ちいさな島

映像制作者、フォトグラファー。 やり抜く人々のための現代の肖像画サイトGRIT JAP…

ちいさな島

映像制作者、フォトグラファー。 やり抜く人々のための現代の肖像画サイトGRIT JAPAN製作者。 https://www.chiisanashima.com/ https://www.gritjapan.com/

マガジン

  • おとこの、子育て

    子育てについて。思うところ、日記、役に立つかもしれないことなど書いています。

  • 写真と日々、考えごと

    ぼくの撮った写真と考えていること

  • カメラと機材

    カメラと機材の話を書いています。

  • カメラと自転車

    カメラを持ってサイクリングに出かけたときのこと、その時の気持ちを書いています。自転車が関係する写真はこちらにて。

  • 読書と映画の感想文

    読んだ本の感想です。

最近の記事

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サイトマップとプロフィール紹介

ちいさな島(屋号です) ちいさな島について自己紹介させていただきます。 ぼくは動画制作と写真撮影を仕事にしているのでnoteに載せている写真はすべて自前である。だから「写真」で括ってしまうとすべての記事が該当してしまうので、サブジャンル的にマガジンにして分けている。 まずはそれぞれマガジンの特徴をご紹介したい。 写真と日々、考えごと ぼくが普段撮っている写真と、そのとき感じたことを書いています。ここでは機材の話題はなくて、写真そのものを見ていただければと思います。休日

    • 強制するのかしないのか、子育ては悩ましい。

      最近は夏休みの自由課題に協賛がついている。 例えば水道局や農協やガス会社なんかである。水道局は優勝するとマンホールにそのポスターを印刷してくれるらしい。農協やガス会社も独自のテーマがあって、入賞者には何某かのプレゼントなりが用意されている。これはぼくがこどものころにはなかった取り組みである。 いいじゃないか。キミたちもどんどん応募したまえと子どもたちに勧めてみるも、今ひとつ乗りが悪い。ただ単に学校の宿題として提出するよりもよほどよいと思うのは大人ばかりであって、子どもたち

      • 今度こそ、スイカ。

        スイカが難しい。 一度鳥にやられてネットをしたら、次は下側から虫にやられてしまった。 それで今度はスイカを宙に浮かすように台にのせてみた。今のところ2つ生ったスイカは順調に大きく成長しているが、食べられる大きさになるまで気が抜けない。 こうして植物を育てていると発見が多くて楽しい。上手くできれば喜びもひとしおだが、失敗しても今度は上手くやってやろうと思う。今年は豪雨と晴天のコンビネーションで植物には最高である。畑に水道はないので天の恵みだけが頼りだからだ。 とくに瓜系

        • 当たり前を大切に。

          隣の桜でニイニイゼミが朝から合唱していて、そこへ最近ミンミンゼミも加わった。いよいよ夏本番の風情である。そして、アブラゼミの羽化も少しずつ始まったようで、やがて彼らが夏の支配者となる。 夕暮れ時に鳴くイメージがあるヒグラシも薄暗い森の中では一日中鳴いていて、方向感覚を惑わすように反響するカナカナカナに彼らの暴力的な一面を見る思いがする。ヒグラシは寄生されやすいセミで、腹がカビだかキノコで真っ白になったのをよく見る。森のジメジメ薄暗いところを好むからではないかと思う。

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        • おとこの、子育て
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        • 安旨ワインガイド
          3本

        記事

          小学校とアサガオ

          小学生の、しかも低学年が植える植物といえばアサガオである。 なぜ昔からアサガオなのかと言えば、ひとえに簡単だからである。 放っておいても雑草のごとく伸びるのがアサガオだ。アサガオはヒルガオ科アサガオで、ヒルガオならその辺にまさに雑草として生えているし、小さな薄桃色の花をつけているのはこの季節によく見る光景である。 娘が自分のアサガオは萎れているというから、それは午後に見るからであって午前中特に朝早く見れば咲いているよと教えた。夏休みに入って、学校から持ち帰ったアサガオを少

          小学校とアサガオ

          きゅうりのとげとげ

          よしよし。 きゅうりがとげとげしている。 昨夜の大雨で水ぶくれしていやしないかと気になったが大丈夫だった。 そのきゅうりはちょうど採り頃で、表面のとげとげがしっかりと立っていた。 このとげとげがいいんだ。 トマトの表面に生える産毛のように、空気中の水分をいっぱいに吸い込もうとしている証拠なんだ。こういうきゅうりは美味しいって昔から決まってるんだ。よく冷やしてね。味噌でも塗って生で食べるのが一番美味い食べ方なんだ。料理しちゃうのはもったいないよね。 ばりぼり。

          きゅうりのとげとげ

          自転車に乗ってどこまでも行こう。

          ねえ、うちでぐだぐだしていないでサイクリングでも行こうよ。 そう呼びかけたら珍しく妹のほうが行きたいとついてきた。 息子とサイクリングは定番だが、娘とはなんだか新鮮だ。 小さい自転車を一生懸命漕いでいた息子の姿が今娘に重なる。 今日は行けるところまで行ってみようか。 ぼくがそう提案して娘は行こう行こうと笑顔を弾かせる。 日差しは強いが空気は乾燥して、風が涼しい。 サイクリング日和だな、今日はまったく。 信号待ちで停止した際に、ボトルに入った水を娘の腕にかけてやる。 水

          自転車に乗ってどこまでも行こう。

          この日ばかりは空中で寝たいと思った。

          土曜日。強烈な喉の痛みとともに高熱が出て、コロナだった。 ああまたコロナかあ、いやんなっちゃうなあもう。 全身が痛くてたまらない。どの角度、どの姿勢で寝てもふとんと接地する面が圧迫されて痛みが増す。それでぼくは朦朧とする中ベッドの上でのたうち回ってふと思った。 空中に浮いて寝ることができたらどんなにいいだろうなあ。 しかし空中に浮くといっても色々あるよな(あるのか?)と思った。 まずポルターガイスト的に身体が浮いて腕や足がだらんと垂れる浮き方である。あれはどう

          この日ばかりは空中で寝たいと思った。

          次々に、低く飛ぶ。

          湘南新宿ラインが停まる駅で、渋谷新宿池袋を除いた駅で、赤羽だと逆方向だから恵比寿を選んだ。 恵比寿に来るのは二年ぶりくらいかなあと思う。 約束の時間まで空いていたから、以前から行きたかった東京都写真美術館へ行ってきた。 今村光彦さんのにっぽんの里山展というのをやっていて、里山の四季を眺めながら、里山というのは日本人が自然とうまく付き合うための叡智だなあと思った。 しかし美術館というのは、どうも居心地が悪い。 というのも、監視員がじっとこちらを睨んでいるからで、その視線

          次々に、低く飛ぶ。

          勉強するのと学校へ行くのを同じにしちゃう子どもたち

          学校の影響力はよくも悪くも大きい。 学校は勉強をするところという認識は間違いではないが、勉強するのは学校だけというのは間違いである。しかし子どもたちはよく言う。 学校で習ってない。 まだ学校でやっていない。 から知らない、と。 これは常々由々しき事態であるとぼくは考えている。勉強とはなにも学校だけでするものではないからである。むしろ学校の外のほうがたくさん勉強をするし、学校が終わってからも勉強はずっと続くのである。 なのに。なのにだ。 まだ学校でやってないから

          勉強するのと学校へ行くのを同じにしちゃう子どもたち

          SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN II

          ズームレンズを買うのは実に三十数年ぶりである。 初めて買ったズームレンズはキヤノンの一眼レフカメラ(フィルムです)EOS100と一緒に手に入れたもので、そんなに高級なレンズではなかったと記憶している。その頃高校生だったし、知識もなければお金もなかったからだ。 それから単焦点レンズばかりを愛用し、師匠の教えもあってズームレンズには目もくれないできた。 この先もずっと単玉だけでもよかったのだが、必要に迫られてとうとうズームレンズを購入した。SIGMAの24-70mm F2

          SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN II

          太陽の味

          初めての畑。肥料をやらない畑でトマトが威勢よく実をつけている。 なにも知らなくて、大きくなったトマトを鳥に食われてから鳥よけネットを設置した。 無事に、まるまると、大きく、赤くなったトマトがいくつも実る風景に心躍る。 ぼくにはやりたいことがあった。 それは、もぎたてのトマトを、その場で食べること。 ぼくが食べるんじゃなくって、子どもたちに食べさせてやりたいんだ。 土曜日の午前中。 暑すぎるくらいに晴れて、いよいよその時がやってきた。 さあ行こう。もぎたてトマトを食べ

          暑すぎる太陽の下、日陰は苔むす。

          多摩湖をぐるりめぐる周遊道は、対面通行に加え歩行者と自転車が同じ道だからスピードが出せない。そればかりでなく、路面はでこぼこで日陰は苔むしているため非常に気を使う道である。 車道の一部というか大部分の区間が自動車専用道となっていて、車道にでることすら許されない。 まあ、スピードさえ出さなければ日陰は涼しいし、信号もないからノンストップで一周できてのんびりサイクリングするには向いている。 でもロードバイクに乗ると、つい踏みたくなってしまう。だからぼくは車道に降りら

          暑すぎる太陽の下、日陰は苔むす。

          ニッポンの夏の森

          写真や映像でヨーロッパの森を見たときに、いつもいいなと思うことがある。それは蚊の存在を感じないことである。たぶん蚊はいないのだ。実に羨ましい。 ぼくはO型でとりわけO型の中でも蚊に好まれやすい血を持っている体質であるから蚊がなによりも嫌いである。 こないだなんか、ぼくとふたり同室にいて、かたや半袖短パンでまったく刺されないのに、ぼくだけ3箇所もさされた。一箇所はよりにもよって長ズボンと靴下の間を侵入されてさされた。 そのくらい蚊はぼくのことが好きで好きでしょうがな

          ニッポンの夏の森

          単純すぎて教えられない引き算。

          あなたは引き算を教えることができるか。 例えば、 2341-1897= という問題があったとしよう。 それを学校では筆算と呼んで縦に積み重ねて、上の段から下の段の数を引くというふうに教えている。 みんなもよく知っているやつである。 まず一の位で引けなければ十の位から10借りてきて引く。それを順繰りに桁をあげていけば引き算が無事にできるという算段だ。 で、これでわかれば苦労しない。 問題は、この10を借りてくるということがどうしても理解できないことである。 それならば

          単純すぎて教えられない引き算。

          偉大な太陽の下で。

          やはり、太陽は偉大だな。 春先、本当に根がつくのか心配だった畑の植物たちが今ものすごい勢いで伸びている。 雨降った翌日に晴れるとその勢いが実感できる。 うわっと葉を広げている。 目でそのうごきが見えるわけではないが、命のちからが漲っているのはだれが見てもわかるだろう。葉の先まで集中力が途切れていない。なぜならその先へ伸ばそう伸ばそうとしているからだ。 すでに真夏のような日差しは午前八時にして真昼と同じだ。影の長さだけが、かろうじて昼でないことを証明している。レ

          偉大な太陽の下で。