ちいさな島

映像制作者、フォトグラファー。 やり抜く人々のための現代の肖像画サイトGRIT JAP…

ちいさな島

映像制作者、フォトグラファー。 やり抜く人々のための現代の肖像画サイトGRIT JAPAN製作者。 https://www.chiisanashima.com/ https://www.gritjapan.com/

マガジン

  • 写真と日々、考えごと

    ぼくの撮った写真と考えていること

  • 安旨ワインガイド

    安くて美味しいワインを紹介しています。

  • おとこの、子育て

    子育てについて。思うところ、日記、役に立つかもしれないことなど書いています。

  • はなたれねこ移住する

    ここは、はなたれねこ一家が移住をするまで、そして移住してからの記録です。

  • カメラと機材

    カメラと機材の話を書いています。

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サイトマップとプロフィール紹介

ちいさな島(屋号です) ちいさな島について自己紹介させていただきます。 ぼくは動画制作と写真撮影を仕事にしているのでnoteに載せている写真はすべて自前である。だか…

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世界は賑やかだ。

植物たちは春の雨を待っている。 植物たちは雨の翌日の太陽を待っている。 土のなかでゴゴゴゴと音がする。 植物が根を伸ばしている音である。 ドドドドと音がする。 茎が…

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安旨ワインガイド|トロピカルですっきりフルーティ。KONO ソーヴィニヨン・ブラン

ワイン名:KONO(コノ) ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン 生産国:ニュージーランド 販売価格:1,300円くらい 飲んでからのレビューなので空き瓶フォトであるが、ワ…

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ぼくが1万5千歩歩けば、子どもは2万歩歩く。

GWの谷間。 本当は平日で学校があるんだけれどもお休みにして家族で動物園へ行った。 休日は混むに決まっているし連休となれば尚更だ。行くなら今日しかないということで小…

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誕生ラッシュ

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受け継いだ鎧兜

今どき端午の節句に鎧兜を飾る家はどのくらいあるのだろうか。 仕舞ったきりになっているひともあろうし、そもそも持っていないひとも多いだろう。 ぼくだってもしなかった…

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生き抜けよ!

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はなたれねこ移住する。第51話 林さんと海野さんがやってきた!

たぶん珍しいと思う。 家探しで苦楽をともにした営業の林さんと海野さんとは未だにお付き合いがある。もうとっくに商売上の取引は終了しているのであるが、ぼくらが林さん…

ちいさな島
11日前
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移りゆく野の花

道端や原っぱの雑草が花を咲かせている。 それを少し摘んで食卓に飾っている。 ぼくは人間に育てられた大きく立派な花よりも 自然に咲く小さな花のほうが好きだ。 2週間…

ちいさな島
13日前
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お父さんは疲れてない。

洗濯物を畳むのとトイレ掃除は子どもたちのしごとである。 トイレは2箇所あるのでそれぞれ分担してやってもらっている。掃除の仕方は一度説明したが、先日掃除後にトイレに…

ちいさな島
2週間前
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マクロレンズをもって散歩しよう

カラスノエンドウが赤紫の花を咲かせている テントウムシがせわしなく歩き回っていて だけどアブラムシはそっちじゃないんだなあ 薄い雲に日差しが遮られていて それだ…

ちいさな島
2週間前
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そしてあたたかくつつみこむ/GR3

いつもなにげなしにGR3と書いているけど、本当はGR IIIなのですよね。 でもGRにはアラビア数字のほうが似合う気がして、ついGR3と書いてしまう。しかもスペースなしで。 …

ちいさな島
2週間前
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森へ行こう!/GR3

木々の若葉が芽吹いてきたけれども まだ葉は半透明で 光を透かしているから森の中は明るくて 気の早い虫たちは動き出したが 鬱陶しい蚊はねむってる まるで夏の訪れのよ…

ちいさな島
2週間前
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安旨ワインガイド/買ってはいけないワインとは?

ワインが好きである。 好きすぎて日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートまで取ってしまったくらいワインが好きである。そのときのことはこちらに書いたのでもしよかっ…

ちいさな島
2週間前
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遅れてやってきたナイフ

フォークは届いたけれどもナイフが来なかった。 ヨドバシからメーカー欠品中の知らせが注文から1週間後に来て、それからまた1週間してようやくナイフが到着した。 別段急…

ちいさな島
2週間前
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取って代わるのが春/GR3

まず花が咲き その花を追いかけるように葉が開き 気の早い花から順にお先に失礼といって風に舞い 葉はその様子を羨ましげに眺めながら花の散った枝を覆う 葉は最初赤かった…

ちいさな島
2週間前
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サイトマップとプロフィール紹介

サイトマップとプロフィール紹介

ちいさな島(屋号です)

ちいさな島について自己紹介させていただきます。
ぼくは動画制作と写真撮影を仕事にしているのでnoteに載せている写真はすべて自前である。だから「写真」で括ってしまうとすべての記事が該当してしまうので、サブジャンル的にマガジンにして分けている。

まずはそれぞれマガジンの特徴をご紹介したい。

写真と日々、考えごと

ぼくが普段撮っている写真と、そのとき感じたことを書いてい

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世界は賑やかだ。

世界は賑やかだ。

植物たちは春の雨を待っている。
植物たちは雨の翌日の太陽を待っている。
土のなかでゴゴゴゴと音がする。
植物が根を伸ばしている音である。
ドドドドと音がする。
茎が水を吸い上げている音である。
ザザザザと音がする。
葉を勢いよく広げている音である。
カマキリの子どもは、植物の脈動に恐れおののく。
ああ世界はなんて賑やかなんだ。

安旨ワインガイド|トロピカルですっきりフルーティ。KONO ソーヴィニヨン・ブラン

安旨ワインガイド|トロピカルですっきりフルーティ。KONO ソーヴィニヨン・ブラン

ワイン名:KONO(コノ)
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
生産国:ニュージーランド
販売価格:1,300円くらい


飲んでからのレビューなので空き瓶フォトであるが、ワイン自体もほとんど透明に近いレモンイエローだった。あんまり色が薄いのでどうかなと思ったが、これは正解。

トロピカルフルーツの香りと柑橘の爽やかさが同居して、口中に含めばキリッとした酸をしっかり感じることができる。いかにも

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ぼくが1万5千歩歩けば、子どもは2万歩歩く。

ぼくが1万5千歩歩けば、子どもは2万歩歩く。

GWの谷間。
本当は平日で学校があるんだけれどもお休みにして家族で動物園へ行った。
休日は混むに決まっているし連休となれば尚更だ。行くなら今日しかないということで小雨がぱらつく中電車を乗り継いだ。幸いにも動物園へついたら雨は止んで、平日と雨のコンビネーションにより人がとても少ない。


ぼくは息子をここの昆虫館へどうしても連れて行きたくて、ひと月前につれてくるはずだったのだけれども息子が足を骨折

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誕生ラッシュ

誕生ラッシュ

我が家のカマキリの孵化が止まらない。
1日ひとつは孵化する勢いで毎日たのしい悲鳴をあげている。
でてくるのはみんなオオカマキリで、ハラビロカマキリはあともうひと月ほど待たなくてはいけない。


一般的にカマキリの卵と呼ばれているものは、本当は卵が格納されている卵鞘とか卵嚢である。内部は空気の層が何重もあって冬の寒さから卵を守っている。その卵鞘の特定の場所からそれを突き破るようにしてカマキリの幼虫

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受け継いだ鎧兜

受け継いだ鎧兜

今どき端午の節句に鎧兜を飾る家はどのくらいあるのだろうか。
仕舞ったきりになっているひともあろうし、そもそも持っていないひとも多いだろう。
ぼくだってもしなかったら買うことなんて絶対になかったと思う。

我が家には受け継いだ鎧兜がある。
受け継いだといってもぼくが子どもの頃にじいさんが買ったもので、全身甲冑のなかなかに大きなものである。それから40年以上が経過して、ぼくの息子に受け継いだのである

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生き抜けよ!

生き抜けよ!

彼らが出てくると春も本番である。
まずオオカマキリが登場する。大きい卵鞘だとだいたい200匹くらい出てきて、あたりは小さいカマキリだらけになる。
最強の捕食者である彼らも生まれたばかりの頃は狩られる側である。身体が出来上がったものから順繰りに世界へと散らばっていく。

成虫になれるのはこのうちのほんの一握りである。それを見越しての200匹なのだ。昆虫は個人の意識ではなく総体で生きている。


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はなたれねこ移住する。第51話 林さんと海野さんがやってきた!

はなたれねこ移住する。第51話 林さんと海野さんがやってきた!

たぶん珍しいと思う。
家探しで苦楽をともにした営業の林さんと海野さんとは未だにお付き合いがある。もうとっくに商売上の取引は終了しているのであるが、ぼくらが林さんと海野さんを好きなのでなにかと理由をつけてはメールをしたりして関係が続いていた。どんな内容かといえば、彼らの本業であるリフォームに関わることならいざしらず、クワガタが捕れただのカブトムシを捕っただのそんなことまでメールしていた。それだけ聞い

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移りゆく野の花

移りゆく野の花

道端や原っぱの雑草が花を咲かせている。
それを少し摘んで食卓に飾っている。
ぼくは人間に育てられた大きく立派な花よりも
自然に咲く小さな花のほうが好きだ。

2週間ちょっと前に摘んだ花が萎れたので
また原っぱへ出かけた。
ところがもう以前摘んだ花は全然咲いていなくって
種類の違う花が開いていた。

こんなふうにして、順番に時期をずらしていくことで
昆虫たちは長い間蜜が吸えるし、
植物自身も生存

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お父さんは疲れてない。

お父さんは疲れてない。

洗濯物を畳むのとトイレ掃除は子どもたちのしごとである。
トイレは2箇所あるのでそれぞれ分担してやってもらっている。掃除の仕方は一度説明したが、先日掃除後にトイレに入ってみると色々と不備が見つかったのでもう一度教えてあげるねと子どもたちを呼んだ。

本当は一度彼らのしごとにしたら手出し口出しはしないほうがいいのはわかっている。コビーさんの言うクリーンアンドグリーンである。自らがやっているという主体

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マクロレンズをもって散歩しよう

マクロレンズをもって散歩しよう

カラスノエンドウが赤紫の花を咲かせている
テントウムシがせわしなく歩き回っていて
だけどアブラムシはそっちじゃないんだなあ


薄い雲に日差しが遮られていて
それだけで虫たちが少ない
みんな日差しを心待ちにしているんだなあ


森へ入って奥へと進んでいくと
どきっとするような真っ赤な花が咲いていて
よくみたらそれは花ではなくて若芽だった
今日は開店休業状態さ、とひまそうにクモはあくびをした

そしてあたたかくつつみこむ/GR3

そしてあたたかくつつみこむ/GR3

いつもなにげなしにGR3と書いているけど、本当はGR IIIなのですよね。
でもGRにはアラビア数字のほうが似合う気がして、ついGR3と書いてしまう。しかもスペースなしで。

森が好きだが、森の中にいてほっとする時期というのは案外限られている。
それは冬と春である。
なぜほっとできるのかといえば、冬と春にはあの鬱陶しい蚊がいないからである。

ほっとできなくても森は好きだから夏でも秋でも突入し

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森へ行こう!/GR3

森へ行こう!/GR3

木々の若葉が芽吹いてきたけれども
まだ葉は半透明で
光を透かしているから森の中は明るくて
気の早い虫たちは動き出したが
鬱陶しい蚊はねむってる

まるで夏の訪れのような日差しも
森へはいればその半分で
ああすずしい

歩いてなんかいられないよ
ぼくらは走るんだ
ふかふかの地面の上をね
どんどん、どんどん、
走るんだ
だって勝手にからだが動き出しちゃうんだもの

安旨ワインガイド/買ってはいけないワインとは?

安旨ワインガイド/買ってはいけないワインとは?

ワインが好きである。
好きすぎて日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートまで取ってしまったくらいワインが好きである。そのときのことはこちらに書いたのでもしよかったらご覧ください。

さて、ぼくは趣味にはまるととことん追求しなければ気がすまない質だ。
深く、広く。知りたい欲求が収まるまで探求するのである。ワインもそのひとつだった。

ワインの味は値段に比例する。
高いワインは安いワインよりも美味

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遅れてやってきたナイフ

遅れてやってきたナイフ

フォークは届いたけれどもナイフが来なかった。
ヨドバシからメーカー欠品中の知らせが注文から1週間後に来て、それからまた1週間してようやくナイフが到着した。

別段急いでいなかったけれども、やはりナイフとフォークが揃うのは嬉しいものである。

購入したのはラッキーウッドのマリールというモデルで、ぼくは本当はもっとエッジが利いたデザインのカトラリーがよかったのだけど、妻が角があると手にあたって痛いか

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取って代わるのが春/GR3

取って代わるのが春/GR3

まず花が咲き
その花を追いかけるように葉が開き
気の早い花から順にお先に失礼といって風に舞い
葉はその様子を羨ましげに眺めながら花の散った枝を覆う
葉は最初赤かったり紫だったり黄緑だったりするけれども
次第に濃緑色にその身を染めて
だから春は目まぐるしく色が変わって
つまり春は取って代わる季節である