69 窪美澄『夜に星を放つ』 ずっと気になっていた直木賞受賞作。コロナ禍を舞台にした作品も一部あって、その時期ならではの葛藤の共感もできた。5作品に共通しているのは、「大切な人を失った主人公がどう生きるか」。ほっこり温かい、けれど切ない穏やかな作品。