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小学校とアサガオ

小学生の、しかも低学年が植える植物といえばアサガオである。
なぜ昔からアサガオなのかと言えば、ひとえに簡単だからである。
放っておいても雑草のごとく伸びるのがアサガオだ。アサガオはヒルガオ科アサガオで、ヒルガオならその辺にまさに雑草として生えているし、小さな薄桃色の花をつけているのはこの季節によく見る光景である。
 
娘が自分のアサガオは萎れているというから、それは午後に見るからであって午前中特に朝早く見れば咲いているよと教えた。夏休みに入って、学校から持ち帰ったアサガオを少し剪定して水をたっぷりやれば翌朝には大きな花をいくつも咲かせていた。今日数えたら12も咲いていた。
 
子どもは大抵アサガオに興味がなくて、むしろ親のほうがせっせと世話を焼く。ぼくも昔は植物など興味がなかったが、畑をやるようになってから好きになった。アサガオのような蔓系の植物は見栄えよく剪定してやらないとあっという間にジャングルになってしまう。すると葉が密集したところから腐って花もろくに咲かない。ぼくはちょっきんちょっきんと葉を落としながらアサガオの葉は意外に肉厚なのだなと感心したりした。

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