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心の《いろ》十人十色

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心の色、音色を感じた記事。わたし視点で、何度も読みたい、見たいと思ったnoterの方々の作品たち。
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自作詩「かがみがかみか」7文字のイメージ

自作詩「かがみがかみか」7文字のイメージ

初めて、ひらがな詩を書いてみました。

noteで、ひらがな詩を読むたびに、
自分もこんなのが書きたいな、という
憧れもありましたが、
直接の動機は
煮詰まってしまったこと。

“鏡”のモチーフで形にしたいものがあったのですが、
なかなか形にならず、
かがみ、かがみといじっているうちに
これって回文になるかもと
言葉遊びにスイッチが入りました。
(回文は部分的にしかならなかったけど😅)

7文字

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【詩】かがみがかみか

【詩】かがみがかみか

かがみがかみか
かみはおわすか
かすみかくもか
かもいにごふか
かふくのなわか

かわいやそわか
かわらぬものか
かのちははるか
かるはこのよか
かよいじあくか

かくとみやるか
かるがるいこか
かこちてなくか
かくしてないか
かいはながるか

かるくはなそか
かそけきかぜか
かぜはそよぐか
かぐやはどこか
かこからきたか

かたちはないか
かいもないなか
かなしみなぜか
かぜはふうがか
かがみみ

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流れてゆく日々の心音 1

わたしにとっては 懐かしい言葉です。
心音とは こころね と勝手に作って
2008年から2012年にかけて 綴っていたブログのタイトルです。
あの頃のわたしは まだ母親の愛情を感じとることが出来ないままに生きていました。
それでも生きていられたし 笑いもする。呼吸をするように心も動く。
そのときの そんな自分にしか書けない言葉たちがありました。

個人的な事情で 綴ることをやめて 放置したままにし

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『珈琲』と『紅茶』

『珈琲』と『紅茶』


「牛乳があるから紅茶はどう?」

休日の朝食に
ホットケーキを作ったので
牛乳が冷蔵庫にあった。

「牛乳がたっぷりあるから
 ロイヤル・ミルクティーはどう?」

主人にいってはみたが・・・

よくよく見たら
紅茶の葉の賞味期限が
とっくに過ぎていた。

1年も・・・
飲まなかったんだ。

アッサムティーで
ロイヤルミルクティー💛

濃い牛乳でつくると
最高に美味しい。

最初に
ナベに少量の

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陽光の中の回想 -モーツァルト『ピアノ協奏曲27番』の美しさ

陽光の中の回想 -モーツァルト『ピアノ協奏曲27番』の美しさ

よく、自分の葬式で流してほしい曲、というアンケートがあります。私の場合何かと考えると、ロックやポップ音楽と別に、クラシックの中だと、多分モーツァルトのピアノ協奏曲27番(K595)を選ぶと思います。

この曲には、落ち着いた午後、かつての楽しかった過去を思い出しているような、甘美さと静寂があるからです。


第1楽章の導入。静かに弦が入り、麗しいメロディが奏でられます。しかし、長調の明るいメロ

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ボンボルフォート

ボンボルフォート

現実と夢うつつとのあいだくらいにいるときでした
急に言葉が浮かんできたのです

ボンボルフォート

さてさて、いったい、どういった言葉なんでしょうか
まだ、さめやらない状態でなんとかメモを取り
確実だ、と言えるくらいにしっかり頭がさえてきたところで飛び起きると
その言葉について調べてみました

家の辞書を手に取ってパラパラめくっていきます
パラパラやりながら、なんでこんなに重たいもの持って調べてる

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この子に石を投げないで。|詩

この子に石を投げないで。|詩

その子は叫ぶ

「みんな なにもわかってない!」

「お前たちになんか わかってたまるか!」

「なにもいらない」

「ぜんぶ にせものだ」

そういって あばれて

ぜんぶ こわそうとする

でも利口なその子は

けっしてそんな姿を人に見せやしない

わかっているから

それをあきらかにしたって

こころがもっと おかしくなってしまうから

いつか だれかが投げた石が

この子の顔に ぶつかった

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温もりは消える事無く《短編小説》

温もりは消える事無く《短編小説》

お弁当箱を開けて、私は溜息をついてしまった。
まぁた…これだ…。

いつもいつも、三色弁当。
周りの友達は、もっと可愛いお弁当なのに…。

甘い炒り卵、そぼろ、甘辛い鰹の胡麻和え。
嫌いじゃないけど…もう三年間同じ。
分かるんだ、おばあちゃんが朝早くに作ってくれて、それから私より早くに、ビジネスホテルの清掃に行く事。
シルバー雇用として働きながら、年金で私を県立の高校に入れてくれた事。

私も僅か

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言の葉の国 𓈒𓏸𓐍 𓇢

言の葉の国 𓈒𓏸𓐍 𓇢

Rain / 藤井風
言の葉の庭【The Garden of Words】ED

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

雨 の 春夜 は

少し だけ 肌寒い けれど

ここち よく

わたし の 憂い























☔️⁺₊
₊⁺

✧︎

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

🫧🤍

✎︎____________

このnoteの世界は

まさに「言の葉の

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【詩】繰り返す日々の傍(そば)に-「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&写真とつくる詩の世界-

【詩】繰り返す日々の傍(そば)に-「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&写真とつくる詩の世界-

長いタイトルと少し長いご挨拶

ようこそ、“「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&写真とつくる詩の世界”へ!
ご訪問、ありがとうございます。

トップ画像は、色野おとさまが、カーペンターズの「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影」を聴きながら撮影された写真「歳を重ねた味の

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あてのない手紙

この あてのない手紙 というタイトルでは、日記のように 日々のさまざまな出来事を書いてゆこうと思います。
興味のないかたは スルーして頂けましたら倖いです。

ひとりごとのようなもの
作品にするまでもないもの
忘れたくないもの

日々の出来事をとおして わたしという個体が どんなありようであるか
淡々と破片のようなものを 書き置いてゆこうと思います。

昨日 お客さまから甘栗を頂いた。
接客業であ

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不要な森

不要な森

人間にとって必要であるとか役に立つというのは経済活動に貢献するかどうかという一点でしかない。つまり金にならなければ不要であり、役に立たないと決めつけられる。

その意味で森は一円にもならないから役立たずということになる。したがって木は切られ地面は整地されて経済に貢献するなにかが建つ。ぼくを含めて自然を大切にしたいと願うひとは地権者ではない。地権者だって自然を大切にしたいとは心のどこかで思っている

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Smile~Charles Chaplin

Smile~Charles Chaplin

随分久しぶりの更新です。

以前の記事でも書いたチャップリン。

素晴らしい映画俳優であり映画監督でもあり、更に脚本家、映画プロデューサーと多才な彼ですが、実は優れた作曲家でもあります。

そんな彼の作曲したこの曲。
映画『モダン・タイムス』で使用された美しい楽曲です。

これまでにナット・キング・コールをはじめ、マイケル・ジャクソンなど様々なアーティストがカバーしてきました。

私自身も大好きな

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