

お願い

なんでそんなに急かすの
やっと咲いたのに
なんでそんなに散らすの
もっと咲いていたいのに
せめて散らすことなんてしないで
何しなくても勝手に散るんだから

そんな長い時じゃない
そう長くは待たせない

だからお願い

勘違いしちゃだめ

勘違いしちゃだめ

生きることが辛いんじゃない
私が私でいることが辛いだけ

隣で聞いてたお花が笑うから
何で笑うのって聞いたら

あなたでいることが辛いんじゃない
あなたでいられないことが辛いだけ
勘違いしちゃだめ だって

寝転んで空見てたら
何だかそんな気がしてきた

ありがとう
そう思ってお花見たら
そうでしょって
けらけら笑ってた

あの心に触れるまで

あの心に触れるまで

あの日あの時
あの場所を離れずにいたら
守れる命があったはず

あの時あの瞬間
あの判断をしなかったら
守れた命があったはず

はぐれた心は戻らぬまま
持つ力も生かせぬまま
あの日は終わりを告げた

未だ心ははぐれたまま
今も探し続ける日々
あの日から時が動かない

頭上には雨催いの空
あの心に触れるまで
私の「あの日」は終わらない