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美術展鑑賞記録

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過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。
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記事一覧

オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期(麻布台ヒルズギャラリー)

オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期(麻布台ヒルズギャラリー)

麻布台ヒルズギャラリー開館記念展:オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期(2023/11/24-2024/3/31)にようやく行ってきた。オープン直後の麻布台ヒルズに行くのが気ぶっせいだったので、ちょっと落ち着いてから、と思って、1月くらいにチケット予約サイトに行き、《終わりなき研究》体験付チケットを購入。
(一般チケット1800円、体験付きチケット2800円)

オラファー

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村上隆 もののけ京都(京都市京セラ美術館)

村上隆 もののけ京都(京都市京セラ美術館)

「村上隆 もののけ京都」展は、2024年2月3日~9月1日、京都市京セラ美術館新館 東山キューブにて開催。
京都マラソンに行くので、これは絶対見てこなくては、と、あらかじめ電子チケット購入。特に日時指定はないが、そこそこの混雑。会期後半はかなり混む可能性があるかも。京セラ美術館は、京都マラソンエキスポ会場のみやこめっせの隣で、ゼッケンを受け取ってから美術館へ。
本館を通り抜けるところに巨大な阿吽像

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マリー・ローランサン-時代をうつす眼(アーティゾン美術館)

マリー・ローランサン-時代をうつす眼(アーティゾン美術館)

子どもの頃からローランサンが好き。松谷みよ子の短編にローランサンへの言及があったのを読んだときから、憧れ、見られる機会があれば見に行き、マリー・ローランサン美術館は、蓼科にあった頃にも何回か行き、ホテルニューオータニ内にあったときも行った。今も、マリー・ローランサン美術館収蔵の作品が結構あるので、またどこかにハードが出来ることを心から願っている。
アーティゾン美術館で開催中の「マリー・ローランサン

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青木野枝展 光の柱(市原湖畔美術館)

青木野枝展 光の柱(市原湖畔美術館)

千葉県市原市、高滝湖畔にある、市原湖畔美術館で開催中の「光の柱 青木野枝」展を見てきた。2023/10/17-2024/1/14 来週で終わってしまうが、見に行けて本当によかった。
2022年に瀬戸内国際芸術祭に行ったときに、豊島で「空の粒子」を見て、その翌日、小豆島で「空の玉」を見たのだが、この、「空の玉」にとにかく圧倒された。寒霞渓という、島の中心部の高台で、斜面から下界を臨める場所に、鉄の輪

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ゴッホと静物画 伝統から革新へ(SOMPO美術館)

ゴッホと静物画 伝統から革新へ(SOMPO美術館)

SOMPO美術館に、「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」展を見にいってきた。会期2023/10/17-2024/1/21、あと2週間。日時指定券の予約を推奨されるが、本日でも、当日券の購入は可能だった。来週以降の週末は、予約分だけでいっぱいいっぱいかも。
SOMPO美術館収蔵の「ひまわり」に、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館収蔵の「アイリス」をツートップとしてあしらい、花の絵を中心に、静物画だけ

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テオ・ヤンセン展@千葉県立美術館

テオ・ヤンセン展@千葉県立美術館

千葉県立美術館で開催されているテオ・ヤンセン展に行って来た。千葉県誕生150周年記念 オランダ文化交流事業、という謎の能書きだが、テオ・ヤンセンの作品が見られるのは嬉しい。
会期2023/10/27-2024/1/21 入場料大人1000円は良心的。
わたし自身は2010-2011年の科学未来館の展覧会、2019年の札幌芸術の森での展覧会に続く3回目のテオ・ヤンセン。現在も製作を続けている現役のア

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皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび 受け継ぐ美」

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび 受け継ぐ美」

11月10日(金)、昼間の時間帯のコンサートに行く予定があったので、休暇をとって、ついでに、前週に開館した皇居三の丸尚蔵館の開館記念展、「皇室のみやび 受け継ぐ美」を見に行ってきた。
三の丸尚蔵館は平成5年11月に開館。建物は小さいが、入場無料で、皇居東御苑を散歩したついでなどにふらっと立ち寄って、いいものを見せてもらえる、会いに行ける財宝、って感じの施設だった。一度に見られる作品はせいぜい30点

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デイヴィッド・ホックニー展@東京都現代美術館

デイヴィッド・ホックニー展@東京都現代美術館

気付いたら、会期終了2週間前! 慌てて東京都現代美術館へ、デイヴィッド・ホックニー展を見に行ってきた。7月15日~11月5日。巡回なし。長くやっていたので、油断していた。
紙チケットを貰って、手帖に貼っておくのが好きなので、窓口で買おうと思ったらチケット売り場長蛇の列だった。並ばないで、その場でe-tixのオンラインチケットを買った。前にも現代美術館のチケット売り場ですごく並んだ記憶があるので、有

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キボリノコンノ展@大丸東京店

キボリノコンノ展@大丸東京店

大丸東京店11階特設会場で開催中の「キボリノコンノ」展に行って来た。
2023年10月12日~24日。その後、大丸梅田店への巡回あり。
(本文後半に追記あり:2023/10/18)

ローチケの案内メールでお勧めされて名前を知ったのだが、木彫作品がインスタでバズって、今年専業作家になったばかりのクリエーターらしい。今日はサイン会があったようで、夕方行ったらまだご本人がいらして、気さくに撮影に応じた

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江戸東京たてもの園「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」展

江戸東京たてもの園「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」展

小金井公園の中にある、江戸東京たてもの園(江戸東京博物館の別館)で、「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」展という展示をしている、と知り合いのFacebookの投稿で知る。2023年3月11日~8月20日、8月に入ってから知ったので、自分の予定と照らし合わせていて、会期末ぎりぎりの8月19日(土)に駆け込みで観覧。ばたばただったが、行ってよかった。

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団

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new born荒井良二 いつもしらないところへたびするきぶんだった(横須賀美術館)

new born荒井良二 いつもしらないところへたびするきぶんだった(横須賀美術館)

夏休み。横須賀美術館へ、「new born荒井良二 いつもしらないところへたびするきぶんだった」展を見に行く。2023/7/1-2023/9/3。

荒井良二。アーティスト。絵本作家?(とWikipediaには書いてある) 
1990年から絵本の出版が始まり、30点以上の作品を上梓。ライブペインティングやワークショップ等も行い、音楽活動も行っている。2005年に日本人として初めてアストリッド・リン

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テート美術館展 光/世界巡回展 - ターナー、印象派から現代へ

テート美術館展 光/世界巡回展 - ターナー、印象派から現代へ

国立新美術館で開催中の「テート美術館展 光/世界巡回展 - ターナー、印象派から現代へ」展に行ってきた。2023/7/12-2023/10/2 国立新美術館、その後2023/10/26-2024/1/14 大阪中之島美術館に巡回。
国立新美術館は火曜定休なので、今日月曜は開館しており、先入観で月曜を避ける人が多いから、比較的月曜は空いているかも、と思って行ってみたが、それなりに混雑(まず館外の入場

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「染織図案とあかね會」@丸紅ギャラリー

「染織図案とあかね會」@丸紅ギャラリー

竹橋、丸紅ギャラリーで開催されていた「染織図案とあかね會」展、7月31日が最終日で、その最終日に慌てて見に行ってきた。丸紅ギャラリーはそんなに広くないので、職場の昼休みに見に行っても余裕。しかしこんなに手軽なら、展示総とっかえだった前期の展示も見に行っておきたかったね、と後悔ばかり。
元々、呉服の卸しをやっていた丸紅が、芸術家たちに依頼して様々な意匠の着物をつくっていたことに感嘆する。
着物も展示

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三沢厚彦ANIMALS Multi-Dimensions展(千葉市美術館)

三沢厚彦ANIMALS Multi-Dimensions展(千葉市美術館)

三沢厚彦ANIMALS Multi-Dimensions展を見てきた。
千葉市美術館で2023/6/10-2023/9/10開催。入場料1200円は最近の美術展入場料金としては良心的な安さ! 残念ながら(?)あまり混んでいないので、それぞれの作品を360度ぐるっと回って色んな角度から鑑賞。
最初は屋外に置いてあるライオンから鑑賞。
(これは木彫作品をシリコンで型をとり、ブロンズを流し込んでから着色

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