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主に読書記録、展覧会鑑賞記録、マラソン・ウルトラマラソン完走記録など。その他の興味分野は、ヴァイオリン、オーケストラ、ビーズ、観劇、ガレット・デ・ロワ、顔ハメ、乗り鉄など。

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  • 美術展鑑賞記録

    過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。

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このnoteについてなど(eneoの簡単な自己紹介とインデックス)

(2022年8月2日これを記す) noteを始めたのが2018年10月だったので、4年近くたちました。 昔はウェブ上のホームページで毎日日記を更新していて(ホームページビルダで書いていた)、その後SNSに移り(当初mixi、その後Facebook)、友達だけ公開で身近なことを書いているのですが、本の感想などは、友達以外にも読んでもらえるといいな、と思って、noteのサービスを使ってみることにしました。普通のブログと違って、画面がシンプルで、使い勝手もいいのですが、過去記事

    • COMICO ART MUSEUM YUFUIN

      福田平八郎展目当ての大分旅行、ついでに何を見ようかな、と試しに「隈研吾 大分」で検索したら、湯布院にCOMICO ART MUSEUM YUFUINという美術館があることを知る。COMICOってのは、コミックの縦読みをするアプリを作っている会社らしい。 湯布院温泉に泊まって、翌朝町中を散歩していたが、宿で配っている町内マップにも記載がないし、至近距離まで来てようやく看板が一つあったが、それ以外、全く案内も見当たらず。湯布院観光の目玉になっていない? 先週月曜日に行ったのだが、

      • 江國香織『川のある街』(毎日読書メモ(542))

        2月に出た江國香織の『川のある街』(朝日新聞出版)を読んだ。「小説トリッパー」に、2021年~2023年に発表された3つの中編小説をまとめた本。「川のある街」の情景を描く、という共通点はあるが、相互に連関はない3つの物語。 「川のある街」は小学生望子の視点で、両親の離婚で、母親の実家に近い、川の近くのマンションに引っ越してきてからの生活を振り返る。望子の耳に入ってくる、通りすがりの人の会話がそのまま文章に流れ込んでくるのが面白い。冒頭からこんな感じ。 こんな会話文で話が始

        • 没後50年 福田平八郎展@大分県立美術館

          大阪中之島美術館で2024/3/9-2024/5/6、大分県立美術館で2024/5/18-2024/7/15開催の「没後50年 福田平八郎」展を見に、大分までやってきたよ。生涯2度目の大分訪問が福田平八郎推し活とは。 平は本当は中のちょんちょんが八のように開いている字なのだが、「平」で書きます、ごめんなさい。 福田平八郎は、明治25(1892)年に生まれ、昭和49(1974)年に亡くなった、日本画家。日本画は、長く展示していると退色してしまうこともあり、殆どの作品が前期か後期

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          毎日読書メモ(541)なかなかまとめきれなかった感想文、走り書きで

          本を読むスピードと、感想文を書くスピードが合ってなくて、読み終わってかなり時間がたったのに感想をまとめられないでいた本がたまってしまったので、短くても控えとして簡単な感想を書いておこうかな、と。 吉川トリコ『余命一年、男をかう』(講談社文庫) 昨年、山本文緒『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』を読んだときに、文中に出てきた読書記録で気になって、割とすぐ読んだのに、うまくまとめられないまま、長い日がたって、単行本で読んだのに、文庫になってしまったよ。 長編小説な

          毎日読書メモ(541)なかなかまとめきれなかった感想文、走り書きで

          右手首骨折! 近況&毎日読書メモ(540)『あなたの燃える左手で』

          4月20日にランニング中に転倒して右手首を骨折した記録その11。 手術痕は少しずつつながってきた感じ。何故か一直線の傷の真ん中あたりがつながって細くなってきて、両端がまだ開いている感じ(特に手のひらに近い側の開きが大きい)。中でつまんである部分、まだ糸が溶けてくる気配はなく、片側5つずつ、10個のつままれた跡が盛り上がっていて、普段の生活の中で、この盛り上がっている部分が当たる感じでひりっと痛いことがある。それだけ普段のわたしの生活習慣が雑になってきているということか。 週

          右手首骨折! 近況&毎日読書メモ(540)『あなたの燃える左手で』

          中島京子『うらはぐさ風土記』(毎日読書メモ(539))

          中島京子の新刊、『うらはぐさ風土記』(集英社)を読む。2022年11月から2023年7月に「小説すばる」に連載されていて、2024年3月に単行本刊行。 うらはぐさは架空の地名だが、著者の母校である東京女子大学がある西荻窪近辺をイメージして書かれているそうだ。 うらはぐさ、は風致草とも呼ばれる、イネ科の植物。 古くからある地名だが、この植物の花言葉は「未来」。 そして、タイトルの「風土記」は井伏鱒二の『荻窪風土記』をイメージしている。主人公田ノ岡沙希が、アメリカから30年ぶ

          中島京子『うらはぐさ風土記』(毎日読書メモ(539))

          米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(毎日読書メモ(538))

          米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(創元推理文庫)、発売前から楽しみに待ち、復習しなくちゃ、と『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件』(上)(下)『巴里マカロンの謎』と、ゴールデンウィークに一気読み。 『春期限定いちごタルト事件』2004年8月に刊行されたが、わたしが読んだのは2011年3月。当時書いた短いメモ。 『夏期限定トロピカルパフェ事件』2006年4月刊行。わたしが読んだのは2011年6月。当時書いた読書メモ。 『

          米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(毎日読書メモ(538))

          青山悟 刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか(目黒区美術館)

          先週行って、大変感銘を受けて是非紹介したいと思っていたのに、時間がたってしまった! 目黒区美術館で開催中の「青山悟 刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか」展、2024/4/20-2024/6/9、あと1週間で終わってしまう! 展覧会にあわせて、図録も一般書として刊行されている。展示作品以外にも紹介されている作品あり。 展覧会のメインは2階会場だったが、入ってすぐに、目黒区内在住の青山が、目黒区立の小学校でアウトリーチ活動をした成果としての合作作品が展示されていて

          青山悟 刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか(目黒区美術館)

          恩田陸『夜明けの花園』(毎日読書メモ(537))

          恩田陸続く。 今年の1月に刊行された『夜明けの花園』(講談社)、水野理瀬シリーズ最新刊だが、2022年に雑誌に発表された「絵のない絵本」(学園を出たあとの理瀬が、ヨーロッパ方面のリゾート地で思いがけない事件に巻き込まれる) 2023年に雑誌発表された「月蝕」(学園を出る直前の聖が思い出話と暗殺への不安を並行して語る、過去のおさらい的物語)、書下ろしの「丘をゆく船」(聖のひとり語りにも出てきた、黎二と麗子の、心を通わせるきっかけとなるエピソード)を後半に置き、前半の「水晶の夜、

          恩田陸『夜明けの花園』(毎日読書メモ(537))

          春のみみずく朗読会、雑誌掲載(「新潮」2024年6月号)(毎日読書メモ(536))

          2024年3月1日、早稲田大学大隈記念講堂で開催された、「早稲田大学国際文学館主催 村上春樹ライブラリー募金イベント Authors Alive!~作家に会おう~特別編 『村上春樹×川上未映子 春のみみずく朗読会』に行ってきた、その時の記録が雑誌に掲載された。 「新潮」2024年6月号、創刊120周年記念号でもあり、川端康成文学賞発表業でもあり、そこに「春のみみずく朗読会」特集をつけ、当日読まれた村上春樹「夏帆」と川上未映子「わたしたちのドア」を収録した大盤振る舞い、各地で

          春のみみずく朗読会、雑誌掲載(「新潮」2024年6月号)(毎日読書メモ(536))

          恩田陸『spring』(毎日読書メモ(535))

          4月に刊行された恩田陸『spring』(筑摩書房)を読んだ。雑誌「ちくま」に2020年から2023年にかけて連載されていたバレエ小説。 バレエ。その鋭さ、その華やかさ、その躍動感、それをどう言語化するのか。その試みは、かつてピアノコンクールの情景を言語化してみせた『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)に通ずるものがある。というか、先行する『蜜蜂と遠雷』を意識せずには読めない。それがこの小説にとって幸福だったのか不幸だったのか、わたしにはよくわからない。 主人公、萬春。バレエを踊ること、

          恩田陸『spring』(毎日読書メモ(535))

          板倉鼎・須美子展(千葉市美術館)

          先日、千葉市美術館で「板倉鼎・須美子」展を見てきた。会期2024/4/6-2024/6/16。名前を知らない画家だったので、情報があまり入ってきていなかったのだが、チラシで作品を幾つか見て驚いた。不思議な風合いで、鮮やかな色を多用した明るい絵。見に行かなくては!、と時間を作って行ってみたら、予想以上によかった。 そして、感想書かなくちゃ、と思っていたら、昨日の朝日新聞の書評欄に、山内マリコさんが、『板倉鼎を知っていますか エコール・ド・パリの日本人画家たち』(水谷嘉弘著 コー

          板倉鼎・須美子展(千葉市美術館)

          右手首骨折! そろそろ右手で何が出来るようになるかチャレンジ(4)

          4月20日にランニング中に転倒して右手首を骨折した記録その10。 怪我して1ヶ月がたちました。 トップ画像は記事とは関係ないけど、昨日見てきた青山悟展(別記事書いた→こちら)で見た、刺繍で描かれた四葉のクローバー。 手術をした病院で、術後2週間目の検診でギプスも傷カバーしていたテープもはがし、そろそろと右手を使う訓練を始めてまた2週間目に検診。レントゲン撮って、骨は少しずつ形成されつつあるのを確認。 しかし、おっかなびっくり右手を使っていたので、右手首の可動域が増えていない

          右手首骨折! そろそろ右手で何が出来るようになるかチャレンジ(4)

          宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』(毎日読書メモ(534))

          複数の紹介記事で見かけて心惹かれた、宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』(朝日新聞出版)を読んだ。予想以上に、物語に心を残してしまう、これまで読んだどんな物語とも似ていない、不思議な物語だった。それは近代史のおさらいでもあり、先進IT国家となったエストニアの生存戦略のガイドブックでもあり、犯罪のないミステリでもあり、青春小説でもあった。 印象の淡い表紙(金子幸代装画)は、物語の中盤まで来た時に、一旦小休止で本を閉じた際に、わたしの心に迫ってきた。物語の重要な構成要素の2人の

          宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』(毎日読書メモ(534))

          右手首骨折! そろそろ右手で何が出来るようになるかチャレンジ(3)

          4月20日にランニング中に転倒して右手首を骨折した記録その9。 今日も特に骨折関連の写真はないので、出勤途上に見た薔薇。 右手で出来ることが増えてきて、逆にヤバい気分がしてきている。字を書いたり、鋏を使ったりするの、つい右手を頼ってしまう。人に渡すメモとかは、左手で書いたのは見苦しすぎて、右手で書いてしまう。反省して(?)自分の手帳は左手で書いてみたり。 鋏もすぱっと切れやすいものは左手を使うようにしているが、ちょっと柔らかいものとかは右手でないと切れない。手首の機嫌を伺

          右手首骨折! そろそろ右手で何が出来るようになるかチャレンジ(3)