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#毒親
少女葬 櫛木理宇2019年新潮社№839
十代の家出少年少女たちが
貧困ビジネスの喰いものとされていく。
あまりにも壮絶な物語。
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ネットの普及で家出が
安易になったのでしょうか。
簡単に稼げるよという
誘い文句が横行しているのでしょうか。
心を病む若者が増えているのでしょうか。
被害者から加害者へなる
パターンも少なからず。
負のループに陥り、犯罪を犯し、
逮捕され、罰することでは
何の
同人AV女優 中村淳彦2024年祥伝社新書№819
「性」と「金」の地殻変動に迫るルポ衝撃の内容でした!
未知の世界。
私は知りませんでしたが
2022年AV新法というものが
成立したらしいです。
その恩恵を受けるのは大手だけ。
AV女優って稼げると思っていませんでしたか?
今はDMMが業界をほぼ独占しているので、
言い値で受けるしかない。
たったそれだけ!?という低い報酬。
(どこの業界もそうですが、
大手が中小を食いつぶしていきますね。
大手
母の支配から自由になりたい -「私」を取り戻すための10のステップ-グラハム子2023年佼成出版社№726
著者の母親は40歳で出産。
一人っ子の著者を愛するあまり、
無自覚に支配していた。
進路、二重に整形、習い事、部活、就職、生き方。
人生のほとんどを母親が決めてきた。
学生時代に、もしかしてうちのお母さんはおかしいの?と
疑問がわくまでは、どこの家庭もそうだと思っていた。
大学進学で実家を出てからも、
母親からの見えない呪縛に苦しむ。
就職も、世間体が良く、
お母さんが喜んでくれそうな教職へ。
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。辻村深月2012年講談社№719
女性同士の、嫉妬、マウント、
羨望、意地、陰口など
表現が大げさすぎる感はあるけれど
ありありと見せつけられる小説です。
色んな角度から、立場から、
女性がたくさん関わってくる。
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誰が見ても、怖いくらい仲良し母娘。
その娘チエミが母を殺害、逃走。
それは何故?
私が今の通勤ルートになって8年。
毎朝すれ違う、母娘がいます。
娘さんはもう高校生で
母のお酒をやめさせたい 三森みさ2022年KADOKAWA№670
お酒を飲んでいないお母さんは優しい。
だけど、お酒を飲んでいるお母さんと
一緒にいると、いつも苦しくなる
依存性の本人も、家族も苦しい。
それが子どもだと、依存症がいる家庭が
当たり前の世界なので、
おかしいと気づくことさえない。
この作品は子どもからの目線で
描かれているものが多い。
子どもたちの苦しみは表にでてこないから。
助けも支援も受けられないまま大人になる。
親の問題は子どもがどれだけ
わたしたちに翼はいらない 寺地はるな2023年新潮社№668
「生きる」ために必要な、
救済と再生をもたらすまでのサスペンス。
同じ地域に生まれ育ち、一見、普通の生活をしている3人。
複雑な心理描写が上手です。
どこにでもありそうな人間関係。
外側からではわからない、それぞれの秘めた事情。
いじめられた側は何年経っても忘れない。
「あいつを殺してから死のう。」
そう思ったところから始まる物語。
読んで頂きありがとうございます。
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宗教2世サバイバルガイド -ぼくたちが自分の人生を生きるためにできること-正木伸城2023年ダイヤモンド社№661
「自立」とは「依存先を増やしていくこと」
人・本・旅を通じて様々な価値観に触れる。
そして自分が安心出来る居場所を増やしていく。
私が著者の正木伸城さんを見つけたのはTwitter。
「何この名前?100%学会員やん」
よく読むと、なんと正木さんの息子さん!
正木さんは創価学会の№2
誰もが知る大幹部の息子さんです。
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創価学園に中学・高校・大学
「神様」のいる家で育ちました -宗教2世な私たち-菊池真理子2022年文藝春秋№614
宗教2世として、生まれ育った子どもたち。
宗教ありきの生活が当たり前と思って育つ。
成長と共に、学校、社会と出ていく中で、
あれ?と思うことが多々出てくる。
本書は7人の宗教2世たちが育ってきた家庭を描く
ノンフィクションコミック。
同じく、宗教2世の私には
「わかる、わかる」が満載でした。
他宗教は邪教。
正しいのは自分たちだけ。
信じてない人は地獄に堕ちる。
素晴らしい教えで救ってあげよう